♪Column - 極私的JAZZCD評 トロンボーン、早島大祐によるジャズCD評。

第16回(2004.9.4) - ジョージ川口 "Big 4" (TBM 1976年)

 

ドナルド・ハリソンがカーター、コブハムと組んだ最新作”HEROES”(nagelhayer 04年)は演奏が予定調和すぎて超×だった。カーター、コブハムといった「ジャズ・セレブ」の金満(=悪い意味の余裕)オーラの悪影響をもろうけた感じでがっくり…。

そもそもなぜハリソンを購入したかというと、再発された『ジョージ川口プレイズハンコック』(king 87年)にテレンス・ブランチャードと共に客演していて「アイオブハリケーン」で格好いいプレイを聴かせてくれたから。このアルバムのリーダー、ジョージ川口については例のどかどかドラムソロの印象しかなかったけど、バッキングにまわったら、パーカッシブなプレイをしていて新鮮。こういうバッキングは最近ではレオン・パーカー(ds)の演奏でしかきけないので、<ジョージ→パーカー>というラインで彼を再評価したい。

そしてさらに格好いいのがこのアルバム。@「インベーダーセブン」は多分当時大流行したインベーダーゲームをモチーフにした70年代らしいジャズ。B「マンデイサンバ」はスリーピー松本のカークばりのフルートが秀逸。書きながらきいてて思ったけど市川秀男のピアノもスタイリッシュで文句の付けどころがありません。これで日本ジャズの奥深さを知りました。

 

 

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