(C)Tactics


ONE 〜輝く季節へ〜
1998年Tactics発売
評価:[B-3A-A-3A]

98年、最もPC業界で話題になった作品のひとつ。基本的には、それまでのマルチエンディングAVGとかわりはない。初回特典には時計がついていたが不評。某作品と同じく、テキストベースで音声はない。1999年4月には、PS版でも発売(題名は「輝く季節へ」)。ただし、発売元は違う。実質、これを作った人達は、ほとんど別会社(key)に移っている。ただし、別にPS版をkeyが出したわけではない。Tacticsは、この前の作品でMOONというのがある。ONEはまた、小説化もされており、詳しくは感想で述べよう。


感想

先にも書いた通り、98年非常に話題になった作品で、それに恥じないすばらしい作品である。某東鳩のパクリだといわれたこともあったが、なかなかどうして、それをものともしないすばらしさがこの作品にはある。その独特の世界観、ラスト付近の展開には、ついて行けない人もいるかもしれないが、この展開があるからこそ異彩を放つのであって、この空白はヒロインにとって非常に大きなものとなっているのだ。個人的には、どのヒロインシナリオも、東鳩のマルチシナリオクラスはあると思う。普通、この手のゲームは誰かしら性に合わないヒロインがいるものだが、このゲームは私にしては珍しく、完全攻略しよう!、というか、全部のシナリオを見たい!と思った作品である。私的には、瑞佳、茜、みさきシナリオがお気に入りである(全部小説化されたものだな、よく見ると)。
また、このゲームのすばらしさは音楽にもある。この音楽の担当は、結構有名らしくて(私も友人から教えてもらった)、たしかに、すばらしいものがある。東鳩のようにOP、EDの歌がついているわけではないが(PS版はしらない)、ラストのED曲「輝く季節へ」には、そのストーリーとあいまって、泣かされるほどだ。
・情報・
PS版は時間とお金の都合からやっていないが、ヒロインが追加されているらしい。ただ、移植元が、Tacticsではないので、どうなっているかはわからないが、それなりにいけるらしい。
小説版は、書いたように3巻出ており、それぞれ、瑞佳、茜、みさきのお話(この順番)である。発売元はムービックで新書です。基本的にはゲームの通りで、若干の解釈の違いなどはあるんですが、ゲームの小説化としては、かなりすばらしいものになってます。ただ、この手の本はなかなか普通の本屋には置いていないので、大きな本屋か、コミック・ゲーム系の本屋にいくか、注文したほうがいいでしょう(通販もやっているみたいです)。3巻が最近発売された(1999/4/28現在)ので、他のも同時に売っているかもしれませんが。ちなみにISBN番号を書いておくと、1巻:ISBN4-89601-388-3、2巻:ISBN4-89601-420-0、3巻:ISBN4-89601-434-0です。

さて、このゲーム、PC(WIN)またはPSを持っている人にはぜひともやってほしい。少なくとも、私の中ではBEST3には入るぐらいですから。絶対泣けます。(BEST3のほかの2つはまだここには書いてませんが、いつか書きます。というかもうすぐ1つ書きます。ばればれだし)(←1999/4/28の話)


攻略

とくに攻略を書くほど難しくはないと思う。所詮選択肢を選ぶだけだし、それもそれほど難しいわけではなく、基本的には目的の娘に集中して、他は無視ぐらいがちょうどいい。少し注意しないといけないのは、まず、瑞佳。彼女には告白後ぐらいから冷たくしましょう。正月あたりで何も起こらなければだめです。また、次に注意は、七瀬。彼女は唯一、テストが関係してくるので答えを書いておくと、問2,5,7,10は七瀬に、他は主人公がとくと良い。また彼女は最後の選択(放課後)で、BADENDのほうにもCGがあるので、すべて回収するには、こちらにもいかないとだめ。あとの娘は多分大丈夫でしょう。


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