1.17 KOBEに”灯り”を

一昨年、阪神・淡路大震災の被災地から始まったこの催しは、
今年、”人と人とのつながり”の象徴として
全国で同時期に開催されます。
このろうそくの”灯り”には、犠牲者になられた方々への追悼を捧げると共に、
各開催地に参加される方の希望がこめられている。

昨年も行われた「1.17 KOBEね”灯り”を」が、今年も1月16,17日にNTT西日本松山研修センターグランド行われました。昨年は、参加はしましたがあまりお手伝いが出来なかったので今年は準備からお手伝いに参加させていただきました。


イベントコーナー

★オープニングセレモニー        13:00〜
  あいさつ:「1.17 四国からKOBEへ”灯り”を。」実行委員長・えひめ
        実行委員長 菊地 修
★起震車体験               13:00〜17:00
  起震車による地震の擬似体験
★流動化に関する模型実験       13:00〜17:00
  地盤の流動化に関する模型実験
★災害救援ボランティアの体験談    16:00〜
  愛媛RB(愛媛レスキューサポートバイクネットワーク
  尹 玲花

炊き出しコーナー           13:00〜06:00

6年前の震災直後に、被災地において炊き出しが行われましたが、その当時の炊き出しを再現いたします。味噌汁50円、コーヒー50円のカンパをお願いします。

仮設住宅体験コーナー&パネル展示コーナー 13:00〜06:00

阪神・淡路大震災の仮設住宅を再現し、災害パネル展示を行います。

竹筒ろうそくコーナー               13:00〜06:00

2000本の”灯り”を竹筒に浮かべたろうそくに灯し【1.17】の文字を浮き出させます。
竹筒とろうそく1セット 500円のカンパをお願いいたします。
* 文字全体に灯りを灯す時間は、17:46(16日)と05:46(17日)

 愛媛RBからは、16日の朝9:00からの竹筒の並べ準備から芳我代表を初めとして数人の隊員がお手伝いをしました。
朝の準備は9:00から始まり神戸から竹筒をトラックが到着と同時に荷物を早速下ろし、その後に竹筒を三本の束にして【1.17】の文字になるように並べていきました。最初に並べ終えた時点で山の上から竹筒を見ると【1.17】と見えずらいのが判明して、全員でもう一度、位置を変更しての並べ替えました。竹筒は意外と持ちにくくて翌日には腕が少々筋肉痛になってしまいました。

 13:00のオープニングセレモニーには、報道陣を初めとして沢山の人が来て頂けました。
16:00より実行委員長の菊池さんをコーディネーターとして災害の体験談があり、実際に阪神・淡路大震災を体験した「尹 玲花さん」と愛媛RBからは、災害ボランティア体験談を原谷が話させて頂きました。

夜の受付風景(とにかく寒い!!) 芳我代表、管さん、奥田さん
愛媛RB展示ブース ろうそく再生中の管さん

 夜のテントはとにかく寒かった!!机を拭いた雑巾が机の上でそのまま凍っていました。そんな寒い中で某女子大学ボランティアセンターの女の子数名と愛媛RBのメンバーは、一度灯したろうそくを竹筒から回収して鍋で溶かして卵パックを使ってのろうそく再生する作業を行いました。昨年もこの作業を行った芳賀代表をリーダーとして翌朝の5:46のギリギリまでろうそく再生作業を行い何とか間に合いました。まあ、何か一生懸命していないと寒いし眠たいしで大変でしたが・・・。この作業中も奥田さん、濱崎さん、渡邊さん、竹内さんその他沢山の愛媛RBのメンバーが陣中見舞いに来て頂きました。皆さん、有難う御座います。

 1月17日05:46の阪神・淡路大震災の起こった時間には、竹筒のろうそくの灯りの【1.17】の文字が点灯されて実行委員長の菊地さんが挨拶された時には、思わず目頭が熱くなりました。私達は、この大惨事をずっと忘れずに阪神・淡路大震災で学んだことを実行していかなければならないと痛感しました。

 5:46点灯後、まもなく空が明るくなり始めた頃に参加者全員でかたずけを開始して8時前にはすべての撤収を完了しました。
愛媛RBとしては、このイベントに参加して「追悼」と言う意味でのイベントだけではなくて、地元愛媛県内のボランティアのネットワーク、顔の見える関係を作るためにも来年以降も参加していきたいと思います。

愛媛RB隊員でこのイベントに参加して頂いた皆さん、本当にお疲れ様でした。

報告:原谷洋司