| BITTERSWEET FOOLS |
|---|
| BITTERSWEET FOOLS | |
|
2001年8月31日 minori発売 評価:[C-2A-2A-B] ・・・フィレンツェという街を舞台として。 <動作環境&情報> OS: Windows95/98/Me/2000 CPU: Pen 133MHz/Cel 300MHz メモリ: 64/128MB ビデオ: 800×600×16bit 音源: CD-DA/PCM、ボイス無 HDD: 500MB DirectX: 無使用 シナリオ: 古我 望 原画: 相田 裕 |
![]() |
| コメント | |
| システム:C | |
|
基本システムはAVGで、ほかの一般的なAVGと基本的には変わりません。バックログや既読スキップ等もついています。 なので特に差し障りもなく快適に・・・といいたいところですが、残念ながらかなりバグがあります。 特に私の環境では、CD-DAでのBGMの再生がうまくできず、さらにフルスクリーンにした時にセーブ等のシステム画面が画面の中央にこないなどの現象も起きています。 ほかにもいろいろ問題があり、現在差分がVer1.05まででているのでこれからやろうと思う人はかならず差分を当てるようにしましょう。 まあ、ここら辺は新ブランドということで大目には見ますが、これからスキルアップしていってほしいですね。 |
|
| シナリオ:2A | |
|
フィレンツェを舞台に二人の少女を軸にした物語り。全20話で構成されており、途中の選択肢によってどの話に進むかが決定する。 なので、絶対に一回で全てを見るのは不可能。最低でも3回はやることが必要デス。 ただ、残念ながらマルチエンディングではないのでどの話をみようと最後はすべて同じになります。 で、肝心の内容ですが、フィレンツェという街の雰囲気がうまく描かれており、非常に雰囲気がでています。 キャラクタも生き生きしてますし、また、文章自体も非常に読みやすく、文章構成がうまいため、非常に惹きつけられるものがあります。 良くも悪くも小説的な感じになっていますね。 ただ、感動できるとか泣けるとかいった物ではないのでそういったものを期待している人はやめておいたほうがいいです。 本当は内容的には暗い話なんですけど、キャラクター達や作りが明るいためそんな感じもないですし、どっちかっていうとほんとに読んでて楽しめる作品だと思います。 ヒロインの一人、ティ関連では特にいうことはないです。私は非常に好きです、こういう話は。 ただ、もう一人レーニエについては、その正体などについて若干好き嫌いが分かれるかもしれませんね。 私は最初にやってすこしした時点でうすうす気づきましたけど、気づかずに最後までやると若干唐突な感じもしますし。 まあ、いすれにしても、話自体はおもしろいので、雰囲気や絵柄が気に入った人はやってみてもいいかと思います。 |
|
| ビジュアル:2A | |
|
これは結構好き嫌いの別れるかな〜という気がしますね。非常に独特の雰囲気をもった原画で、CGもそれにあわせたものになっています。 あまりアニメっぽくないほんわか〜とした感じでしょうか。個人的に原画書いている人は前々から好きな人の一人なので文句なしです。 背景もしっかり描かれているので好感がもてます。 立ち絵、一枚絵ともにめちゃめちゃ多い部類ではないです。というか少ないといえます。が、要所ではちゃんと描かれているので個人的にはそれほど気にならないかと。 まあ、欲を言えばもうちょっと欲しいですけどね(ぉ ただ、それを補って余りあるものがあります。それはOPムービー。これはマジで必見。 これほどのOPムービーはめったにお目にかかれません、ほんとに。初回版には高画質版のOPがはいったCD-ROMがつくので、ぜひそちらをお薦めします。 これだけでも力はいってるな〜ってのがよくわかります。 まあ、これも絵柄が気に入った人はぜひ、って感じですか。 |
|
| サウンド:B | |
|
OP、EDともにいい曲です。どちらも雰囲気がばっちり、曲もいいし、文句ありません。 一度聞けばかなり耳に残る曲です。とくに、OPはそのムービーと相まって一級品ですね。 ゲーム内BGMも悪くないです。雰囲気とかなりあってますしね。ただ残念ながら、微妙に場面とあってない時があります。 あと、システムでも述べたようにCD-DAの再生ができませんでした。 これはまあ、waveファイルが別途用意されているのでそれで回避できますが、容量余分に喰いますしね。 まあ、そうじてよかったと思います。OP、EDだけならAクラス十分ありますんで。 |
|
| 総合 | |
|
上の感想を読んでも分かるのですが、システム面の不具合さえなければかなり良い作品だと思います。 ほんと、システムバグが少し多いのが残念でなりませんね。 まあ、でも、雰囲気、絵柄等が気に入った人であれば、買って損はないかと思います。 惜しむらくは声があると嬉しかったんだけどなぁ(ぉ |
|
| 攻略とおまけ? | |
|
上に書いた通り、選択しだいでどの話に行くか(行かないか)決定されるのですが、これが結構ややこしいので、攻略を知りたい人はその手のwebページにいってください(投げやり・笑)。 いや、ほんとに結構ややこしいんです、これ。選択肢自体はそれほど多くないので(8話までの選択肢ですべて決定されます)、なんどかやり直したら大体大丈夫だと思うんですが、それでもなかなかいけない話数ってのが出てくると思いますんで。 実際自分でもどうやって行ったのか覚えていないのもあったりして(ぉ そんな訳で、ここでは各話のサブタイトル一覧だけ載せておきます。 ちなみに、1、2、5、9、15、18、19、20話はどの選択肢を選んでも必ず通るエピソードですので。 第1話:誰のものでもない猫 第2話:小鳥のみる夢 第3話:籠の中には 第4話:全世界がひとつの舞台、そして人間はみな役者にほかならぬ 第5話:黒兎 第6話:幕間劇、ずぶ濡れの雲雀 第7話:あるべきなのかしら? 第8話:空に響く願い人の詩 第9話:懐に御用心 第10話:サファイアブルーの幻想 第11話:地下水道の夢 第12話:傷痕の夢 第13話:普通の存在たち 第14話:殻を割るもの 第15話:私は私の好きな名前を呼ぶ 第16話:現実に眠る姫君たち 第17話:駆けていく兎 第18話:全ての者に降る雪 第19話:瞳から落ちるもの 第20話:グッバイ・イエスタディ |
|
|