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<オリヂナル刺繍半襟を作ろう;コーヒーと角砂糖2>
反対側はコーヒーカップを刺しました。イメージとしては角砂糖がコーヒーカップに入って、ぽっちゃんって感じです。コーヒーの湯気をほわほわっと表現したかったのですが、どういう縫い方がいいのか?今一まだ納得できていません。でも目飛ばし菅縫いにしてみたので、少しは透け感があるでしょうか。いちおうコレで完成です。 総刺繍の豪華な半襟も魅力的ですが、こういうかわいいのもオリジナルならではかもしれません。もっと伝統的なモチーフのワンポイントもおもしろいかも? 次回は夏に向けて、絽の半襟に刺繍してみようかな〜。麻の半襟が手に入れば、麻の方が刺繍が刺しやすそうですね。 05.05.08 <オリヂナル刺繍半襟を作ろう;コーヒーと角砂糖1>
まずは角砂糖から。立体を刺すというのがあったので、キューブ型をいくつか刺してみる事にしました。ちゃんと立体に見えるかな?糸を太くしないと立体感がでてこないので、3本をよって本の糸にするっていう甘縒りでよるんですが、これが慣れないと上手く一本の糸を割れません。そこでぐずぐずになったりしてね。
二辺目をさした感じ。ちょっと立体感がでてきたか。生地のもわれが目立ってよく見えないですね。立体い見せる為に、針目は対角線状に刺して行きます。
三辺刺したら立方体っぽくなりました。実際は小さいんですよ。
こんな風に、右前に来るように刺してみました。これだけだとちょっと寂しいので色も入れてみます。
「けし縫いぼかし」っていうのをやってみたのですが、外側にぼかしてもよかったかも。○の処理は、別の方法でもよかったかもなぁと色々と思いつつ今回はこれで進めて行きます。色糸が足りないので、また買い足しに行かねばならないかな。 05.04.02
<オリヂナル刺繍半襟を作ろう;クローバーとみつばち5>
やっと出来上がりました。刺繍をしていた時の写真をみると大きいような感じもするのですが、実際に着物と合わせてみると、表にみえる部分はけっこう細かいですね。みつばちがちょうど真ん中にみえるように合わせてみたのですが、左右反対につけたりとちょっとずつ見えるところをずらせば、色々と遊べるかもしれません。 最初に図案を考えていた時には、付けた時のイメージがどうしても浮ばずに、模様を減らすと寂しくなるような気がしていたけれど、一つ作ってみるとどの部分がどんな風に見えるのかがわかるので、とにかく仕上げる事が大切なんですね。
左右非対称の図案なので、右側にきている部分は、少し大きめです。その方がちょっと遠近感がでて面白いかなと思ってやってみたのですが、手前に来る左側に大きい図柄をもってくると、中心部のみつばちは見えなくなってしまうかもしれないし…なんて悩めるのも楽しい。 ミシン刺繍ではなくて手刺繍でこれだけの刺繍をした半襟を買うとなると、かなりのお値段になってしまいます。自分で遊びや洒落着で着る普段の着物なら、ここまでしなくても、ワンポイントだけ刺繍をしても楽しいと思います。売っている手ごろなお値段の半襟は、たいていは桜の花が散っている様な物が多くて、最初の頃はそれでもよかったんだけれど、どこでみても同じようないかにも大量生産といったオリジナリティーのないものばかりで、ちょっと凝った物はとんでもなく高いし、やはり『和風』というイメージをでないものばかりでした。 着物に興味を持ち出して、母の古い着物を仕立て直して着始めた頃に見かけたケイタ・マルヤマでは確かスイス刺繍の半襟をだしていて、それがとても可愛くて欲しかったけれど、あまりに高くて買えなくてがっかりしたのが自分で刺繍して半襟を作ろうと思ったきっかけでした。だんだんと自分なりに着たい着物の組み合わせのイメージというものがぼんやりと見えてきたけれど、それは今流行りのアンティ−ク着物とも違っていて、かといって西洋人のようにハイヒールやブーツにへこ帯でガウンのような着こなしというのとも違う。いいもの、気に入った生地の着物をさり気なくオシャレにモダンに着たい。洋服のリメイクなんてやった事もないけれど、着物(紡など高級だけれど普段着にジャンル分けされてしまう物とか洒落着の範囲でですが)なら自分の欲しい物がなければ作ればいいという遊びの部分が残っていると思うんですね。そういう部分で上手く遊べれば、アンティークを買っても、いかにもアンティークというカテゴリーにハマる事無く着られるのでは無いかなぁと思うのです。 まだまだ遊びですが、洋服を着るのにそこまで遊ぼうとは思わないのに、着物だと新しい帯一つ買うだけで「どの着物とあわせよう?帯揚げと帯締めはどうしよう?半襟はどうしよう?…」と物凄く想像が膨らんで、買ったつもりで考えるだけで幸せな気持ちになれるところが不思議なところです。私の場合持っている着物が殆どが洒落着の部類にはいるものばかりなので、よけいそうなのかもしれません。 05.03.08 <オリヂナル刺繍半襟を作ろう;クローバーとみつばち4>
片側がやっと終わりました。最初の予定よりもクローバーを増やしたり、華やかさと奥行きを出す為に、クローバーのグリーンも3色に増やしたので、刺す量が増えてけっこう大変でしたが、これも練習。最初に比べると、だいぶ目も揃ってきたし、無駄に細かく刺す事もなくなりました。
これが自慢のみつばち。下絵の段階ではなんだかリアルでどうなのかなぁこれ?って感じでしたが、色を付けて刺してみたらなんだか可愛い。これを足袋に刺してもかわいいかも。みつばちとクローバーは、定番のモチーフだけれど、日本刺繍でやるとまたぼってりした感じがかわいいですね。
花の部分はこんな感じです。最初に刺した方は、下絵を間違えたりして後が残っているので、反対側を下に来るようにして、なるべく目立たないようにしようかな。日本刺繍の場合、生地の表に鉛筆で描くので、いちど失敗するとけっこう痛いことになるといういい勉強になりました。もっと、高級なもの(帯とか着物とか)に刺す場合は、胡粉を使ったりするみたいですが、まだまだそんな段階ではないので、これで練習です。もちろん、きちんと下絵通りにさしていければ、鉛筆の線は縫い目で隠れてしまうので、心配ないのですが。 前回ははってもらった生地を台に張るところから自分でやって、残り半分は次回までの宿題です。その間に、次ぎのモチーフのデザインも考えなくては。新しい技法もいれつつ夏らしいモチーフにしようか、幾何学模様とかでデザイン的なものにしようか検討中。これだから夜更かしになっちゃうのね。 04.05.04
クローバーの部分が全部終わり、クローバーの茎と花の刺繍も終わりました。(まだ、写真撮ってないんだけど)あとは、みつばちを刺したら、片側は終わりです。 かなり鉛筆の後が残っているので、やはり実際に使うのは難しいかなぁ? 次回は、裏にノリをして、反対側の面をはって反対側をまた仕上げるって感じかな。時間があると、けっこうせっせと刺しているので、こういう淡々とした作業も好きなのかも。 でも、なんか学制時代の提出物を作っていた頃を思いだします。あの頃は、毎日提出物があって地獄のような日々でした。
<オリヂナル刺繍半襟を作ろう;クローバーとみつばち2>
すごく地道に進んでま〜す。 前回と比べると、クローバーの数も増えたし、暇をみては寝る前なんかに2〜3個づつやっています。それで分かったのは、糸のより方が毎回一定では無いので、それによって刺繍の感じもかわってしまうという事。 日本刺繍の場合、とうもろこしのほわほわの毛みたいな物を撚った物を2本取りなどにして更によって、一本の糸としてさして行くので、糸のより方に上手いヘタがあからさまにまずでるような気がします。きつくよればイイってもんでも無いし、かといって緩すぎると、途中で弛んで来てしまいもさっとした感じになってしまう。やはり職人仕事って感じですね。 私の場合、糸のより方も甘かったりきつかったりで一定じゃ無いし、刺繍の技術もへたっぴなので、あまり美しく無いです。でも、これも修行と思って、せっせと縫っています。 だって、これ一枚仕上げたら、相当量の糸よりと刺繍をする事になるから、いい練習だと思うな。集中すると一気に仕上げたくなる性格なので、毎日こつこつとが出来ない。あきるまえに、集中してやらないと、しばらくほったらかしにしてしまいそうで。やはり、これも性格でしょうか。一見のんびりしているようで、実はせっかちなのかもね。
<オリヂナル刺繍半襟を作ろう;クローバーとみつばち1>
というわけで、やっとスタートしましたこのコーナー。もうすでに、台に白い半襟を張るところまでは、ロイホスでMikiさんにやってもらい、下絵をアレンジして写すところまでは事前にすませていきました。 刺繍は日本刺繍で刺していきます。まず最初の難関は、糸よりです。あの細い糸を自分のてで少しづつよって行きます。これについては、また後日詳しく書きますね。 クローバーの葉っぱをたくさんモチーフとして使っているのですが、すこし大きめの葉っぱは、「肉入れ」といって、仕付け糸をパンヤ代わりに刺しておくと、ふっくらした感じに仕上がります。 刺すスタート地点は、モチーフの真ん中からです。その方が、いきなり端から刺していくよりも糸目が平行に刺していけるので、仕上がりが綺麗になるみたいです。
四葉のクローバーを刺し終わったところ。ちょっとがたついているのは御愛嬌という事で。でも、なんとなくふっくらしているのがわかるでしょうか?こんなふうに、地道に刺して行くのです。たったこれだけなのに何時間かかったことか。先は長いですね〜でも、次はこういうモチーフでと夢は広がるのです。 04.02.06
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