鹿児島大崎市場
競走馬のセリは北海道だけではなく他の地域でも行われています。規模は小さいかも知れませんが
明日のスターホースの誕生を願う九州の生産者が集結するセリが鹿児島県の大崎町の九州種馬場で
行われています。私が見学した7月26日はサラブレット、アングロアラブの一歳のセリ市でサラ21頭、16頭が
大崎市場に集結しました。

実際のセリに先駆けて、セリに出される馬の展示が行われます。馬房に待機中の馬が1頭ずつ呼ばれて血統や
体高等が紹介されます(写真左)。一通りの紹介のあとは並足、早足を行い馬の動きを見てもらいます(真ん中写真)。
血統やその動き・体つきが良いものは必然的に多くの方が関心を持ち多くの人がその馬に群がります。
こういった雰囲気にまだ慣れていないためかちゃかついている馬も何頭かいました。

全頭の紹介が終わると今度はセリに出された馬全てが登場し、比較展示が行われます(写真左)。
1頭だけでは分からなかった馬の特徴を他の馬と比較することでより鮮明にしようと言う試みです。
数十頭の馬が一斉に目の前に現れてそれはそれは賑やかな雰囲気でした。
展示は午前中にかけて行われ、午後からはいよいよセリが始まります。
実際のセリは皆さんご存知のように周回する馬を見ながらセリ人(ハンマープライスの杉本さんみたいな方)の掛け声と
共に進められていきます。セリ上げは規定で10.000円単位と決まっていて、セリ人が最高価格を3度呼び上げ
これを超えるセリ上げが無い場合に最高価格を提示した者がセリ落人になります。このルールの中でいくらかの
駆け引きが行われるわけです。

上の写真は実際にセリにかけられた馬達ですが、皆さんだったらいくらで落札しますか?写真は小さいですが
実際に落札する立場になったとして考えてみて下さい(笑) 答えはこのページの右下に。
写真の左はサンエムジョーカーの2000産駒(牡馬)で、名前でピンと来られる方がいるかも知れないですが
サンエムキングの近親にあたります。真ん中の写真はフジタカナイスの2000産駒(牝馬)。こちらは兄が
グランドシンザンです。右の写真はヤマサンヒノデ2000産駒(牝馬)で姉に愛知杯2着のブルーエンプレスがいます。
セリと言うものを間近で見たのは今回が初めてでしたが、単なるセリというよりもこの地域のイベント的要素も
加味されているようでした。特に催し物があるという訳ではないけれど生産者の方が多く集まり談笑し、
それぞれの馬について語り合っていました。
私も色々な牧場を廻らせて頂いてたので牧場でお話を伺った方と何人もお会いし、また実際牧場で見かけた
産まれたばかりの仔馬がこの市場に出てきたりもして何だか感慨深いものがありました。
九州の馬産は苦しい状況にあります。でも馬を見つめ、明るく競走馬について語らう生産者の方々の姿を見て、
まだまだ九州産馬も捨てたもんじゃないぞ・・・とそんな気持ちが込み上げてきました。
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答え
サンエムジョーカー2000→落札価格150万
フジタカナイス2000→主取り
ヤマサンヒノデ2000→落札価格300万