♪Column - 極私的JAZZCD評 トロンボーン、早島大祐によるジャズCD評。

第4回(2004.6.12) - JIMMY COBB ”COBB'S GROOVE”(MILESTONE、2003年)

 

Sorry No Image

 

常磐新平の新刊『ニューヨークの古本屋』(白水社)が面白い。単なる古本屋巡りの話でなく、彼の「火宅の人」ぶりや、細かい愚痴とかが行間に忍ばせてあって、ヘミングウェイの『移動祝祭日』みたいな名エッセイになる予感が(ちなみに著名な翻訳家なのに英語がはなせないらしい!、本当?)。さておき私も去年にはじめてNYに行ってきましたが、そこでせっせと通ったのは古書店でなくもちろんジャズライブ。03年正月3日に行った「スモーク」で演奏してたのが、ここに登場するエリック・アレキサンダーとJウェバーで、御大コブも一曲に飛び入りして、なんともNYだな〜と思ったシーンだった。で、この録音は我々がNYから帰りの機上の時(5日?)に録音されたものでその意味でも印象深いんですわ。「スモーク」の門番はいかつかったなあ、とかそういう諸々も含めた記憶もあって、聴く度にNYを思い出させてくれるアルバムです。

1.Cobb's Groove
2.I Miss You, My Love
3.Willow Tree
4.Sweet and Lovely
5.Jet Stream
6.Moment to Moment
7.Minor Changes
8.Bobblehead
9.Simone

→Indexに戻る