♪Column - 極私的JAZZCD評 トロンボーン、早島大祐によるジャズCD評。

第5回(2004.6.12) - SONNY STITT "PEN OF QUINCY"(ROULETTE、1955年)

「ウィー・アー・ザ・ワールド」というオールスター企画でマイケルジャクソンやシンディーローパーをアゴで使っていた大物プロデューサー、クインシー・ジョーンズも、若い頃は、ベイシーサウンド好きの一介のトランペッターに過ぎなかった。彼のアイドルは頭が三角形(笑)のジョー・ニューマン。意外というか何とも渋い!。このフルバンでもモダンベイシーのtpセクションを借りて、当時の彼のベイシーバンドへの心酔ぶりがよくうかがえます。これが何よりもはっきりと現れているのが「ミスター・リズム」ことFグリーンの参加。抑制されたバンドアレンジと静かにスタンダードを奏うスティットの後ろで、グリーンのギターがぺんぺんと気持ちよくきこえてきます。これもクインシーの思惑通りか、スタイルの異なるスティットとグリーンの共演は、何とも言えない気持ちよいサウンドを生みだしてます。まだスイングとビバップが混在していた55年という時代がよく現れているというべきでしょうか。これは意外にも(?)サックスのアルバムならなんでも聴く藤渓さんから教えてもらいました。

1 マイ・ファニー・バレンタイン
2 ソニーズ・バニー
3 降っても晴れても
4 ラブ・ウォークト・イン
5 イフ・ユー・クッド・シー・ミー・ナウ
6 クインス
7 スターダスト
8 ラバー

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