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「日本映画に望むこと、他」


大分以前感じたことを書く。
現在当てはまらない点や、推測が多分に入っている。
まず一つ目は日本の映画製作会社は映画作るのを止めたら?と思うことについて。
いや、国外で金を出して作る分にはそれなりのが出来るのだろうが、国内で製作している映画に一体なんの意味があるのだろうか。誰のための映画を作っているのか。出演者、製作者たちのためといわれれば実も蓋も無いが。
ようは作るのを止めてしまえば、映画館は邦画上映する必要は無くなり、存分に洋画を上映できるわけで、また、世のお父さんも子供を映画館に連れてなんていう安易な親子のスキンシップもなくなりもっと中味のある親子関係が生まれるかもしれない。
テレビドラマと変わらない映画を洋画と同じ料金を取るシステムそのものが信じられないし、まして内容が変わるわけでもない。(ましてや全国共通料金で映画館に甚だ差があるのも納得いかんが)
これだけビデオが普及して、テレビの依存度が高い中何をこだわってるのかと思う。
映画を作るに当たってはたくさんの人が関わっているだろう。出演者、製作者、映画会社関係者その他。
たまにドキュメンタリーっぽく裏方さんの紹介などと称して制作現場の職人さんをクローズアップしたりする。
大いに結構なことだ。だが、映画の世界はもっと裾野が広くその広い裾野をメジャー会社が一手で支えているアンバランスな構図であると思う。
35,16共に下流の世界ではしたたかな苦労があり、映画が好きだから、といっても作ってる大元が誰のための映画かわからない物を作っているのだから たまらないのでは、と思う次第なのである。

若い作家は海外で腕を試したら?
映画監督を目指すのなら海外へシナリオなりを送り付けたほうがよいのでは、と思う。競争相手は多いだろうが。
映画監督を目指す人というのは映画が好きで、ある種芸術家肌だと思う。が、自主映画など作る過程で予算など制限される中作るうち、芸術家の面が擦り切れると思うのだ。
原案を考えて、シナリオを起し、コンテを書くあたりまでが腕を発揮できる局面の限界だと思うし、それ以上のことをやるのは別の才能が必要だろう。まして、国内で映画を作るなどということは、プロだって低予算でやっているのにいわずも名がである。
素人考でした。(尻切れとんぼやな)

最後にフィルムの幻想を葬り去れ!

「上の続き」

最後にフィルムの幻想を葬り去れ!
「幻想」ってことはないわな。
何年か前までは新人タレントなどインタビューなんかで将来の抱負など聞かれると「映画に出て・・・」などのコメントがあったものだ。もし今そんなやつがいたら、それはあまりにも知らなすぎる。映画に出ることがなんのステイタスにならないことを。
異業界から映画を作るなんてことはよくある。「昔から映画が好きだった」という理由でお金も貯まったし、知名度もそこそこあるからそろそろ作ろうか?なんてことだな。
映画の株がちょこっと上がるんだ。
先日新聞のコラムで自主映画について書かれたものがあった。地方、地方と市民会館等のホールを借りて映画界を開く、そして連帯を深める、その手段として自主上映がある。映画の残された道です。
フィルムの効果、大画面云々ではなくやはりこれだけの人が見ている、終わった後いたるところで言い合っている感想、そういった物を肌で感じ取るのが映画のよいところなのだ。
例によって尻切れとんぼの内容になった。
あまり書いてスッキリしない内容だ。





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