設計
Alvar Aalto
所在地
Hallituskatu 11-13 Rovaniemi,Finland
用途
文化施設
竣工
1976年
参考ウェブサイト
WILD AND FREE Travel information on Finland - Congress serveces - ROVANIEMI
参考文献
建築文化1998年10月号(彰国社)
文責
ダミカ
作成日
19991106
最終更新日
20010105
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フィンランド目次
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Lappia-talo ラッピア・タロ
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ロバニエミ都市・行政センターの西端に位置するこの建物は、劇場・音楽学校・放送局を合わせ持つ複合文化施設である。私が訪れた日は休館日であったため、唯一見学できたエントランスロビーを紹介する。 なおこの屋根の曲線はラップランドのなだらかに続く起伏ある地形をイメージしたものであり、このようにアアルトが自然の形態をモチーフにするのは珍しいとのことである。
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白い天井、壁の濃い青のタイル、重量感のある大理石の床、そして木製部分の色のバランスが美しい。
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写真右手に劇場に入る扉がある。ロビーにはバイオリンの音が響き、扉の向こうでオーケストラが練習している模様であった。左側には2階ホワイエに上がる階段がある。アアルトの作品でよく目にすることができるこの階段脇の木のスリットは、上と下の空間を切り離さず、しかし無節操につなぐでもないといった曖昧さを演出する機能を持っていると考えられる。
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階段空間に入れば、2階ホワイエの窓から低い角度の自然光が差し込むのを目にすることができる。刻々と変化する太陽の光は青いタイルを照らし続け、豊かな色相を展開させる。
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