A-1英会話スクール選別術


1:経営母体〜会社のことです〜
 不景気の波が押し寄せることのない業界がこの世の中にあると聞きます・・・1つ目は医療、2つ目は宗教、3つ目は教育産業です。しかし現実は、消えてしまった病院、宗教、英会話スクールを見受けられますよね。その原因の一つは『営利目的』に走り過ぎたための自暴自棄のようです。

 英会話スクールの本来の目的は、生徒一人一人の語学習得のきっかけを与えることかと感じる私です。本音を言うのならば、語学を習得できて初めて授業料を支払う順序が望ましい気がいたします。しかし現在の所は、スクールの環境の維持費(人件費、光熱費、通信費等)がかかりますから、生徒は『月謝』という形式で、習得を志す自分に対して投資をするスタイルが浸透しているようです。

自己投資とは、確実に語学を習得するための最低資金です。
その投資プランの実例を挙げてみますと・・・
市販の教材やCD使用おこずかい程度の投資気分の向いた期間自己の意志の堅固な人向け
英会話スクール通学¥60万程度の投資約2年間支障のない日常生活を求める人向け(社会人・多忙な学生等)
全日制専門学校通学¥100万程度の投資約2年間時間とお金のゆとりのある人向け(学生・主婦・退職者等)
海外へ語学留学¥200万程度の投資(渡航費・生活費等も必要)約1年間時間とお金と度胸のある人向け(学生・結婚前の行動派の方(^^)等)

 また、上記の自己投資は自分の為の投資なのですから、スクール経営者への上納金と化したらおかしい話になってしまいます。ですから、テレビコマーシャル等で数億円単位の宣伝で名を広めるスクールは、お金持ちの生徒さん対象として捉えてもいいでしょうね。実際、その制作費等で赤字経営に陥っている某スクールは現在も各駅周辺に展開しているそうです。生徒をたくさん集めないと経営が危うくなりますからね(^^;)。

2:英会話スクール〜大きく分けて3種類〜
 英語をはじめとする外国語の習得の必要性は、少なからず今日の日本人には必要とされています。誰もがそう思っていながら、実行に移す「有言実行」の方が予想以上に少ないのも日本人の特徴かもしれません。「右習え」の精神の国柄ですから(^^;)。しかし、そこから脱却し、見事に外国語を習得された方は年々増えています。やはり、実行に移す方は習得も早いようです。

 成功した方々は、自分自身にあった習得方法を見つけています。その手法の一つに、身近の英会話スクールの利用があります。それは、実際に海外留学するより、金銭面や時間面で節約出来る方法だからでしょうね。自動車の免許取得が自動車学校なら、外国語習得は英会話スクールなのかも知れません。また、帰国子女の語学能力を維持するためにも英会話スクールを利用されている話をよく聞きます。

 それでは、日本の英会話スクールの特徴を取り上げてみますね。

1.学校方式
(ECC、ジオスなど)
テキスト使用
1クラス10名以上
日時が定められている(一度休むと授業に支障を来す恐れあり)
初心者には日本人講師が担当
費用約¥35万/年
2.サロン形式
(NOVA、ASAなど)
プリント配布(テキスト使用もあり)
1クラス10名以下
フリータイム制
ネイティブの講師
費用約¥60万/年
3.個人レッスン
(ベルリッツ、バイリンガルなど)
テキスト使用
日時が定められている
ネイティブの講師
費用約¥80万/年
参考例.専門学校
(神田外語学院、ブレックなど)
時間に余裕のある方に最適
基礎から文法、会話へと進む
費用は2年間で約¥200万


3:自己投資〜高利回りの運用です〜
 ここでは、英会話スクールをメインとして、「高利回り」の語学習得のパッケージを探してみました。「高利回り」とは、基本的な金銭、時間、方法、等々を有効利用することによって、外国語習得の向上に役立てるパッケージのことです。間違っても、リスクの高いパッケージ(3ヶ月で英会話マスター等)やブランド名(知名度重視)だけでは選ばないように心掛けております。様々な要素からあなた自身にあったスクールが発見できるように、参考資料としてお使い頂ければ幸いです。

取り扱い商品
お勧めパッケージ
効果・特典
レッスンスクール 外国人から個人的に教わる方法で習得できた方を確認することはできませんでした。この手法は、既に何かしらで外国語を習得された方の能力維持のためには有効かと思います。日本語もそうなのですが、言葉はいろいろな方と話された方が身に付きやすいかも知れませんね。
レッスン時間と料金 60分-90分
レッスン単位ではなく、総合時間(分刻み)で算出
 40分レッスンでは外国語の環境には慣れるようですが、残念ながら習得までには至らない話を聞きます。また、安価が歌い文句のスクールは講師陣の質が問われるそうです。自分に手頃な予算の範囲内で選ぶのが良いかと思います。
フリースペース 常時開放
無料
 レッスンのない時間を有効利用できるようです。外国人インストラクターとゲームや映画を見ながら会話が出来たら楽しいでしょうね。
レッスン期間2年間 外国語を習得するのには必ず絶対時間(1000時間)を要するようです。格安さを魅力とし、短期間コースを選択すると、身に付かないようです。そして再び他の外国語スクールに再入学し、結果的にはコストが倍増になってしまうとか。書店等で衝動買いした英語のテキストもその一種なのかもしれませんね。
テキストあくまで自主勉強用 レッスン中は今まで習ってきた知識を吐き出す練習の場にすると有効だと聞きます。もちろん、自習なしでは知識は向上しないし、レッスンを受けなければ会話能力は身に付きませんので、両方と上手に付き合っていくことが成功への大道のようです。
マンツーマンとグループレッスン併用 グループレッスンは発言する勇気と聞く姿勢が養われ、円滑な外国語会話の習得に効果的のようです。ただし、一クラスにつき10人までが許容範囲とも聞きます。それ以上は学校教育と変わらないようです。マンツーマンは、個人的な英語能力(発音、文法、質問等)の向上に適しているようなので、上記同様、両方の手法を上手にこなしていけたらいいですね。
レッスン日時自由選択 日時とクラスが指定されているスクールは、半強制的な分、習得に有効のようですが、一度欠席すると大変な目に合うという苦い話を聞きました。多忙な方には、レッスン数のキチンと定められた「チケット制」が最適のようです。ただ、あまりに多忙すぎで「チケットの有効期限切れ迫る!」に陥り、消化するだけの通学になる方も多いとか(^^;)。
教室の状態明るく、楽しく、広々と 予備校の授業ではないのですから、有意義にレッスンを受けられる環境が、長続きする秘訣だそうです。そして、気軽に顔の出せる「オープン」なスクールが人気のようです。
外国人インストラクターとレッスン内容好きな方・レッスンを選択可 やはり人間同士、気の合う方とそうでない方がいますよね。そして話題性、得意分野とそうでない分野も存在しますよね。そのような問題点を解決したスクールに巡り会えたら幸せですよね。一部のスクールでは「初心者のために・・・」と日本語講師もいるそうですが、外国語習得を本当に心がけている人には、時間とお金がもったいない気がするかもしれませんね。
その他課外活動への参加 スクール内のみの英語はちょっといただけませんよね。やはり、スポーツやアウトドアなど、活発に行動している時こそ、本当に活きた英会話が交わせるかと思います。これは大学のサークルの延長と思っていただけるとより想像しやすいかも知れません。ただ、このような活動は、スクールのレッスンとは直接的には関係がないので、各イベントは参加者が発案・計画・実行するようですし、実費も各自でまかなうそうです。いわば、友人と遊ぶ感覚なのでしょうね。

 以上、駆け足で英会話スクールの内面に触れてみましたが、一度はご自身で確認されるのが一番かと思います。上記の知識をわきまえた上でスクールに出向くと、スクールによってずいぶん差が出ることに気がつくかもしれません。