2000年第1回悪路走行訓練レポート

 2000年5月21日(日)の10:00から16:00に松山市野外活動センターオートキャンプ場横の旧モトクロス場で初めての悪路走行訓練が開催されました。参加者は愛媛RB隊員約24名とその家族、愛媛県警交通機動隊の白バイ隊員の岡隊長他3名の隊員さんとの合同訓練でした。当日は、天気の方も非常に良く心配された雨などまったく感じず反対に汗ばむような天気になりました。

開会式の様子 訓練前の準備体操

 10:00より清水、原谷両副代表の開会の言葉・挨拶で始まり、県警交通機動隊の岡隊長からの訓練に際しての注意事項、準備体操を全員で行いました。その後、2班に分かれて「低速での八の字走行訓練」と「障害物を想定しての走行訓練」が行われました。

タイヤの障害物での走行 低速八の字走行(奥田隊員)

 「低速での八の字走行」では、隊員全員が汗だくになって取り組み、低速にもかかわらず転倒者が続出しました。低速でのバイクのバランス感覚とアクセルワーク・クラッチワークがいかに難しいかを痛感した訓練でした。所々でアドバイスをして頂いた白バイ隊員さんのお話によると「低速での運転が一番の基本でありこれを完璧に習得することによってバイクの運転が一段と上手になる」との事でした。
 実際の災害地ではどんな障害物があるかわからない場所を走行する可能性があるので、この様な訓練は継続して行う必要があると感じました。

スタンディングの練習 原付バイクに積載しての走行訓練

 午前中の休憩時間を利用してトライアルバイクを使ってのスタンディングの練習を行いました。まず、白バイ隊員さんのお手本を見ましたが恐らくほっといたら永遠にスタンディングしていると思えるほどバイクがピタッと止まっていました。数人の愛媛RB隊員(特に女性隊員)に実際に体験してもらいましたが、なかなか上手くいかずに四苦八苦していました。(写真は南予支部の泉隊員)

 昼食後に阪神大震災では原付スクーターバイクが荷物の運搬に活躍したとの事だったので実際にバイクの足元に20リットルのポリタンクを積載しての悪路走行を隊員それぞれに体験してもらいました。これがなかなか難しくフラフラしていかに足元に重いものを積載すると安定性が無くなるかを実感しました。


 午後からはリレー形式で実際に緊急物資(空のダンボール箱)バイクの後ろに積載してコースを一周し次の隊員に渡してまた一周する訓練を実施し、その後は各自苦手な訓練を自主的に行いました。この頃には暑さのためか休憩する隊員が増えてきてテントの前後で雑談会になっていました。日頃の運動不足でちょっとバテ気味ですね!!

閉会式 全員での記念撮影

 最後にトライアルセクションに移動して県警白バイ隊員さんのトライアルの模範演技を見物しました。しかし、上手いもんですね!!さすがに白バイ隊員!!「なんでそんなところをバイクが走れるの??」と言ったどよめきやため息ばかりが聞こえました。
16:00には全員集合して閉会式と記念撮影をして全員でテント周りの清掃・テントの撤収・障害物の撤去などをして解散しました。


準備不足と初めての悪路走行訓練だったこともありどのような訓練をしたら良いか?などの疑問もあり訓練プログラムも曖昧だった事が愛媛RB本部の反省点でした。次回からはもうちょっとマシになることでしょう。
当日はマスコミ各社も取材に来てくれて(愛媛新聞、朝日新聞、NHK、テレビ愛媛)その日の夕方のローカルニュースと翌日の新聞には「愛媛RBが悪路走行訓練を開催!!」と放映・掲載されました。今回の準備や関係機関との打ち合わせにかけまわった清水副代表本当にお疲れ様でした!!次回の悪路走行訓練も楽しみに期待して待って見ます。

愛媛RB@広報部長 原谷洋司