全面的な大幅改修で高額になる場合や、老朽化で構造的に問題がある場合は建て替えをお勧めします。建て替えとなると引っ越し、解体費用、仮住まい、などの費用が別に必要になってきます。急をようする、予算に限りがある場合はリフォームをすすめます。敷地の条件で建築当初と異なり建築基準法で規制を受けて建て替えることで現在の面積より小さい建物になり使いにくくなのは困るという場合はリフォームをおすすめします。
移動してリフォームはできます。
ただし、キッチンの移動は、排水や排気等の移動も伴うので検討が必要になります。排気の変更により吸い込みが悪くなったり、排水の勾配がとりにくくなり排水管の流れが悪くなる場合もありますので注意が必要です。
従来のお風呂はオリジナリティがあふれたものにしたい人向きです。浴槽がいろいろ選べるし、天井を高くしたり、窓を高くしたり大きくしたり、床や壁も好みが自由です。ただし手づくりの要素が多いので工期や予算も割高になります。ユニットバスは自由性はあまり無いですが機能、設備の面でグレードが高くなっていますし、工期も５日位と魅力的です。
増築して面積を増やし、出窓、高窓や天窓を設けて日差しを入れて明るい雰囲気にするのもいいです。
外観を考えたり、増築する部分の使用目的も考慮する必要がある。一部を解体したりして既存部屋を広げたり平屋の上に二階を乗せる場合は予算や工期がかかる。
建築基準法の規制、確認申請の必要も事前に調べ確認しておくことが大事です。
家の構造により出来ないリフォームがあります。
●在来工法（一般木造）
法的規制を守ることによりかなり自由なプランができる。
大きな部屋、開口部を設ける時は補強の必要検討。
●２Ｘ４工法（輸入住宅、メーカー系）
壁構造で建物を支える工法のため、間取り変更は規制が多い。壁を壊したりして部屋を広げる増改築は無理と考えた方が良い。
●プレハブ工法（メーカー系）
メーカーによって材質、工法が違うが、一般には壁パネルを併用した工法であるため開口部の設置、壁の除去には制限がある。
●鉄骨造
在来工法の筋交いと同じようなブレースが壁に入っているので壁を取り除く工事は制限がある。
●鉄筋コンクリート
柱、梁以外は自由に間取りの変更ができる。補強のコンクリートの壁がある場合はその壁は取り除けない。
一概に言えません。リフォームの状況、内容や建物により違いますが目安的には
●内装工事 １週間
●ユニットバス工事交換 ５日
●システムキッチン交換 ４日～５日
●内装、水廻り、設備交換等全面改装 １ケ月
●間取り変更等全面改築 ２ケ月
●解体後補修等問題が発見される場合もあり予定よりかかる場合もある
使用材料、内装、外装、住宅設備機器等により異なりますがおおよその目安としては次のようになります。
●キッチン、風呂、便所、洗面脱衣などの機器 15年～20年
●外壁の塗り替え 10年単位（現在は耐久性のある塗料もでていますし、
上から重ね張り出来るサイディングもあり種類が豊富です。）
●屋根の塗り替え 7年～8年 葺き替え 20年～25年（材料により異なる）
●塗り壁、クロスの貼り替え、カーペット、フローリングの張り替え 15年～20年
業者によってちがうと思いますが、良心的であればしつこく電話したりしないでしょう。リフォーム工事の場合は、各住まいの状況を実際に把握して確認の上でないと正確な見積りが出来ないし、いいプラン提案も出来ません。見積りしてから断ってもいいですので、前向きに相談して下さい。
大丈夫住みながら工事が出来ます。大きい工事でも部屋別に工事ができますし、１階、２階に分けて工事したり出来ます。但し、水廻りの工事がある場合は水が使えずにキッチン、お風呂が数日間使えない不便がありますので考慮しておきましょう。
最初に現在の住居の住みにくい部分を一覧にしてみます。
整理することにより、優先順位がみえてきますのでそれに沿って本や雑誌で資料を収集して打ち合わせに活用しましょう。設備機器や家具等は使い勝手や寸法は必ずチェックしておきましょう、ショールームを活用して実際に目で見て確認することもポイントになります。
