ある日突然、古典的名作を読みたい!という衝動に心を支配されてしまった。 そして、次の日から早速、古本屋で見つけた『武器よさらば』を読み始めた。そうして特に 目的もなく、単なる思いつきで古典的名作と現代小説を並行して読む日々を 送っていた。 ところが先日、書店で『必読書150』柄谷行人、浅田彰、島田雅彦ほか(太田出版)という本を見つけた。 この本の帯には、 「現実に立ち向かう知性回復のために本当に必要なカノン(正典)を提出し、読まなくてもいい本を抑圧する、反時代的、強制的ブックガイド」 という説明とともに、 「これを読まなければサルである」 という挑発的なコピーがデカデカと書かれていた。 人文社会科学50冊、海外文学50冊、日本文学50冊にわけて"must book"を紹介しているのだが、 列挙されているのはいかにも難解そうなものばかり。しかし、僕は帯の挑発に乗ることにした。 何年かかるかわからないが、そして本当に「必読」なのかわからないけど、とにかく150冊読破を 目指してみよう!(02/5/1) ★ちょっと方針変更。今後は『必読書150』に取り上げられている本だけでなく、興味を持った古典・有名な古典を 幅広く読んでいくことにする。(03/2/21) |
そんなわけで、このページでは古典的名作の書評を載せていきます。ただ僕は、小難しい文学論、評論など
書けません。それに読みも浅いです。だから、「お前は全然わかってないな」とか「幼稚な感想だな」とか思われるでしょう。
その辺は、グッとこらえて読んでください。 このコーナーを通して、古典文学=難解という先入観のある古典文学の敷居が下がれば、 多くの人が「僕も読んでみよう」「私も読んでみよう」という気持ちになるのではないかなぁ、 そうなったらいいなぁと思っています。 |