山本正之ライヴリポート
「山本正之単独アニカラLIVE 正義の花道」の巻
2001年8月10日 渋谷ON AIR WEST

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行って来ました山本正之単独アニカラLIVE「正義の花道」
リポートは次回以降に回すとして、今日はこれだけ歌われました。
凄いボリュームですね〜。
こりゃ行かなかったファンは一生後悔するかもしれません?!

■■■■演奏曲目■■■■
1.ヤッターキング(ヤッターマン)
2.ヤッターマンの歌(ヤッターマン)
3.天才ドロンボー(ヤッターマン)
4.ゼンダライオン(ゼンダマン)
5.オタスケマンの歌(オタスケマン)
6.アーウー・オジャママン(オタスケマン)
7.ヤットデタマンの歌(ヤットデタマン)
8.逆転イッパツマン(逆転イッパツマン)
9.嗚呼!逆転王(逆転イッパツマン)
10.ハレー彗星(オタスケマン)
11.星影のララバイ(銀河旋風ブライガー)
12.飯田線のバラード(究極超人あ〜る)
13.銀河旋風ブライガー(銀河旋風ブライガー)
14.銀河烈風バクシンガー(銀河烈風バクシンガー)
15.アステロイドブルース(銀河烈風バクシンガー)
16.マイ・ソウル・ジャーニー(銀河烈風バクシンガー)
17.いつか時を止めて(銀河烈風バクシンガー)
18.UFO戦士ダイアポロン(UFO戦士ダイアポロン)
19.黄金戦士ゴールドライタン(黄金戦士ゴールドライタン)
20.おじゃまんが山田くん(おじゃまんが山田くん)
21.タイムボカン(タイムボカン)
22.究極超人あ〜るの歌(究極超人あ〜る)
23.新・究極超人あ〜るの歌(究極超人あ〜る)
〜アンコール〜
24.銀河無責任タイラガー(無責任艦長タイラー)
25.絶唱カラオケマンの歌(タイムボカン王道復古アルバム「タイムボカンカラオケ博覧会」より)
26.降臨!アニメの大王(アニメソングアルバム「アニメの大王」より)
27.ZEったい消エナイ(平成タイムボカン)


【リポート】

地図を見ると、会場近くには仕事で昔よく来ていたフォーラム8がある。
ちょっと懐かしかったり…
しかしこのライヴハウス、道玄坂のラブホテル街の中にあるんですねぇ。
ここ(会場の前の道)、前に通った事あるぞ(笑)

開場は17時半、開演は18時だというのに米ットは16時過ぎに会場前に到着。
せっかく早く会場に着いたのに、入場は先行予約者優先らしい。
まぁ予想はしていたけど、まさか優先予約者が200人もいるなんて(笑)

まぁそんな感じで何とか会場入り。ドリンク引き換え券を即行で使い
CCレモンとおぼしき炭酸を一気に飲み干す。喉乾いてたのよ。マジで。

開演予定の18時、まだ始まらない。18時5分、まだだ。18時10分。おいおい…どうなってんの?
と、その時!耳慣れたイントロと共に突然山本正之登場!!
いつもはひっそりと現れる先生が、ピンクピッキーズと横に手を繋ぎ
やたら派手に登場しました。会場はいきなり凄い盛り上がり!
というワケで早速1曲目。

1.ヤッターキング(ヤッターマン)
「ヤッターマン」2代目オープニング。
各曲について詳しくは当HP「山本正之ソングカタログ」をご覧下さい。
今回歌われた曲については大体網羅してます。

今回の「正義の花道」は、通常の山本正之のライヴやコンサートと違い
アニカラLIVEの名の通り、会場にカラオケを流して歌うという形式。
会場はライヴハウス。当然椅子なんかないのでオールスタンディング。先生絶唱。観客ノリノリ。
初めて生で見るピンクピッギーズ。可愛い。

2.ヤッターマンの歌(ヤッターマン)
「ヤッターマン」初代オープニング。こうやって2曲連続で聴くと圧巻。
どっちも凄く耳に残る名曲ですなぁ。アチョーホヨホヨホヨホヨ…。

3.天才ドロンボー(ヤッターマン)
「ドローンジョ、トーンズラ、ボヤッキー」の部分は当然先生のモノマネ(笑)
相変わらずボヤッキーが秀逸!八奈見乗児さん70歳になられたらしい。

4.ゼンダライオン(ゼンダマン)
「ゼンダマン」からはこの曲がエントリー。ピンクピッキーズの電車ごっこみたいな
振り付けが可愛かったです。ちなみに米ットの立ち位置は先生の真正面。
といっても後ろの方だったんですが、いつもの様に広い会場ではないので
先生の姿を見る分には充分でした。
で、そこだとピンクピッキーズは川上とも子さんくらいしか、まともに見えなかったんですが
ともちゃん可愛いです。ファンになりそう。

ここでようやく先生の挨拶。
「いやー、いつもみたいに横に二人(ザ・サスクハナの事)いないとスッキリするなぁ。
いくちゃんは顔が綺麗だから良いけど、亀がいないってのは…」といつものパターンの笑い話(笑)
「今回は26曲も歌っちゃうんですよ。凄いですねー。これは何故か…」
そこかしこで「長編がないから」と聞こえる(笑)
後はピンクピッキーズをかるく紹介。今回は数あるメンバーの中から人気声優でもある川上とも子。
それから、ゆかりさん?(名前忘れた)ひろこさん(ご免知りません)。そしてジャラの4人が登場。

5.オタスケマンの歌(オタスケマン)
「キラキラキラキラスタースター」の振り付け、初めて知りました。
みんなちゃんとやってたけど、知ってたのかな?

6.アーウー・オジャママン(オタスケマン)
「アターシャ、セコビッチ、ドワルスキー」の部分は今度はカラオケ。
「オシイオシイナ モウチョットー」の部分もしっかり流れた(笑)
で、「アーウー」は福田元首相から来ているらしいですが、
そうとは知らずに会場は福田氏のモノマネをしている人間が一杯いました(爆)

7.ヤットデタマンの歌(ヤットデタマン)
「ゼンダマン」のOPがなかったので、先生が歌わなかったOPはないのかなと思いきや
ヤットデタマン歌ってくれました。しかも「来たぞー来たぞー大巨神」の部分の
「きょじん」が嫌だそうで(笑)2番では「大中日」になってました(爆)

8.逆転イッパツマン(逆転イッパツマン)
「パッ、パッ、パパパパパパパパパ イッパーツマーン」
ある程度の年代の人なら誰もが聴いたことのある名曲です。
これを生で聴ける事に凄い喜びを感じました。

9.嗚呼!逆転王(逆転イッパツマン)
ここから一旦カラオケを止め、先生お得意のギター登場。
ギターを持ってきたのは川上とも子嬢。受け渡しのやり取りが面白かった。
曲はボカンシリーズの挿入歌で一番人気の「嗚呼、逆転王」のバラードヴァージョン。
先日のライヴでも聴いたので新鮮味はなかったので通常のも聴きたかったかも。

10.ハレー彗星(オタスケマン)
この曲は昔から一度生で聴いてみたかった曲。ようやく念願が叶いました。
先生によると「ボカンシリーズの中でもかなり人気のある曲」とのこと。
やっぱりね〜。僕も最初聴いた時にすぐに気に入ったもんなぁ。
でもレコード化されたものは神保先生の編曲にちょっと納得行かなかったみたいです。
というワケで今回は編曲される前のバージョン。といってもそれほど変らないんですが。

11.星影のララバイ(銀河旋風ブライガー)
J9シリーズって僕は1回も見た事ないんですが、エンディングだったのかな?
このJ9シリーズは雰囲気の良い曲が多いので好きなんですよね。
「アステロイドブルース」歌って欲しい。

12.飯田線のバラード(究極超人あ〜る)
この曲は予定してなかったそうで、気分がいいから追加したそうです。
歌詞カードなしでの歌唱となったので、途中で、お客が歌詞を教えながら合唱となりました。
これを生で聴くのは10年前の「ザ・夏祭り」以来、最初歌詞聴いた時は笑ったなぁ。
こんなムード満点な曲ですら駄洒落で締める(笑)でも気付かない人もいる(爆)

13.銀河旋風ブライガー(銀河旋風ブライガー)
ここからJ9シリーズに突入。
当然オープニングナレーションつき。お呼びとあらば即、参上!

14.銀河烈風バクシンガー(銀河烈風バクシンガー)
ここで、ゲストとしてアニメタル登場!先生とデュエットでハニハニを熱唱!
…は、いいんですが見事に歌詞間違えてくれました(爆)
歌詞というより、サビの部分に一足早く入ってしまうというハプニング。
これには先生も仰天!まぁ、面白かったから、愛嬌愛嬌。

15.アステロイドブルース(銀河烈風バクシンガー)
この曲出ないかなーと思ったら出ました!一度ライヴで聴きたかった曲
なので、またもや念願が叶いました。

16.マイ・ソウル・ジャーニー(銀河烈風バクシンガー)
切ないメロディーが好きです。元は女性ボーカルの歌だけど
先生は本当にそういう事感じさせないのが上手です。

17.いつか時を止めて(銀河烈風バクシンガー)
この曲、何故か「黄泉帰り者」と勘違いしてしまう…。

18.UFO戦士ダイアポロン(UFO戦士ダイアポロン)
2番で子門真人、佐々木功、水木一郎のモノマネを交えて歌ってくれました(笑)
先生こういうの好きだなぁ。僕も好きですが(爆)

19.黄金戦士ゴールドライタン(黄金戦士ゴールドライタン)
往年の名曲2連発!この曲が出なきゃ嘘でしょう。
「ゴールドライタン」の曲が終わると、突然「おじゃまんが」のイントロが流れてフェードアウト。
ここでトークに入るのにスタッフが間違っちゃったようです。

20.おじゃまんが山田くん(おじゃまんが山田くん)
この曲からピンクピッギーズ再登場、とも子、ゆかり、ひろこ、ジャラ。
真ん中の二人は既に奥さんだそうです。
ここでピンクピッギーズの歴史や何やらが語られたので、そこで判明した事実を幾つか披露。

・初代メンバーに五十嵐麗がいた(ときめきメモリアルの鏡魅羅役が有名な声優)
・川上とも子のピンクピッギーズ初参加は「おぢさんシンドローム」か「ナマケモノが見てた」。
「究極超人あ〜るの歌」収録時は、学校の授業中で出られなかった。
・とも子はバオバブ学園でゆかりの1期先輩。
・ひろこは役者として舞台などで活躍中。
・ジャラは「おミズの数え歌」でバスタオルズのメンバーとして歌手デビュー済み。
・弟子の亀がいつまで経っても成長しないので(笑)これからは愛弟子のジャラに心血を注いでいくらしい。
・ピンクピッギーズはメンバーが入れ替わりしているのでモーニング娘。みたいなものらしい(笑)
・ピンクピッギーズがモーニング娘。だと山本正之はつんくに当たるらしい(笑)
・モーニング娘。よりピンクピッギーズの方がメンバーの総人数は多いらしい。

とまぁ色んな面白い話が聞けてトーク面でもかなり充実していました。
先生曰く「今日はコントやりに来ているわけじゃないんだけどな〜(笑)」

21.タイムボカン(タイムボカン)
「この歌がなかったら今日僕はここに立っていなかった」と先生もいう通り
記念すべき山本正之の歌手デビュー曲です。
ピンクピッギーズによる「エイト・ゼブン・シックス・ファイブ・フォー・スリー・ツー・ワン
ターイムボカーン」からスタート!

…で、この曲とまったく同じ出だしの曲がもう一曲ありますね。
川上とも子嬢、これから歌われる曲目を見て、「先生、きらめきマンが入ってないんですけど…」

そう、川上とも子と言えば声優。タイムボカンシリーズ第8弾「怪盗きらめきマン」で
主役のきらめきマン1号リップ役を演じていた。自分が主演したアニメの主題歌が入っていない!
先生「そうか、きらめきマン、すっかり忘れてた(爆)どんな歌だったっけ…?」
とも子「ひど〜い」
先生「じゃどんな歌だった?」
とも子「…忘れた。いいもん、お家帰って聴くもん!」

ここでお客の方から歌詞を教えられ「怪盗きらめきマンの歌」を1番だけ何とか披露。
それに続き「きらめきマン」エンディング「フラランランデブー」も1番のみ全員で合唱となりました。
とも子「嬉しいーっ☆」
うがーーーっ!フルコーラスで聴きたかったよおぉぉぉっ!!!
嬉しかったけどね☆

22.究極超人あ〜るの歌(究極超人あ〜る)
いよいよラストの2曲。締めの曲は米ットにとっては運命の作品「究極超人あ〜る」!

23.新・究極超人あ〜るの歌(究極超人あ〜る)
「あ〜るの歌」が流れちゃったのでこの曲はなしかな?と思ってましたが
立て続けにやってくれました!ありがとう山本先生!
この曲を生で聴くのは10年ぶり!!つい先日の日記にも書いた通り、米ットが最初に
生で感銘を受けたマサユキソングがこれです。「あ〜るの歌」に続けて
この曲のイントロが出た時は涙出そうになりました。しかもラスト!やっぱこの曲最高!!!

〜アンコール〜
24.銀河無責任タイラーガー(無責任艦長タイラー)
これは結構マイナーな曲。タイトルから分かると思いますがJ9シリーズをモチーフにしています。
自分の曲をパロディー化するのも山本正之の得意技(笑)

25.絶唱カラオケマンの歌(「タイムボカンカラオケ博覧会」より)
「タイムボカン王道復古」発売時のカラオケ企画アルバムに入っていた曲。
これもあんまりメジャーな曲とも思えないんですが、この後の「アニメの大王」ともども
カラオケに入っているんですよね。そういうのも選曲理由になったのかもしれません。

26.降臨!アニメの大王(アニメソングアルバム「アニメの大王」より)
アニメソングじゃないけどアニメを歌うならこの曲も外せない!
この曲は間奏のメロディーが「アニメがなんだ」になってますが、ちゃんとここに歌詞入れてくれました(笑)
丁度テーマに沿って「この頃血湧き肉踊るオープニングが見当たらない」のアニメソングを歌った部分です。

27.ZEったい消エナイ(平成タイムボカン)
本当のラスト。掲示板の書き込みでは知らない人が結構いたようですね。
通常この曲はコンサートのラストでアカペラ、しかもマイクなしで歌われるんですが
今回はアニカラLIVEという事でカラオケがついていたので凄く新鮮に感じました。

個人的にはこれに「銀河疾風サスライガー」「からくり剣豪伝ムサシロード」が入っていれば完璧でした。
特に「ムサシ」は、テレビで初めて意識して聴いたマサユキソングなんです。
「このまちだいすき」もあれば…って、あれはアニメじゃないか。

先生も50歳を迎え、最初は勢いのあるアニメソングをこの曲数歌うのは無理だと
思っていたらしいです。だが、そんな時に浮かんだ人は水木一郎アニキ!
先生の頭の中でアニキが「正之先生、頑張りましょうよ」と囁いたそうです(笑)
「アニキは僕より2〜3つ年が上なのに、1000曲歌ってんだもんなぁ。
20数曲なんてどうって事ないよなぁ。…でもアニキは人間じゃない(爆)」と頑張ってくれました。

今回、トークでやたらアニキの話が聞けたのも面白かったです。
始まるまでは痛かった足も立ちっぱなしでも痛さを忘れるほど熱中したこのライヴ。
お客さんが帰りに「ああ、面白かった」と言っていたのが印象的でした。

初出:HEAD PLAN雑記帳〜米ットの日記〜

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