平成13年度
えひめ福祉救援ボランティア研修会

2001年3月24日に発生した芸予地震から1年を経過し、今後の災害等緊急時に備えたネットワーク、支援体制のあり方を検討するとともにボランティア活動への意識を啓発することを目的に研修会がありました。

日時:2002年3月24日(日)13:00〜16:30
場所:にぎたつ会館 松山市道後姫塚118−2−1F
主催:愛媛県社会福祉協議会・愛媛県ボランティア連絡協議会

愛媛RBからは、シンポジストとして原谷副代表や参加者で塩出隊員、赤松隊員、大政隊員、奥田隊員などが参加しました。
石手寺代務住職の加藤俊生氏の講演 当日の参加者は100名以上でした
当日のプログラム

13:00〜13:05     開会行事
13:05〜14:00     講演
              
  「震災支援とボランティア」
                講師  石手寺代務住職
                     打てば響く会代表  加藤俊生 氏
14:10〜16:30     
シンポジウム 「芸予地震から1年」

                コーディネーター

                 ◆災害支援ボランティアネットワーク協議会
                   代表世話人 木城香代氏

                シンポジスト
                 ◆愛媛レスキューサポートバイクネットワーク
                   副代表 原谷洋司氏
                 ◆松山市ボランティアセンター
                   ボランティアコーディネーター 大塚将護氏
                 ◆特定非営利活動法人 今治NPOサポートセンター
                   事務局長 越智紀方氏
                 ◆愛媛県聴覚障害者協会
                   副会長 小川勇人氏
シンポジウム「芸予地震から1年」 発言する愛媛RB原谷副代表
 シンポジウム「芸予地震から1年」では、まず芸予地震の時に災害ボランティアセンターを立ち上げた松山市の大塚氏と今治市の越智氏から災害ボランティアセンター立ち上げの経緯や苦労話etcなどがありその後、実際に芸予地震時に松山、今治で災害ボランティア活動を経験した愛媛RB原谷氏から実際のボランティア活動の内容や今後の災害時のボランティア活動に備えてボランティアコーディネーターやボランティアリーダーの必要性などの話がありました。また、聴覚障害者の立場で小川氏の方から大規模災害の時には聴覚障害者の方々には情報を得るのが非常に難しいなどの話がありました。
 今後起こる可能性のある南海地震に備えて我々ボランティアとしてどの様な準備が必要なのかと言う事に対しては、地震が起こってからあわててできない事、特にボランティア間のネットワークや「顔と顔の見える関係」を作る事が必要であるという結論になりました。
 当日の参加者は、多くが福祉ボランティアをやられておられる方々が参加していました。災害が発生した時に特にボランティアの手が必要となる独居老人・高齢者・障害者・外国人に対しては、参加者の方々の様な普段福祉ボランティアをしておられる方々が一般ボランティアの方々のリーダーとなって欲しいと思います。

 災害時のネットワークを作るために「災害支援ボランティアネットワーク協議会」が先月に立ち上がっています。今後はこのネットワークが広く活用されて災害時に活用されるネットワークができればと思いました。