鮮卑

北方の遊牧民族の一種。
トルコ系またはモンゴル系といわれ、後漢書では東胡の別種と書かれている。
言語・習俗は烏桓と同じである。
 
前漢時代、匈奴に服属していたが、紀元1世紀に南匈奴の漢への服属を機に自立した。
49年に大人の於仇賁は光武帝に服属して王に封じられた。
その後は服属離反を繰り返し、度々漢の北辺を侵した。
2世紀半ばに檀石槐という大物が現れ、東西の大人を服従させ、南は漢、北は丁零、
東は夫余、西は烏孫を撃ってモンゴル高原を統一した。
檀石槐は広大な領土を東・中・西の三部に分けて各々大人を於いて統治させたが、
檀石槐の死後、鮮卑は分裂した。
後漢末、有力な大人の柯比能が台頭して、檀石槐の子孫らと勢力を争った。
魏が建国されると、柯比能は附義王に封じられたが、度々魏に侵攻を繰り返し、
遂に魏の放った刺客により倒された。
柯比能の死後、鮮卑は魏に服属したが、その間に拓跋・慕容・禿髪などの部族が力をつけ、
西晋の時代には度々辺境を侵した。
永嘉の乱で西晋が亡んだ後は河北で慕容氏により前燕、拓跋氏により代が建国され、
前趙・後趙と勢力を争った。
前燕の慕容儁は冉魏を滅ぼして皇帝を称した。
だが、前秦の台頭により前燕は劣勢となり遂に滅ぼされた。
その後、[シ肥]水の戦いで前秦が敗れると、前燕の皇族であった慕容儁は独立して後燕を
建国して鮮卑の勢力を回復した。
混乱に乗じて北方では西燕・代、西方では西秦・南涼などの鮮卑系国家が次々に独立した。
その中でも代が次第に実力をつけ、国王の拓跋珪は国号を魏と改め、皇帝を称した。
魏は諸国家の抗争に乗じて領土を広げ、439年遂に華北を統一した。

鮮卑系図

中国皇帝 年号 王・族長 事跡

前2C
東胡、匈奴の冒頓単于に討たれ鮮卑山による
光武帝 45
鮮卑、匈奴と遼東に侵入して大敗する
光武帝 49
鮮卑、初めて漢に使者を送る
光武帝 54 於仇賁 於仇賁、漢に入朝して光武帝から鮮卑王に封じられる
明帝 58
鮮卑の大人、烏丸の敗北後一斉に帰順する
和帝
<广鬼> <广鬼> 、漢に協力して烏丸を討ち率衆王に封じられる
和帝 77
鮮卑、南匈奴とともに北匈奴を討つ
和帝 87
鮮卑、北匈奴の憂留単于を攻めて斬る
和帝 93
鮮卑、北匈奴の故地に移住する
和帝 97
鮮卑、肥如に侵入する
和帝 101
鮮卑、右北平に侵入する
殤帝 106
鮮卑、漁陽に侵入して太守を殺害する
安帝
燕茘陽 燕茘陽、入朝して鮮卑王に封じられる



鮮卑の諸部、それぞれ漢に人質を送る
安帝 115
鮮卑、遼東で反乱を起こす
安帝 117
遼西鮮卑の連休、遼西で反乱を起こす



連休、漢と烏桓の於秩居に大敗する
安帝 118
鮮卑、代郡・上谷に侵入する
安帝 119
鮮卑、代郡で漢と南匈奴に大敗する
安帝 120 烏倫 遼西鮮卑の烏倫・其至[革建]、度遼将軍ケ遵に降る



漢、烏倫を率衆王、其至[革建]を率衆侯に封じる
安帝 121 其至[革建] 其至[革建]、居庸・雲中に侵入する
安帝 122 其至[革建] 鮮卑、雁門・定襄・太原に侵入する
安帝 123 其至[革建] 其至[革建]、南匈奴を攻めて左奥[革建]日逐王を殺す
安帝 124 其至[革建] 其至[革建]、南匈奴をせめて漸将王を殺す
順帝 125 其至[革建] 鮮卑の徴用兵が漢の国境警備に当たる
順帝 126 其至[革建] 其至[革建]、代郡に侵入して太守を殺す
順帝 127 其至[革建] 漢、中郎将張国に南匈奴と共に其至[革建]を討たせる



遼東の鮮卑、遼東・玄菟に侵入する
順帝 128 其至[革建] 鮮卑、烏桓校尉耿曄に敗れ降伏する



鮮卑、漁陽・朔方に侵入する
順帝 129 其至[革建] 鮮卑、漁陽・朔方に侵入する
順帝 131 其至[革建] 鮮卑、耿曄に敗れる



鮮卑、漁陽太守に敗れる
順帝 132 其至[革建] 鮮卑、耿曄・烏桓に大敗する



鮮卑、遼東に侵入する

133 其至[革建] 鮮卑、匈奴中郎将趙稠・南匈奴に敗れる


其至[革建] 鮮卑、代郡に侵入する
順帝 137
檀石槐生まれる
桓帝 156 檀石槐 檀石槐、雲中に侵入する
桓帝
檀石槐 檀石槐、モンゴルを統一する
桓帝 158 檀石槐 檀石槐、匈奴中郎将張奐・南匈奴に敗れる
桓帝 159 檀石槐 檀石槐、雁門に侵入する
桓帝 163 檀石槐 檀石槐、遼東属国に侵入する
桓帝 166 檀石槐 檀石槐、北方の九郡を略奪する
桓帝
檀石槐 檀石槐、張奐の討伐を斥け、王の印綬を拒絶する
桓帝
檀石槐 檀石槐、領土を東中西に三分して各々大人を置く
霊帝 168 檀石槐 鮮卑、幽州・并州・涼州に侵攻する
霊帝 174 檀石槐 鮮卑、北地太守夏育に敗れる
霊帝 176 檀石槐 鮮卑、幽州に侵入する
霊帝 177 檀石槐 鮮卑、三方から漢に侵入する



檀石槐、夏育・田晏・臧旻・南匈奴に大勝する



鮮卑、遼西に侵入する
霊帝 178 檀石槐 鮮卑、酒泉に侵入する
霊帝
檀石槐 檀石槐、漁業の為に倭人を捕らえて移住させる
霊帝 181 檀石槐 檀石槐死す 子の和連が後を継ぐ(大人の世襲制の始まり)
霊帝
和連 和連の暴政により民衆の半分が背く
霊帝 189 和連 和連、北地を攻め、庶民に射殺される 甥の魁頭が後を継ぐ
献帝
魁頭 魁頭、従弟の蹇曼と領土を争う
献帝
魁頭 魁頭死す 弟の歩度根が後を継ぐ
献帝
歩度根 歩度根の兄扶羅韓、数万の群衆を率いて独立する
献帝
歩度根・柯比能 柯比能、群衆に推されて大人となる
献帝
歩度根・柯比能 柯比能、扶羅韓を殺害し勢力を吸収して歩度根と対立する
献帝
歩度根・柯比能 柯比能、曹操に協力し反乱者田銀を討つ
献帝
歩度根・柯比能 柯比能、烏丸に味方して反乱を起こしたが曹彰に敗れる
曹丕 220 歩度根・柯比能 歩度根、魏に朝貢して王に封じられる
曹丕

柯比能、魏に朝貢して附義王に封じられる



沙末汗、魏に朝貢して親漢王に封じられる



素利・弥加、、魏に朝貢して帰義王に封じられる
曹丕 221 歩度根・柯比能 鮮卑、魏と交易を行う
曹丕
歩度根・柯比能 素利ら、柯比能にと抗争する



護鮮卑校尉田豫、鮮卑の抗争を調停する
曹丕
歩度根・柯比能 歩度根、扶羅韓の遺児泄帰泥を柯比能から寝返らせる
曹丕 224 歩度根・柯比能 柯比能、和約を破って素利を攻める



歩度根、魏に入朝して恩賞を賜る
曹叡 228 歩度根・柯比能 柯比能の女婿鬱築[革建]、魏の使者を殺す



柯比能、田豫・泄帰泥と戦う



柯比能、魏と和睦する
曹叡 233 歩度根・柯比能 歩度根、柯比能と和を結ぶ



柯比能、并州に侵入する



泄帰泥、魏に帰順して帰義王に封じられる
曹叡
歩度根・柯比能 柯比能、歩度根を殺す
曹叡 235 柯比能 柯比能、魏の刺客に暗殺される



魏、柯比能の弟を王位につける
曹叡 237
遼東の公孫淵、鮮卑の単于に玉璽を与えて魏を牽制する
曹奐 261
拓跋力微、子の沙漠汗を連れて魏に入貢する
司馬炎 275
拓跋力微、子の沙漠汗を遣わして晋に朝貢する
司馬炎 277
禿髪樹機能、晋の文鴦に敗れる



拓跋力微、晋の離間の計により子の沙漠汗を殺す



この頃拓跋力微死す 子の悉禄が後を継ぐ
司馬炎 278
若羅抜能、涼州刺史楊欣を殺す
司馬炎 279
禿髪樹機能、涼州に侵入する
司馬炎 282
慕容渉帰、昌黎に侵入する
司馬炎 283
慕容渉帰、晋の厳詢に敗れる
司馬炎 284
慕容渉帰死す 弟刪が渉帰の子[广鬼]を逐う
司馬炎 286
慕容刪、部下に殺される



慕容[广鬼]が慕容部の長となる



慕容[广鬼]、扶余に侵入する
司馬炎 287
慕容[广鬼]、晋・扶余に敗れる
司馬炎 290
慕容[广鬼]、晋に降り鮮卑都督に任じられる
司馬衷 292
慕容[广鬼]、高句麗を破り王の墓を暴く
司馬衷 294
慕容[广鬼]、青山から大棘城へ移る
司馬衷 295
拓跋禄官、部族を三つに分かれる。
司馬衷 297
拓跋猗ヤ、西方諸国を服属させる
司馬衷 302
宇文莫圭、慕容[广鬼]に敗れる
司馬衷 304
拓跋猗ヤ、晋と結んで匈奴の劉淵を破る
司馬衷 305
拓跋猗ヤ、晋を救援して劉淵を破る



拓跋猗ヤ、晋から大単于に任じられる



拓跋猗ヤ死す 子の普根が後を継ぐ
司馬熾 307
拓跋禄官死す 甥の猗廬が三部を統率する



慕容[广鬼]、鮮卑大単于を称す



拓跋猗廬、慕容[广鬼]と結ぶ 
司馬熾 310
拓跋猗廬、代に勢力を伸ばす 
司馬熾 312
拓跋猗廬、漢を破り晋陽を奪還する
司馬ギョウ 313
拓跋猗廬、盛楽を北都とし、平城を南都とする



慕容[广鬼]、王浚と結んで段氏を攻撃する
司馬ギョウ 315
拓跋猗廬、代王となる
司馬ギョウ 316
拓跋猗廬、子の六修に殺される



拓跋六修、従兄弟の普根に殺される



拓跋普根・子某相次いで死す 叔父の鬱律が後を継ぐ
司馬睿 318
慕容[广鬼]、高句麗を破る



拓跋鬱律、漢を破る
司馬睿 319
慕容[广鬼]、高句麗・段氏・宇文氏を撃退する
司馬睿 321
拓跋鬱律、拓跋猗ヤの妻維氏に殺される



維氏、子の拓跋賀[イ辱]を立てる



慕容[广鬼]、東晋から車騎将軍・平州牧・遼東公に任じられる
司馬紹 325
拓跋賀[イ辱]死す 弟の[糸乞]那が後を継ぐ
司馬衍 327
拓跋[糸乞]那、鬱律の子翳槐に逐われて宇文部に逃亡する
司馬衍 333
慕容[广鬼]死す 子の慕容[皇光]が後を継ぐ



慕容[皇光]の兄慕容翰、段部に亡命する



慕容[皇光]、弟の慕容昭を殺す
司馬衍 334
慕容[皇光]、段部を撃退する



慕容[皇光]の弟慕容仁、遼東公を称す
司馬衍 335
拓跋翳槐、王位を逐われ[糸乞]那が再び代王となる
司馬衍 337
慕容[皇光]、遼東で燕王を称す(前燕の建国)



拓跋翳槐、後趙の支援で再び代王となる
司馬衍 338
拓跋翳槐死す 弟の什翼[牛建]が後を継ぐ



慕容[皇光]、慕容仁を捕らえて自害させる



慕容[皇光]、高句麗・段部・宇文部を討つ



慕容[皇光]、後趙を撃退する
司馬衍 339
拓跋什翼[牛建]、前燕の慕容[皇光]の妹を妻とする



慕容翰、前燕に戻る



慕容[皇光]、後趙を破る



慕容[皇光]、高句麗を攻め服属させる
司馬衍 341
拓跋什翼[牛建]、匈奴を撃退する



慕容[皇光]、龍城に遷都する
司馬衍 342
慕容[皇光]、高句麗の国都丸都を落して美川王の屍を奪う



慕容[皇光]、宇文部を平定する
司馬岳 343
慕容[皇光]、慕容翰に死を命じる
司馬[耳冉] 348
慕容[皇光]死す 子の慕容儁が後を継ぐ
司馬[耳冉] 349
慕容儁、河北に侵入する
司馬[耳冉] 350
慕容儁、冉魏に侵入する



石祇、前燕に救援を求める
司馬[耳冉] 352
慕容儁、冉魏を滅ぼす



慕容儁、皇帝を称す
司馬[耳冉] 353
慕容儁、薊宮に遷都する
司馬[耳冉] 356
拓跋什翼[牛建]、匈奴を降伏させる
司馬[耳冉] 359
慕容儁、石虎の屍を暴く
司馬[耳冉] 360
慕容儁死す 子の慕容[日韋]が後を継ぐ
司馬丕 363
拓跋什翼[牛建]、反乱を起こした匈奴の劉衛辰を逐う
司馬奕 366
拓跋什翼[牛建]、前秦の苻堅に朝貢する
司馬奕 369
東晋の桓温、前燕に侵入する



慕容[日韋]、前秦と結んで桓温を破る



前燕の慕容垂、前秦に亡命する



前秦の苻堅、前燕の違約を責め攻撃する
司馬奕 370
慕容[日韋]、前秦の捕虜となり前燕滅亡する
司馬奕 371
拓跋什翼[牛建]の子寔が死す



拓跋寔の妻、珪を生む
司馬曜 376
拓跋什翼[牛建]、前秦の苻堅に敗れる



拓跋什翼[牛建]、子の寔君に殺される



拓跋寔君、前秦の苻堅に殺される



前秦の苻堅、代を東西に分けて劉庫仁・劉衛辰に治めさせる
司馬曜 383
慕容垂、前秦から独立して後燕を建国する
司馬曜 384
慕容[日韋]の弟慕容泓、前秦から独立して西燕を建国する



慕容泓、家臣に殺害され、弟の慕容沖が後を継ぐ



劉庫仁、後燕に殺され、弟の劉頭眷が後を継ぐ



劉頭眷、甥の劉顕に殺される
司馬曜 385
慕容沖、西燕皇帝を称す



慕容沖、前秦の都長安を落す



前秦の乞伏国仁、独立して西秦を建国する
司馬曜 386
慕容垂、後燕皇帝を称す



慕容沖、家臣に殺され、将軍段随が西燕王となる



王族の慕容永、段随を殺して慕容を立てる



王族の慕容韓、慕容を殺して慕容沖の子慕容望を立てる



慕容永、慕容望を殺して慕容泓の子慕容忠を立てる



慕容永、慕容忠を殺して自ら西燕皇帝となる



拓跋珪、代王となる



拓跋珪、国号を魏と改める



拓跋珪、反乱を起こした叔父窟咄を破る
司馬曜 387
慕容垂、劉顕を西燕に逐う
司馬曜 388
乞伏国仁死す 弟の乞伏乾帰が後を継ぐ
司馬曜 389
拓跋珪、高車を破る
司馬曜 390
拓跋珪、後燕と協力して諸部を平定する
司馬曜 391
拓跋珪、劉衛辰を滅ぼす
司馬曜 393
後燕の慕容垂、西燕の慕容永を討つ
司馬曜 394
慕容垂、慕容永を殺して西燕を滅ぼす



西秦の乞伏乾帰、前秦を滅ぼす
司馬曜 395
拓跋珪、後燕を破る
司馬曜 396
拓跋珪、魏の皇帝を称す



慕容垂、北魏を討つ



慕容垂死す 子の慕容宝が後を継ぐ



拓跋珪、後燕を破る
司馬徳宗 397
西秦の乞伏乾帰、後涼の呂光を破る



禿髪烏孤、後涼から独立して南涼を建国する
司馬徳宗 398
慕容[皇光]の末子慕容徳、独立して南燕を建国する



慕容宝、舅の蘭干に殺害される



蘭干、昌黎王を称す



慕容宝の子慕容盛、蘭干を殺して後燕を継ぐ
司馬徳宗 399
禿髪烏孤死す 弟の禿髪利鹿孤が後を継ぐ



西秦の乞伏乾帰、後秦の姚興に降伏する
司馬徳宗 401
慕容盛、禁衛の反乱で傷つき死す 叔父の慕容煕が後を継ぐ
司馬徳宗 402
禿髪利鹿孤死す 弟の禿髪[イ辱]檀が後を継ぐ



南涼の禿髪[イ辱]檀、後秦の姚興に服属する
司馬徳宗 404
高句麗、後燕に侵入する
司馬徳宗 405
慕容煕、高句麗を攻める



南燕の慕容徳死す 甥の慕容超が後を継ぐ
司馬徳宗 406
南涼の禿髪[イ辱]檀、北涼の沮渠蒙遜を攻撃する
司馬徳宗 407
後燕の将軍馮跋、反乱を起こして慕容煕を逐う



慕容盛の弟慕容雲、慕容煕を殺して天王となる



南燕の慕容超、母・妻の身柄と引替に後秦に臣従する



南涼の禿髪[イ辱]檀、北涼の沮渠蒙遜に敗れる



南涼の禿髪[イ辱]檀、夏の赫連勃勃に敗れる
司馬徳宗 408
南涼の禿髪[イ辱]檀、後秦の進攻を退け自立する
司馬徳宗 409
慕容雲、近臣に殺害されて後燕滅ぶ



後燕の重臣馮跋、北燕を建国する



拓跋珪、子の拓跋紹に殺される



拓跋珪の子拓跋嗣、弟の拓跋紹を殺して皇帝となる



東晋の劉裕、南燕を攻める



西秦の乞伏乾帰、後秦から自立する
司馬徳宗 410
慕容超、東晋の劉裕に捕らえられ南燕滅ぶ



南涼の禿髪[イ辱]檀、北涼の沮渠蒙遜に大敗して和を請う
司馬徳宗 411
南涼の禿髪[イ辱]檀、北涼に人質を差し出す
司馬徳宗 412
西秦の乞伏乾帰、吐谷渾を破る



乞伏公府、叔父の乞伏乾帰を殺害する



乞伏乾帰の子乞伏熾磐、乞伏公府を殺して大将軍を称す
司馬徳宗 414
禿髪[イ辱]檀、西秦の乞伏熾磐に降伏して南涼滅ぶ
劉義符 423
拓跋嗣死す 子の拓跋トウ(太武帝)が後を継ぐ
劉義隆 428
乞伏熾磐死す 子の乞伏慕末が後を継ぐ
劉義隆 430
馮跋死す 弟の馮弘が後を継ぐ
劉義隆 431
乞伏慕末、夏に殺され西秦滅ぶ
劉義隆 432
太武帝、夏を破る
劉義隆 436
太武帝、馮弘を逐い、北燕を滅ぼす
劉義隆 439
太武帝、北涼を滅ぼして華北を統一する
劉義隆 442
太武帝、道教を国教とする
劉義隆 446
太武帝、仏教を弾圧する
劉義隆 450
太武帝、宋を攻めて大勝する



太武帝、権臣の崔浩を殺す
劉義隆 451
太武帝、宦官の宗愛に殺される