サトコ（；＾▽＾）ノ「わー！ セラフィ―！！まってぇ〜！！」 セラフィ―（サトコのエーフィ）（（（（＞（ ＞＜）「フィ〜！！」 （じたばたどたばた！！）
グリーン（−−；）「さわがしい！！ 一体なにごとだ？！ 」
サ（＾＾；）「ふう、やっとつかまえた〜；；……」＞（＞＜）＜「ふぃ〜；；；」
グリーン（；−−）「……何の騒ぎかと思ったら；； おまえのエーフィ、また風呂をイヤがって逃げ出したのか。」
サ（；＾▽＾）「・・・うん。ご町内ポケモンコンテストやるっていうから、きれいにしてあげようと思って。
お風呂に入れて、ついでに、おでこのルビーもみがいてあげようと思ったら、逃げられちゃった〜；」
グ（；−−）「あー・・・まあ、風呂はともかく、額の『ルビー』は一応感覚器官というか、眼球みたいなもんだからな。あまりグリグリ触られるのはイヤなのかもしれん」
サ(；＠＠）「え？！ あのルビーってメダマだったの！？」
グ「正確に言うと、『ろ頂眼』……いや『頭頂眼』と言った方が良いか。いわゆる”第三の目”というやつだな。
身近なポケモンだと、ペルシアンとかゴルダックとかでも観察できるな。角質化した透明な皮膚や鱗なんかに覆われてはいるが、普通の眼球同様、水晶体や網膜、脳につながった神経などがある。物の像が見えるわけではないようだが、色や光を感じることはできるようだ。」
サ（ ・0・）「へぇ〜！ さすが、『ふしぎなふしぎな生き物 ポケモン』だね！」
グ（−ー）「別にコレ（頭頂眼）はポケモンの専売特許じゃないぞ？ 通常生物のムカシトカゲなどでも見られるし、非常にザックリ言うと、退化版…というか、起源が同じとされる『松果体』なら、人間にもあるくらいだ。」
サ（；＾0＾）「えぇ〜！？ そうなの〜？！」
グ（−−）「とは言っても、人間とかほ乳類の場合、脳ミソの奥の方に引っ込んでて全然外からは見えないけどな。」
サ（；＾＾）「な〜んだ〜！ ……てか、そんなものがあるなんて、全然知らなかったんだけど、そもそも『とーちょーがん』とか『しょーかたい』って、なんなの？」
グ（−0−）ｂ「そもそも頭頂眼とは、視床上部の上生体複合体に由来し……」
サ（；＾へ＾）「グリーンにーちゃん、もうちょっとかみくだいてプリーズ！！；；」
グ「はいはい。 もともと脊椎動物の祖先は、普通の２つの目のほかに、頭頂眼を持っていたようだ。明暗がわかる程度でも、上からくる敵なんかを感知するには役立つものだったのかもしれないな。
しかしその後、普通の目が精巧な像を結ぶように進化していったのに対し、頭頂眼は多くの系統で退化してしまい、現在、通常生物で『第三の目』として見られるのは、ヤツメウナギや一部のトカゲ等くらいだ。
この、頭頂眼となる『目の元』は元々、左右一対あったのが、片方が上に伸びて頭頂眼になり、もう片方が、脳の奥に引っ込んで、人間にもある松果体になったと言われている。」
サ（・。・）「『第三の目』なんていうとなんかカッコいい（？）けど、見えないとこに引っ込んじゃってるんじゃつまんないな〜。何か役にたってるの？」
グ「通常生物のムカシトカゲや一部のトカゲなどでは、体温の調節に役立つとか、太陽の位置を測る機能があるという研究もある。鳥類では頭蓋骨を通し直接、ヒトなどの哺乳類では目を通して受ける光刺激により、メラトニン等のホルモンを分泌したり、概日リズム、いわゆる体内時計を調整する役割があるとか言われているな。」
サ（ ・・）「へぇ〜？」
グ「通常生物ではそんな感じだが、ポケモンの場合はまだ働きが良くわかっていない部分が多い。ニューラやアブソルなど、感覚が鋭いとされるポケモンが多いことから、何らかの感覚器官であることは確かだろうと言われてはいるがな。種類によっては、神経組織が発達して盛り上がり、角のようになっている場合もあり、アンテナのような役割を果たしているのではないかとも言われている。
エーフィやゴルダックのように、エスパー技を使うポケモンの場合、ESP波を発する器官であるという説もあるな。」
サ（ ・・）「あれ？ ゴルダックはともかく、コダックも『ねんりき』使うけど、オデコにはなんにもないよ？」
グ「実はコダックの段階で、すでに頭頂眼はゴルダックと同じように発達しているそうなんだが……体表面に抜ける経路が開いていないために、頭蓋骨の内側でぎゅうぎゅう詰めになっているようだ。 そのせいで圧力がかかっているのが、コダックの頭痛の原因だという研究が最近発表されていたな。」
サ（；＾0＾）「えぇ〜！？ か、カワイそう〜；；」
グ「……まあ、形態や機能は、ポケモンによっていろいろということだな。」
サ（ ・・）「あれ？ そういえば、ジラーチにもオナカに『第三の目』がある、って話を聞いたことがあるけど、あれは？」
グ「あ〜、それはオレも聞いたことがある、が・・・・幻ポケモンだけあって、さすがに情報が少なすぎるっ！！ｐ（＝＝；）
ずっと眠っていて、千年に一度、七日間しか活動しないだの、ポケモン研究者泣かせにもほどがあるだろう！！ 竹の花よりチャンスが少ないとは・・・研究させろ〜！！！」（うがー！！）
サ（；＾0＾）（うわー、グリーンにーちゃんがアバレてる〜； めずらし〜・・・・・・）
祝・「ポケモン生態図鑑」発売！！ ・・・・ということで、６月１８日の発売の前に間に合うように論文発表です（＾＾；） まあ、こんなニッチなネタは被らないかとは思いますが、、手拍子で踊るポケモンコーディネーターとか、小説の方でやろうと思ってたネタをアニポケでやられちゃったりしたもんで、ネタを先に発表させていただきました〜。
・・・・他の研究ネタとか、かぶりませんようにぃ〜（＾＾；）
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