日々の自然観察(平成12年)

回りをキョロキョロいっぱい自然をみよう(2000年3月より)

平成12年「春です」


早春の夕焼けは、青・オレンジ・濃紺のグラデーションですよ。(平成12年3月)

「梅雨から初夏です」


岡山市内には農業用水があり、この時期には水もたっぷりです。近くのおじさんが、野鯉に 獲付けをして10匹以上が悠々と泳いでいます。おじさん曰く、「わしの鯉じゃ」ということで、 つり竿を垂れていた、子供達は竿を没収されたあげく、折られる始末。どーなってるのかな?
過保護?我欲?
ちなみにラビットフードも大きな口で良く食べました。自然が自然らしくあるのは、とても難しいかもしれない。(平成12年6月)

「餌もらう野鯉の口はひげ二本」
 

「でんでんむしむし、かたつむり、おまえの目玉は・・・」よくもこんなに伸びましたね。雨上がりの散歩です。梅雨空の下、もう向日葵が咲いていました。お日様の出る東をしっかりと向いていました。

「夏近し梅雨の向日葵すくと立つ」

「カタツムリ目玉とともに首もだす」

「フラフラとおまえの目玉何を見る」

「かたつむりお前もねがえ青い空」

「早稲ですか梅雨の向日葵すくと立つ」

一句できましたよ(*^_^*)。(平成12年6月)



次女(小学校5年)が、学校で蒔いた直播の稲が発芽しました。か細いですが、 しっかり稲です(あたりまえですね)。本人はゲームのほうが、良いようですが 親のほうが、興味をもって観察中です。子供の頃に、見逃したことを今になって 確認しています。自然にチョット眼をやるだけで、とても面白い。(平成12年6月)

「夏です」


7月6日から、ニイニイゼミが鳴き始めました。セミの声は、やはり夏の風物詩です。 西瓜も初物を食べました。結構甘く美味しい、熊本スイカでした。我が家の庭では、八重の向日葵が咲き始めました。暑いけど、生き生きした季節です。(平成12年7月)

「生き物が夏の到来われに告げ」



7月16日は見事な皆既月食でしたね。岡山は0時頃まではとても綺麗な星空で 9時頃からしっかりと見ることが出来ました。画像は我が家の門に落ちていたクマゼミの 抜け殻と22:01の月食です。自然は規則正しく、回り巡ります。 それから、ついでながら我が川柳が第8回COCON電脳川柳句会で入選しました(拍手!)。 これは、指定の画像をみながら吟行するものです。(平成12年7月)
「枯れ木にも灯りをともす夢ほたる」
「シャボン玉夢のままでは割れません」



7月20日は海の日でお休みでした。古代蓮がどうなっているか、2回目の観察に行きました。 城址の樹はニイニイゼミの大合唱。
白系の蓮も咲いていました。蒸しかえるような陽気の中 自宅で写真の整理をしていると、突然の雷雨!「梅雨もこれまでかな?」といような気がしました。見上げる空には綺麗な虹がかかり、これで今晩は涼しいといいな。(平成12年7月)

「セミとハス虹もかかった夏休み」



7月23日に哲西町の鯉が窪湿原に行きました。トキソウはすでに終わり、サギソウは数日で開花しそうとのことでしたが、夏の草花が綺麗に咲き誇っていました。ただ、今年は湿原に草が多く、「乾燥化のせいかな?」と少し心配になりました。途中の田んぼでアイガモ農法を見ました。 農薬を使わず、自然に優しく人に安全といわれます。ほとんどのカモ達は、田の畔で休んでいました。33度ですからね。(平成12年7月)
「トキとサギ北の水辺で咲き競う」



8月18日から8月21日まで釧路湿原を家族と探索しました。その中で、面白い話題を二つ。 蟻の石をご存知でしょうか?宿泊した「丹頂の家」のトーさんの話しでは、鶴居村では早朝に 蟻が活発に活動して巣の石を外に出していたら、天気は晴れるとのことでした。確かに天気は良かったです。もう一つは、ニホンザリガニのことです。子供に頃に夏の用水路にアメリカザリガニは群れをなしていたのを良く憶えています。これは内田ザリガニとも言って、名前のごとく外来種でウイルスを持ち込んで、ニホンザリガニを絶滅の危機に追い込んだようです。釧路湿原の温子内木道にはサワギキョウが満開でしたが、そこのせせらぎにニホンザリガニはしっかりと生きていました。当たり前にあった日本固有の自然が長く守られるように願わずにはいられません。(平成12年8月)

「秋です」


今日は敬老の日です。「俺に似ろ俺に似るなと子を思い」という親心を詠んだ川柳もありますが、「DNA何処か素振りも親に似て」くるものです(*^_^*)。こんな一句はどうですか。「敬えよ屁理屈よりは皺の味」親孝行してますか?(自ら苦笑)
さて、全く関係ないですが我が家の菜園には、オクラの花が盛りです。 食卓には良くオクラがのぼります。食感が好きで豆腐と一緒に食べますヨ。カレーに入れてもOKでした。綺麗な薄黄色の花はどこかハイビスカスに似て豪華です。
ヨシノボリは1か月位前に我が家にやって来ました。愛嬌者です。よく冷凍赤虫を食べますよ。川魚も結構、高く150円でした。自然の切り売りですかね?!(平成12年9月)
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
6月に次女(小学校5年)の通う学校で水田の一部(約6アール)を借りて植えた稲はたわわに実りました。10月5日に5年生147人が慣れない鎌を使って稲刈り体験をしました。収穫したお米は精米し、すしやおにぎりにして児童と保護者で食べる予定です。「あ〜疲れた」とのことでした。 お米一粒も大変だ!(平成12年10月)


「獅子にラッキョウやったなら やったなら・・・
 川端の柳の小枝にちょいとかけてコウチャエコチャエ・・・」

子供の頃から歌ってきた獅子舞の歌です。10月8日、9日は地区のお祭りがありました。「10円、30円、お〜100円もくれたで〜」子供心に憶えています。所謂ご褒美を高学年のものが頭ワリしてくれて駄菓子屋でお菓子を買うのが楽しかったです。今は、お菓子と図書券が大人から配られるそうです。後はビンゴ大会があるそうです。管理されたお祭り。醍醐味はなんだろう?!(平成12年10月)

「ウサギウサギ何見てはねる十五夜お月様見てはねる」
10月12日は十五夜でした。あいにく曇り空でしたが、夜の11時を過ぎると雲がきれて、綺麗なお月様が顔を出してくれました。空高くにあるお月様をデジカメで撮影すると、回りが青いんですね(クリックすると大きな画像)。月食のお月様と全く違った表情です。虫の声を聞きながら、月を眺める。いや〜いかにも風流です。(平成12年10月)


我が家のペット君(さん?)達を再度紹介します。水槽の親分オヤニラミ(3〜4cm)です。餌やりの時には一番にやって来ます。ただ一緒に飼っているタモロコほどスピードがないくせに他の魚を追いやって餌をぱく付きます。家ウサギのミミちゃんは生まれて直ぐに貰ってきて、赤ちゃんの頃から飼っています。2m位の小屋に一匹住んでいます。雌雄不明で独身です。ぱっぱり親分で、ラビットフードより新鮮な野菜が大好きです。我が家の菜園の残り物をあげます。紫蘇の葉なども好きです。鼻の上を掻いてやると気持ちよさそうにします。



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