カッパ


 北アルプス「白馬岳から唐松岳」 1997.7.23〜7.26


  今回の山行は猿倉から白馬岳に登り、そこから唐松岳への縦走です。メンバー3人。

この行程は非常にバラエティーに富んでいます。雪渓歩き、結構長い縦走、それに崖登りも楽しめます。

 先ずは白馬岳の雪渓登り。やはり雪渓登りにはアイゼンが必要と思い、出発前に登山用具店へ行ってみました。

売り場の兄ちゃんに、「白馬岳の雪渓登りに行くんだけど、やはり軽アイゼンは必要だよね。」と言ったところ、兄ちゃん曰く、「必要ないですよ。お守りにはなるかもしれないけど。」

でも心配なので、「じゃ、お守りくれや。」と言って軽アイゼンを購入しました。

しかし雪渓に着いて思いましたが、素人は軽アイゼン無しでは雪渓を歩けないですよ。お守り買っといてよかった。

 慣れない雪渓歩きで汗だくになって、昼過ぎにやっと白馬山荘に到着です。昼食後昼寝して、夕方白馬岳頂上へ。

生憎ガスがかかっていましたが、おかげでブロッケン現象を見ることが出来ました。ブロッケン現象は子供の頃読んだ科学雑誌のおかげで知っていましたが、現物を見るのは初めて。感激しました。

 二日目は朝から気持ち良く晴れ上がり、絶好の縦走日和。白馬山荘を6時に出発し、杓子岳、鑓ケ岳を経て天狗平へ順調なペースで到着。が、ここからが問題でした。

「不帰のキレット」。字面からして険しそうだなとは思っていたのですが、実際這いつくばって、岩にしがみついてしか登れないようなところなのです。

多少高所恐怖症気味ですので、正直ビビりました。カメラさんも怖くてリュックに入ってしまい、ここでの写真は一枚も無いというありさまです。

 そこから先は黒部のダム湖を懐にした立山連峰を見ながらの、快適な縦走でした。午後3時に唐松岳頂上山荘へ到着。計9時間弱。長い一日でした。

 最終日は台風の影響で朝から雨。行程途中で歩くのを断念し、八方池スキー場のリフトとゴンドラを乗り継いで下山しました。

街中は雨が降っておらず、共同浴場の前で雨カッパを脱いだのですが、一人だけずぶ濡れ。

カッパ着てたのにおかしいなと思ったのですが、彼のカッパはインナーがゴアテックスじゃない安物だったのです。

大笑いしたのですが、「カッパはケチっちゃいけない」という山の先達の言葉をかみしめた次第です。

 共同浴場(温泉でした)で汗を流し表に出ると、そこは簡易ビアガーデンじゃないですか。これはもう戴くしかないでしょう、生ビールを。


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