ロビン百科

 みなさんは、レインボー戦隊ロビンをご存じだろうか?実は、僕もよく知らない(核爆)
1966年(昭和41年)の4月から、翌年の3月に掛けて1年間放映された白黒テレビアニメである。
原作は風田 朗、コミック版も週刊少年マガジンに13回連載された、今や幻の藤子アニメである。
さぁ、なぜこれが藤子作品なのか?その全容が今、明かされる!!

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レインボー戦隊ロビンの概要

風田 朗とスタジオ・ゼロ

幻のコミック版「レインボー戦隊」

「レインボー戦隊」キャラクター紹介


レインボー戦隊ロビンの概要

タイトル:
【アニメ版】レインボー戦隊ロビン
【コミック版】レインボー戦隊

原案構成:スタジオ・ゼロ
企画:飯島 敬/大沼 克之/斉藤 侑
プロデューサー:飯島 敬
音楽:服部 公一
キャラクターデザイン:木村 圭市郎/鈴木 伸一ほか
演出:芹沢 有吾ほか
アニメーション制作:東映動画

放映期間:昭和41年4月23日〜昭和42年3月24日(全48話)
放映時間:毎週土曜日20時〜20時30分(〜36話)
       毎週金曜日19時30分〜20時(37話〜)
放映:NET(現・テレビ朝日)系全国ネット
※昭和42年3月31日に、第6話「宇宙にかける虹」のリピートを放映して終了。

コミック版:週刊少年マガジン昭和41年1月1日号〜3月28日号(全13回連載)
  原作・作画:風田 朗とスタジオ・ゼロ

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風田 朗とスタジオ・ゼロ

かぜた あきらとは、鈴木伸一氏のペンネームである。週刊少年マガジンにコミック版を連載するに当たって合作なので、ペンネームをどうするかと云うことになり、鈴木氏のペンネームを使ったというわけ。

ちなみに、風太朗のメンバーは、鈴木伸一、石森ノ章太郎、つのだじろう、藤子不二雄といった当時のスタジオ・ゼロ主要メンバーの5人で、これは、東映動画からスタジオ・ゼロに、アニメの企画の依頼があったとき「レインボー戦隊」の企画を考えたのが、このメンバーだったからある。

スタジオ・ゼロとは、前出の5人が、アニメーションを作るために設立した会社で、代表作に「鉄腕アトム ミドロヶ沼の巻」(未放映)「オバケのQ太郎」「おそ松くん」などがある。
「ロビン」のアニメ制作に関してはスタジオ・ゼロはノータッチで、東映動画に一任していた。

鈴木伸一「中野に事務所を構えましてね。事務所と云っても、ボクシングジムだったところで、歩くと床板はギシギシと音をたて、ヘタをすると床板がぶち抜けそうなおんぼろビルでした。とりあえず、中古の机一つと16ミリの撮影機を買い込み、旗揚げを祝いました。しかし、僕を除くと、雑誌のマンガはプロフェッショナルでも、アニメーションに関してはみんな素人ばかりなんです。仕事もそんなに取れず四苦八苦しました。
みんなそれぞれ雑誌の連載を抱えてましたし、仕事の合間にアニメを手がけるという感じでした。」

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幻のコミック版「レインボー戦隊ロビン」

週刊少年マガジンに連載されたコミック版「ロビン」だが、アニメになることが決定してからの連載だったので、このマンガは原作ではない。アニメの宣伝も兼ねて、スタジオ・ゼロがタイアップ作品として講談社に売り込んだものだ。
連載は、昭和51年1月1日号から同年3月28日号まで、なんとわずか13回で終了している。
しかもテレビアニメが放映開始になる前の終了。その辺の真相について、安孫子先生はこう語っている。

人気が無くて途中で切られたんです。しかし内心ホッとしました。
雑誌の方は僕と石森君とアシスタントの高橋君の3人でやっていたんです。
共に他の雑誌を持っていたので、「レインボー戦隊」に取りかかるのはいつも最後になった。
夜、集まってストーリーを決め、徹夜で仕上げるというハードスケジュールだった。
キャラクター別にペンを入れたり、ページ毎に入れたりの合作だった。
仕事の合間を見つけて仕上げるので、どうしても雑な面が出てきて心苦しかった。
長谷邦夫などにかなり手伝って貰ってるし、高橋君が全部ペンを入れたりしている。
だから、通して見るといろいろなタイプのヒカルやリリがいるわけ。
仕事のペースが違うから、とにかく苦しかったことしか残ってないな。」

みんなでやっていた作品という点では、「オバケのQ太郎」を思い出させる。
有名な話だが「オバQ」の最盛期は、藤子両氏ではとても雑誌連載の手が足りなく
スタジオ・ゼロ雑誌部の合作としてキャラクター毎に他の漫画家が描いていた。
Q太郎などのオバケ関係を藤本先生、正ちゃん、伸一などを安孫子先生
よっちゃん、ゴジラなどや背景を石ノ森先生が担当している。
故に作者名も「藤子不二雄とスタジオ・ゼロ」になっている。

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「レインボー戦隊」キャラクター紹介

ここでは、ロビンに出演した主要キャラクターを紹介して行くぞ!
各キャラクターを演じる声優さんに、あまりなじみのない人が多いのは、
当時声優という職業自体が存在していなかったからだ。

ヒカル(ロビン)
 声=里見京子  キャラクターデザイン=石森章太郎

12歳。パルタ星人ポルトを父に、地球人のすみ子を母に持つ。
両親がパルタ星人に捕らわれの身の為、ボルトが作り上げた
6体のロボットに育てられる。正義を愛する勇敢な少年で、
戦闘機の操縦技術は世界一。
武器はレイガンとミラクルノバがあるが、ミラクルノバは
一度使用する度に、ロビンの寿命を3年も縮めてしまう。

 

リリ
声=新道乃里子  キャラクターデザイン=石森章太郎

看護婦ロボット。敵・味方の分け隔てなく人間を救うのが使命。
機械の修理、組立のプロでもあり、指先からは破損した機械や
人間の傷などを一瞬のうちに元通りに治すことのできる復元光線や
熱線を出せる。
ロビンを赤ん坊の頃から世話し、人一倍母性本能が強い。
女性特有のヤキモチや、ファッションに弱いミーハーなところも。

ベル  声=中村恵子  キャラクターデザイン=東映動画
人間の3000倍も敏感に音や電波をキャッチするレーダー役。電波を捕えると、耳の先が交互に点滅する。目には透視装置や記憶再生装置、レーダースクリーンになるなど数多くの装置が付いている。
一人前にレディーぶるが、好物のシュークリームを食べ過ぎて、よくお腹をこわす。
短気なところがあり、すぐすねる。

ペガサス  声=関根信昭  キャラクターデザイン=藤本弘(藤子・F・不二雄)
ロビンの乗用ロケットロボット。陸海空と万能で、ロビンの命令するままに、やさしく飛び回る。最高速度はマッハ18を誇り、レイガン、空対空ミサイル、大型ミサイルなどを搭載。
ロボットとして電子頭脳を持つため、ロビンの危機などには自分の意志で行動する。のんびりやの所があるが、戦闘となると俄然張り切り、戦いを楽しむかのように飛び回る。ハイスピードでの急旋回が得意な為、ロビンに重力の負担が掛からないように、操縦席は気密式になっている。

ウルフ  声=桜井英一  キャラクターデザイン=安孫子素雄(藤子不二雄A)
早撃ちが得意な、ガンマンタイプの戦闘ロボット。姿を自分の好きなものに変えられる変身機能を持っている。
電子頭脳には、ロビンが危害を受けると自動的に防御指令が働くようにセットされている。ただ、悲しみ、喜びなどという感情はセットされていないため、ニヒルな雰囲気を漂わせている。

教授  声=八木光生  キャラクターデザイン=石森章太郎
最高の電子頭脳を持ったロボット。鳥や犬などの動物の言葉を理解する能力があり、レインボー戦隊の頭脳・参謀役。世界中の科学者を相手に講義できるだけの優秀なロボットだが、おっちょこちょいで子供じみた面を持つ。頭が良い分だけ、戦闘能力は、まるでなし。

ベンケイ  声=篠田節夫  キャラクターデザイン=安孫子素雄(藤子不二雄A)
計り知れない怪力の持ち主。パンチ攻撃とキックが得意技。お腹の部分が開閉式になっていて、中に教授達を乗せることもできる。また、ハンマーなどの怪力を生かせる武器の格納庫でもある。
体の割には、気が小さく、泣き虫な面を持つ。心優しい性格。

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