Revised: 2023/01/14

2000年12月のオトモ
タイトル 著者/出版社 表紙カバー 備考
コインロッカー・ベイビーズ(下) 村上龍
講談社文庫
・・・僕的な村上龍はヒュウガ・ウィルスですかね・・・
スパイ失業 赤川次郎
ハルキ文庫
伊原ユリ。四十一歳、人材派遣会社勤務。実はとある小国・ポメラニア共和国のスパイでもあるが、ある日突然、共和国が消滅してしまった。
紫蘭の花嫁
乃南アサ
文春文庫
三田村夏樹。二十八歳。執拗に追ってくる男の影から逃げながらもなぜか花屋の店員として働くことに固執する女。
ひとり夢見る 赤川次郎
徳間文庫
浅倉ひとみ。十七歳、高校二年生。元映画女優・浅倉しのぶの娘。・・・ふと気付くとそこは18年前の映画撮影所で、母の主演する映画にスカウトされてしまった。
夏のレプリカ
森博嗣
講談社文庫
『眩い夏、不可解な誘拐事件、蘇る過去。事実は、偶数章だけで明かされる。』前作を含め帯に書かれていることにあまり意味はありません。帯だけ見ると問題編と解決編のようですが、そういう訳ではありません。
2000年11月のオトモ
タイトル 著者/出版社 表紙カバー 備考
幻惑の死と使途
森博嗣
講談社文庫
『天才マジシャン、死してなお奇跡を呼ぶ。事件は、奇数章だけで描かれる。』最初は帯の注釈に気付かなかったのですが、確かにこの本には奇数章しかありません。では偶数章はどこへいったかというと・・・
非武装地帯 赤川次郎
新潮文庫
浅川みどり。高校2年生。父が1500万円で手に入れた白亜の豪邸に今日、家族で引っ越してきた。でもそこは・・・
コインロッカー・ベイビーズ(上) 村上龍
講談社文庫
もっとバイオレンスなのかな?と思っていたのですが、上巻ではそれほどでもありません。下巻ではどーなるのでしょうか・・・
2000年10月のオトモ
タイトル 著者/出版社 表紙カバー 備考
バースデイ 鈴木光司
角川ホラー文庫
『リング』と『らせん』と『ループ』に書ききれなかった内容を別冊にしてみました~・・・なんて云うと作者に失礼でしょうか・・・
涙のような雨が降る
赤川次郎
幻冬舎文庫
川中歩美。15歳。今日からこの名前を使うことになった。どうやら財閥の令嬢らしい・・・
Gift
飯田譲治・梓河人
角川ホラー文庫
TVドラマでやっている時はきちんと見ていなかったのですが・・・ビデオ屋さんに急がなくっちゃ。
殺人喜劇のモダン・シティ
芦辺拓
講談社文庫
《!人殺の中影撮画映》市内南区の常設館「大大阪劇場」にて太秦発声映画製作にかゝる探偵映画「レヴュー殺人事件」の撮影中、主演女優浦屋敷ふき子が何処よりか放たれた矢に射殺されると云ふ椿事が発生した・・・
というような内容の本でございます。
2000年 9月のオトモ
タイトル 著者/出版社 表紙カバー 備考
回想電車 赤川次郎
集英社文庫
しっとりと優しくて、でもちょっと哀しい短編集です。
風が吹いたら桶屋がもうかる 井上夢人
集英社文庫
松下陽之介、通称ヨーノスケ。区役所勤務。趣味、超能力。手も触れずに割り箸を割ることはできるのだが、割れるまでにおよそ30分。これじゃあ手で割った方が遙かに早い・・・
2000年 8月のオトモ
タイトル 著者/出版社 表紙カバー 備考
メドゥサ、鏡をごらん 井上夢人
講談社ノベルズ
『<メドゥサを見た>と書き残し、自らを石像に封じこめた作家の死。そして頻発する怪異と怪死!死を呼ぶ禁句、それが<メドゥサ>・・・・・・!?』
泥棒も木に登る 赤川次郎
徳間文庫
夫、今野純一。泥棒。妻、今野真弓。刑事。いまさら書くまでも無いユーモア・ピカレスクシリーズです。ん?ピカレスクって何だ?
キャンパスは深夜営業 赤川次郎
角川文庫
若林知香。大学一年生。伝説的な大泥棒の父の死後、昼は女子大生、夜は泥棒の親分を勤める。
海の図(下)波浪の海
灰谷健次郎
角川文庫
なぜ父親は漁師をやめてまで送電塔建設のための基礎調査を仕事に選んだのか、登校拒否までして追い求めた壮吉の疑問は解けるのか?
海の図(上)彷徨の海
灰谷健次郎
角川文庫
沖島壮吉。瀬戸内海に浮かぶ島の高校3年生。父親の生前の仕事を調べるため、二ヶ月前から登校拒否中。
あくむ 井上夢人
集英社文庫
これまた短編集なのですが・・・夢か現か幻か・・・悪夢のような現実が待ち構えています。解説は我孫子武丸。
まどろみ消去 森博嗣
講談社文庫
短編集は今ひとつ好きにはなれないのですが・・・やはり好きではありませんでした (^^ゞ。『森博嗣らしさが最も感じられる珠玉の11編!』とびっくりマークまで付いていますが「らしさ」を感じたのは2/11ですかね。
破線のマリス 野沢尚
講談社文庫
遠藤瑶子。首都テレビ報道局の映像編集担当者。自ら仕掛けた映像の虚実の狭間に落ちていく・・・。第43回江戸川乱歩賞受賞。
2000年 7月のオトモ
タイトル 著者/出版社 表紙カバー 備考
湘南探偵物語 ハンバーガーが死んでいく 喜多嶋隆
光文社文庫
湘南探偵シリーズ11作目。万里村桂。米軍横須賀基地から依頼されたトラブル解決人。今回は、5年ぶりに再会した元恋人に疑惑が・・・
防壁 真保裕一
講談社文庫
『生命を懸けて危険に立ち向かう男たちがいた!』警視庁警護課員、海上保安庁特殊救難隊員、陸上自衛隊不発弾処理隊員、東京消防庁警防課消防隊員。同じ公務員でも『小役人シリーズ』と呼ばれた作品群とはちと趣向が異なります。
リオ
今野敏
幻冬舎文庫
樋口顕。四十歳。警視庁捜査一課強行犯第三係 警部補。火曜日連続殺人事件の容疑者リオに心を奪われる・・・
NIGHT HEAD/覚醒
飯田譲治
角川ホラー文庫
本屋で見かけてついつい手を出してしまいました・・・『結界が破られた。今夜、ふたりの兄弟が逃げる』
決して回し者ではありませんが続編の宣伝をば。7/25 NIGHT HEAD/邂逅 9/19 NIGHT HEAD/未来。
ひまわりの祝祭
藤原伊織
講談社文庫
「テロリストのパラソル」に続く、藤原作品の文庫第二弾。この作品の主人公は銀座のボロ家で無気力な生活を送るホイップクリームドーナツ好きの中年男。
2000年 6月のオトモ
タイトル 著者/出版社 表紙カバー 備考
月光の東
宮本輝
中公文庫
『「月光の東まで追いかけて」謎の言葉を残して消えた女性・塔屋米花。彼女をめぐり、物語は始まる。』
天国からのメール 喜多嶋隆
角川文庫
沢田麻里シリーズ第9弾?今回から私立探偵として独立。★ホノルル生まれ。日系五世。牡牛座のB型。特技:射撃、魚料理、波乗り。ルーズベルト高校卒業。ホノルル市警察に4年半勤務。プルメリア・ホテルのセキュリティーガードとして5年間勤務。29歳になった7日後、給料生活に別れを告げる。
怪物がめざめる夜 小林信彦
新潮文庫
『ミスターJは放送作家の私が仲間と創りあげた架空のコラムニスト・・・』。「ムーン・リヴァーの向こう側」とともに東京三部作と呼ばれている作品です。残る一冊は三部作その1の「ドリーム・ハウス」。解説は宮部みゆき。
ムーン・リヴァーの向こう側
小林信彦
新潮文庫
『騙すほうが泥棒なら、騙されるほうはべらぼうと申しますが・・・』。これだけじゃ何のことか分かりませんね、でも、この本はそうゆう本なのです。心象風景としては、「イーストサイド・ワルツ」に通じるものがあります。
夜の終わりに 赤川次郎
光文社文庫
「夜に迷って」の続編なのですが、かなり前に読んだので内容を忘れていました・・・今でも思い出しません (^^ゞ 。
2000年 5月のオトモ
タイトル 著者/出版社 表紙カバー 備考
怪笑小説 東野圭吾
集英社文庫
この本、探していたのですが、先日渋谷の大盛堂で見つけました。一話の落ちで思わず星新一のショートショートを思い出してしまいました。解説は真保裕一。
銀座探偵局 大沢在昌
光文社文庫
新宿鮫の作者ですから、かなりの堅ゆで卵を予想したら・・・やわらかかったです。
流しのしたの骨
江國香織
新潮文庫
江國作品はお初です。読んでいると、なんとなくぽわ~んとした気分になる本でした。帯は『よそのうちのなかをみるのはおもしろい。19歳のこと子の、少し変でいとおしい、六人家族の物語。』ちなみに、「落下する夕方」の原作者です。
催眠 松岡圭祐
小学館文庫
映画版とは全く趣の異なった落ち着いた内容の原作でした。社会派ミステリーとでもいいましょうか・・・少なくともホラー小説ではありません。
踊る手なが猿 島田荘司
光文社文庫
サスペンス&トリック短編集です。江戸時代の遺跡発見が花魁との切ない恋物語に繋がる『暗闇団子』が面白い。
2000年 4月のオトモ
タイトル 著者/出版社 表紙カバー 備考
謀殺列島 青の殺人事件 宮之原警部史上最大の事件② 木谷恭介
徳間文庫
5ヶ月連続刊行という帯に目が止まり手にしました。どうせなら第一弾から読みたかったのですが、なぜか第一弾だけ無かったので・・・怪人18面相という浮いた名前の犯人?が出てくるような来ないような。今月はこの本にてこずってやや少なめ (-_-メ)
沃野の伝説(下) 内田康夫
角川文庫
なんとなく米問題に詳しくなったような気がします。いえいえ、気がするだけです。信濃のコロンボは・・・結局のところ、そんなに活躍しませんでした (^^ゞ
沃野の伝説(上) 内田康夫
角川文庫
米市場を巡る闇に挑む二人の名探偵。ご存知・浅見光彦+信濃のコロンボ・竹村警部。上巻では竹村警部はそんなに活躍していませんでした。下巻ではどうでしょう?
封印再度 森博嗣
講談社文庫
文庫版のシリーズ第五弾。今回の犀川・西之園コンビの理工系謎解き物語は、密室と二つの家宝の秘密。
2000年 3月のオトモ
タイトル 著者/出版社 表紙カバー 備考
薔薇の殺人 内田康夫
祥伝社文庫
『浅見光彦、最大の試練!殺された少女は元女優の愛の結晶?悲劇の真相を求め、宝塚へ・・・』
千里眼
松岡圭祐
小学館文庫
松岡作品はお初です。デビュー作の「催眠」はビデオで見ただけで読んではおりません。帯によると、6月公開予定の映画では水野美紀さんが岬美由紀役のようです。なんせこの本、帯が表紙カバーに直に印刷されておりますので・・・そりゃ反則やでぇ。
一億円もらったら 赤川次郎
新潮文庫
「一億円差し上げます。何に使おうと自由です。ただし、使い道だけは正確に報告してください。」こんな風に一億円もらったら・・・あなた、どうする?
同級生
東野圭吾
講談社文庫
この本、実はすっかり読んだつもりでいたのですが・・・まだ読んでませんでした。読んでいたのは『放課後』と『卒業』でした。別にタイトルが似てるわけでもないのだけど、なんとなく連想してしまうのでしょうか。
影に恋して 赤川次郎
集英社文庫
『事件続出!前途多難?!危険でせつない17歳の恋。』「女の子」が「女性」に変貌するあやうい季節。平凡な女子高生・克美の、初めての恋の行方は?
5年目の魔女 乃南アサ
新潮文庫
おー、怖わ・・・。かなりドロドロです。
2000年 2月のオトモ
タイトル 著者/出版社 表紙カバー 備考
凍える牙
乃南アサ
新潮文庫
『音道貴子。年齢、三十と少々。職業、刑事。離婚歴あり---。』 第115回直木賞受賞作品です。
奇跡の人
真保裕一
新潮文庫
半年ぶりの真保作品です。久しぶりに新刊文庫が並んでいたのですかさず購入。記憶を失った31歳の男の自分探しミステリー?です。
結婚詐欺師(下) 乃南アサ
幻冬舎文庫
刑事と犯人の接触が最後にやって来る、という普通に考えれば当たり前の展開ですが、最近の小説では珍しいですよね。いやいや、やはりこれも個人的嗜好の偏りのせいでしょうか・・・
結婚詐欺師(上) 乃南アサ
幻冬舎文庫
上巻では詐欺師と刑事の接点はまだ無く、物語は淡々と進んでいきます。最後はどうなんのかな?
BLACKOUT
渡辺浩弐
幻冬舎文庫
テレビ朝日系で深夜ドラマをやっていたのは知りませんでした。一話完結形式の日本版Xファイル、といった感じでしょうか・・・ちなみに、アンドロメディアの著者です。
2000年 1月のオトモ
タイトル 著者/出版社 表紙カバー 備考
湘南探偵物語 わたしが許さない 喜多嶋隆
光文社文庫
軽快でさらりと読めてしまうのは、いつもの通りです。『ズルイ奴は、裁かれる!』ですって。
quater m@on
中井拓志
角川ホラー文庫
『レフトハンド』の著者です。ホラーというほどのホラーでは無いのですが、傑作です。@がポイントですかねえ。
ドラマチックチルドレン
乃南アサ
新潮文庫
ノンフィクションはめったに読まないんですが、乃南アサのノンフィクションということで読んでみました。・・・これ、面白かったです。
ラヴレター 岩井俊二
角川文庫
著者監督の同名映画の小説です。映画のほうはだいぶ前にビデオで見ていて、お気に入りの1本です。ビデオ、また見たくなったなあ・・・文庫の解説が北川悦吏子というのが妙な符合です。
最後の恋 北川悦吏子
角川文庫
TBSドラマのノベライズ本なのですが、読んでいて常盤貴子の顔はフムフムと思い浮かぶのに、なぜか中居正広の顔が全然出て来ないのです・・・なんで?
アナザヘヴン(下)
飯田譲治・梓河人
角川ホラー文庫
かなり面白い本でお勧めですが、映画とTVドラマはどんなふうになるんでしょうねえ・・・帯には『決して触れてはいけない恐怖。ついに我々はその扉を開けてしまった。』とあります。