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「プラシーボ」って知ってますか?下の文は、「25歳からの視力を救う方法」の中の1ページです。
インチキ民間療法が、「効く」と信じ込まれる理由は、ここ(「プラシーボ効果」)にあります。
ニセ薬でも、本当の薬と同じように効くことがある。ある病気に、薬が効くのかどうかを確かめるために、本当の薬とニセ薬を別々の人に、それとわからないように飲んでもらう実験をする。そのニセ薬をプラシーボと言う。
プラシーボはでんぷんなどでつくられる。それを飲んで、3割くらいの人は、病気がよくなる。頭痛や腹痛などの副作用を起こす人も、3割くらいいる。
ただのでんぷんでも、病気に効くし、副作用も起こすのである。それは、でんぷんが薬として働くためではなく、病気をなおそうとする体の自然の力や、「よく効く薬を飲んでいるんだ」と信じる心の力によるものだ。不信の気持ちが強ければ、心の力が、まるで副作用のような症状を引き起こす。
民間療法の薬が「眼精疲労に効く」と信じて飲めば、3割くらいの人で眼精疲労の症状がなおってあたりまえ。もし2割くらいの人でしかなおらなかったとしたら、その薬は、「でんぷんにも劣る」ということになる。
眼精疲労というただの症状は、簡単になおすことができても、成人近視や、目の中のレンズのゆがみは、無理な目の使い方をしている限り、体の自然の力や、心の力でなおるものではない。
疲れ目の目薬でも、民間療法(の薬)でも、ニセ薬でも効くと思っている人には効くというハナシ。
「プラシーボ効果」と言います。をご覧ください。
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