よくHDDで転送速度が取り上げられるね。これは主にインターフェイスの違いを指している。
大きく二つに分類すると
IDEと
SCSIタイプになる
IDE
CPU転送 データが一度CPUに読み込まれその後メモリに読み込まれ処理される
別名PIO転送
DMA転送 バスマスタ転送ともいう。CPU転送と明らかに有利なことはデータ転送中のCPU負担が低減される
CPU負担はバスマスタ転送(DMA)で30%前後に対しCPU転送では何と90%近くにものぼる。
そして
最近の主流はUltraATA(DMA)と言われる方式で
最大転送33.3M/秒にも達する。
最新テクノロジー
99年から今主流のUltraATA33からUltraATA66に世代交代
00年の世紀末は
UltraATA100に世代交代へ
QuantumとIntelが開発した最大転送レート66MB/sのIDE/ATAの新規格を発表
接続には従来の40ラインにプラス40ライン追加した80ピンコンダクトケーブルを使用。
高速なデータ転送はもちろんだが、転送データの信頼性(ノイズ影響)も考慮している。
接続コネクタは従来の40ピンプラグ対応で、ケーブルが80ラインとなっている。
今までと完全な互換性があり、仮に
UltraATA66のHDDを購入しインターフェイスがUltraATA33でも
33の転送モードで使用できる。ただし66としての効果は発揮できません。
各社徐々にUltraATA66規格のHDDを発表しています。
最新ではUltraATA100規格のHDDを発表し話題となっています。
しかしHDD自体の転送速度は未だに40Mバイト/秒のためUltraATA66規格でも充分です。
E−IDE仕様の転送方式と最大転送レート
| PIO | マルチワードDMA | UltraATA(DMA) |
モード0 | 3.33Mバイト/秒 | 4.17Mバイト/秒 | 16.6Mバイト/秒 |
モード1 | 5.22Mバイト/秒 | 13.3Mバイト/秒 | 25Mバイト/秒 |
モード2 | 8.33Mバイト/秒 | 16.6Mバイト/秒 | 33.3Mバイト/秒 |
モード3 | 11.1Mバイト/秒 | | 66.6Mバイト/秒 |
モード4 | 16.6Mバイト/秒 |
| 100Mバイト/秒 |
E−IDEのメリットはコストが安上がりで通常はこの方式で増設も行うよ!。
最近のパソコンはすべてに対応していますが、しかしPC9800シリーズはPIOモード2までしか対応していません。
98独自のインターフェイス仕様の為です。
新しいほう(1997年以降だと思う)のPC-98だと何とかPIOモード3まで対応しています。HDBENCHでも3500〜4000近い数字CPUへの負担が少なく、又増設に有利なインターフェイス方式です。
CPU負担は10%以下でCD−ROMのビデオ再生でもコマ落ちがありません。
当然HDDへの転送効率は優秀です。
E−IDEでは2台まで、SCSIでは7台(15)まで繋げられます。
SCSI規格にはSCSI−1/SCSI−2/SCSI−3/があるんだよ。
最新テクノロジー
SCSI規格も今年新しい転送方式が出る
現行のUltraSCSIやUltraWideSCSI規格に対し下位互換性を持つ
Ultra160/mSCSI規格の登場である。実際の製品実用化は99年中期頃からで、最初サーバー用に採用される予定。
00年の今では一般PCにも別ボード購入すれば
Ultra160SCSIが接続出来ます。
SCSI仕様の転送方式と最大転送レート
|
SCSI−1
|
SCSI−2
FastSCSI |
SCSI−2
WideSCSI |
SCSI−3
UltraSCSI |
SCSI−3
UltraWideSCSI |
SCSI−3
Ultra2SCSI
Ultra160SCSI |
データバス幅 | 8ビット | 8ビット | 16ビット | 8ビット | 16ビット |
|
転送速度 | 5Mバイト/秒 | 10Mバイト/秒 | 20Mバイト/秒 | 20Mバイト/秒 | 40Mバイト/秒 |
80Mバイト/秒
160Mバイト/秒 |
同期周波数 | 5MHz | 10MHz | 10MHz | 20MHz | 20MHz |
|
最大接続機数 | 7台 | 7台 | 15台 | 7台 | 8台 | 15台/15台 |
SCSIバス最大長 | 6m | 3m | 3m | 1.5m | 1.5m | 12m/12m |
主な接続機種はHDD、CD−ROM、PDドライブ、MOドライブ、CD−R、CD−RW、スキャナ、ZIP、DVD−ROM
あとはHDD自体のキャッシュ容量、これはね!物理的なアクセスより遙かに高速である
主流のHDDで128KB〜256KBで最新HDDでは512KB〜2MBとなっているよ。
SCSIの最新高速タイプではなんと4MBもあります。
アクセス速度に影響があるんだよー。
今年度からの新規格HDDではなんとキャッシュ容量2MBという容量も出現している。
この次はチッとむずかしいのだ!
FDISK(領域確保)とフォーマット(初期化)
