LUNAR


LUNAR〜SILVER STAR STORY〜
1992年GAME ARTS(初出)
LUNAR2〜ETERNAL BLUE〜
1994年GAME ARTS(初出)

原作:重馬 敬
評価:[B-A-A-A]

かつて、メガドライブ(メガCDだっけ?)で絶大な人気を誇ったRPG。そのため、サターンやPSにも移植がされている。いわゆる、ファンタジー系の世界(剣と魔法)。システムはオーソドックスなレベルアップ型のRPGだが、そのシナリオの良さに引かれた人が多いようだ。小説も出ているが、LUNAR2は完結しているが、LUNAR1は今だ完結していない(書いている人は別。1999.5.24現在)。おいおい、出るのか4巻(笑)


感想

(コンピューターRPGとしては)非常にオーソドックスなシステムを使っているため、また、うわさ通りのすばらしいシナリオのため、非常に完成度の高いものとなっているといえる。シナリオを楽しむRPG好きな人にはうってつけの作品であるといえる(私もその1人)。私がやったのは1-PS版、2-サターン版なので、それを元にしてそれぞれの感想を書いていくことにする。

・LUNAR1(PS版)・
非常によくできたシナリオ。どこでもセーブができる(これはLUNAR2もいっしょ)ので、それほど難しくない。ちゃんとレベルアップさえさせておけば、とくに詰まることなく行けるのだが、敵がフィールドに見えているこのゲームでは、ある程度よけることが可能。そうすると、レベルが足りず玉砕する。そういう意味では、多少レベルアップがわずらわしい。あと、これはPS全般に言えることだが、セーブが遅い。などの多少の不満があるが、シナリオ自身は非常に満足のいくもの。ムービーシーンもたくさんあり、それなりに楽しめる。私が好きなシーンは、ヴェーン対機械城。魔法皇帝ばんざ〜い(笑)。

・LUNAR2(SS版)・
LUNAR1をはるかに超えた(と私は思う)シナリオ。個人的には、LUNAR1はやらなくても、これはやってほしいと思うぐらい。ただ、世界がLUNAR1から未来の時の話しなので、LUNAR1をやっていたほうがはるかに楽しめると思う。基本システムは変わっておらず、ちょっと物足りなさがあるが、それなりに完成されたシステムだし、世界が変わったわけではないので仕方がない。とにかくそのシナリオ、そしてエンディングは感動間違いなし。いろいろとやっていると不満も出てくるが、このエンディングですべて解消(笑)。個人的にはRPGとしては1、2位を争うぐらいのシナリオです。ルーシアは最高〜(笑)

どちらの作品も、非常にすばらしいシナリオだが、共に共通して言えることは、システム的にはあまりこっていないので、そこいらへんにこだわる人にはあまりおすすめではない。
先にも書いた通り、共に小説化されているが、原作者本人が書いているLUNAR1は完結するのか(笑)。また、漫画化もされている(サイドストーリー含む)。本編漫画化としては、LUNAR2は角川(ASUKA COMIC)から出ているが、LUNAR1は未確認(僕が知らないだけかな)。また、LUNAR1はOVA化もされているが、私自身見たことないので何とも言えない。とにかく、かなり前の作品なのに、これだけ移植されているのは人気の表れか。名作中の名作といえる。


攻略

とくに攻略はない。先にも書いた通り、大して仕掛けもないし、十分にレベルを上げておけば、大体いけると思われる。敵キャラの弱点をつくことをしないとちょっとつらいかもしれない。また、敵によって攻撃方法が数種類あり、攻撃前のしぐさで判別できるので、強力な攻撃をするやつを先に倒すようにすると楽。ボスも同じなので、敵の攻撃を考えて対策を練ると楽。まあ、力押しでもだいたい何とかなる。ラスボスは結構強いので、竜魔法をうまく活用しないとしんどい(というか、竜魔法はこのときぐらいか)。
まあ、そんなわけで、RPGとしては難易度は大して高くないので、何とかなるでしょう。
LUNAR2はエンディングのあとに新エンディングがあるので注意しましょう(笑)。まあ、気付かないことはないと思うが。


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