ふとしたことから友人の誕生パーティで、降霊術の霊媒の役をやらされることになったシャーリー。しばらくして彼女は、催眠状態に入り、突然全く別人の声で話し出した。しかし次の瞬間、彼女は
飛び起き、一人バルコニーへと出ていった。そして、いつの間にか、彼女はバルコニーから落下していて、死亡してしまった。ところが、彼女は、幽霊となって”生きて”いた。自分の死に疑問を抱いた彼女は、
先輩幽霊とともに、自分の死の真相について調査しはじめるのだった。
この本の著者、パイクは、「若者たちのスティーブン・キング」と称され、その著書も売れまくっているらしい。中でも、この作品は、パイクの全著作の中で1,2を争う売れ行きなんだそうだ。僕は、偶然
新聞でこの本の書評を読み、面白そうだなと思って探していたところ、古本屋で偶然見つけたのだ。ちなみに、この「リメンバーミー」は、全3作のシリーズ物で、古本屋でその3冊一気に買ってしまった。
内容はというと、幽霊が登場するという意味では、ホラーでもあり、幽霊となって自分の死の真相を調査するという意味では、探偵小説でもあり、先輩幽霊にいろいろと、幽霊生活についてレクチャー受ける
という意味では、コメディーでもあり、死後の世界はあるのか?死後の世界をどう生きるか、という意味では、宗教的哲学的物語でもある。というかなり複雑なものなのです。 |