平成7年10月、お台場の船の科学館の横にすっかり
きれいに塗り替えられ羊蹄丸は再登場しました。
勇しい姿は昔と少しも変わりません。
(羊蹄・・・・・蝦夷富士と言われている羊蹄山から付けた)
トン数 8,311トン | 定員 1,286名 |
積載車両 ワム48両 | 航送車 12台 |
製造所 日立造船桜島 | 就航年 S40年 |
船内の青函ワ−ルドと名付けられたコ−ナ−は、
昭和30年代の青森駅を再現した所です。
これは青函ワ−ルドの中の、青森駅前の
「リンゴ市場」です。
真冬でも店には七輪しかないけれどおばちゃん達の
かけ声はとにかく元気でたくましい。
あの頃のリンゴ箱は未だ木の箱だったのです。
(私が青森にいた昭和40年代も未だこのままで、
買いもしないのにおばちゃん達の威勢の良い津軽弁が
聞きたくて時々行ったものでした。)
これも青函ワ−ルドの中の一部です。
担ぎ屋が登場したのは戦後です。
青森からは米や酒、(米は黒石米)
函館からはイカなど海産物や野菜を持ってきました。
米は百キロくらい一度に担ぎます。
最盛期には三百人くらいいて、青森の長い長い
ホ−ムを渡り、階段を一段一段昇り、何時の時代でも
津軽のおなごはたくましい。
羊蹄丸右舷スクリュープロペラ
右舷と左舷の船尾にそれぞれ一基のスクリュ−
プロペラがついています。
四枚の翼は、ブリッジから操作して角度が変わります。
直径 3.25メ−トル
重量 6.02トン