♪Column - 極私的JAZZCD評 トロンボーン、早島大祐によるジャズCD評。
第11回(2004.7.27) - DON ELLIS "ELECTRICK BATH" (COLUMBIA/LEGACY、1967年)
ドンエリスは変拍子の曲をやるフルバンを率いていた人。そのために長く「実験的・野心的サウンド」 と評されていたが、いくらなんでも、21世紀にもなって、4拍子ではない=「実験的云々」との評価は形式的にすぎますわ。実は日本人が一番よく知ってそうなジャズの曲は4分の5拍子の「テイクファイブ」だったりもするし(笑)。実は彼のバンドはスイングの固まり。非4拍子だから民俗音楽の香りもして、4ビートとかに飽きた時の格好の気付け薬にもなります。ちなみにジャケに貼り付けてあるPOPには「ドンエリスが唯一4拍子で演った曲は『テイクファイブ』らしいぞ!」と英語で書いてある。こういういかにもアメリカらしいほら話も好き。
1.Indian Lady 2.Alone 3.Turkish Bath 4.Open Beauty 5.New Horizons 6.Turkish Bath [Single Version][*] 7.Indian Lady [Single Version][*]
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