藤子・Ｆ・不二雄＆藤子不二雄Ａ先生の作品を取り上げていくページです。
近々大幅パワーアップ予定！よろしく。
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いきなりメインタイトルと逆行しちゃう様なタイトルですが、藤子作品の連載ものの名作を取り上げてみたいと思います。数々の映画や小説、そして旅行と、取材に余念がなかったＦ先生の作品のモチーフは多種多様です。
それは決して、子供を喜ばせる為だけでも、環境保護を訴えるのが目的でもありません。
そんなＦ先生の深い世界を、これを読んで一度体験してみて下さい。
レベル１「エスパー魔美」超能力者としての苦悩を描くシリアスチックな展開から、酒飲んで酔っぱらって、むやみに超能力を使いまくるコミカルな展開など、バラエティに富んだ話で時間を忘れて楽しめます。
８７年から２年間、テレビアニメとして放映されたので、知っている人は多いでしょう。このアニメ版も原作をうま
く消化しオリジナルストーリーも原作の世界観を壊すことない良作アニメとなりました。スタッフに感謝！！
レベル２「Ｔ・Ｐぼん」コミックワールドで連載され、その後コミックトムに活躍の場を移した歴史アドベンチャー。
中学生の少年、並平 凡がタイムパトロールとなり、過去・未来で不幸な死に方をした人々をピックアップして（歴史の流れに影響がないことを確認の上）救出するという設定。大人になって読むとその深さが判る事から
かなり高年齢向けの作品だと思うが、小学生でもすんなり読ませてしまう所に、天才藤本 弘を感じることが出来る。全作品中、一番歴史好きのＦ先生らしいのではないだろうか？１話１話に相当綿密な取材がなされているのが判る事からも、力のいれ具合が伺えます。必見！！
レベル３「モジャ公」９７年までテレビアニメが放送されていましたが、原作は全くの別物と言っていいです。
アニメ版はただの児童向きＳＦアニメになっていましたが
原作は、見た目の子供向けに反して、かなりハードな展開を連発します。血しぶきまみれになって自殺するモジャ公、空夫、ドンモ（以下３人）。幸せな筈の天国の星でゾンビのようになって死にかける３人、詐欺宇宙人・オットーに騙され、何度も死に…とにかく何度も命の危険にさらされます。中でも最も衝撃的なのは、最終話とされている「地球最期の日」で、某宗教事件を予言したかの内容になっています。ノリ的には「２１エモン」の設定で、劇場版「ドラえもん」をやり、ちょっとブラックな味付けをしたような感じでしょうか？これを読まないと藤子作品は語れませんよ？