新!検定ML


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(2001.12.10〜2002.10.28) ■■■



[50] Re:はじめまして (Snowy) 10/28 14:55

はじめまして。

れふとさんのご質問、色名(JIS系統色名)についてですが 「JIS Z 8102−物体色の色名」は昨年、2001年に改定されました。そのため、明度および彩度に関する修飾語”は以前は11種類だったものが13種類に変更されています。

有彩色の系統色名 =1.明度及び彩度に関する修飾語+2.色相に関する修飾語+3.基本色名

1.明度及び彩度に関する修飾語 …13種類
2.色相に関する修飾語  …5種類
3.基本色名  …10種類

その他、無彩色の系統色名に関しても、色みをおびた無彩色の系統色名に ついての項目があります。

無彩色の系統色名 =1.色相に関する修飾語+2.明度に関する修飾語 +3.基本色名

例えば、スカイグレイの場合“青みの明るい灰色”ですが青みの+明るい+灰色 1+2+3という組み合わせになります。

1.色相に関する修飾語 …10種類(言葉の重複するものを含めると14種類)
2.無彩色の明度に関する修飾語 …4種類
3.基本色名  …3種類

おそらく、ご覧になっていた参考書は改定前の内容です。 試験には、2001年改定の最新の方で出題されますからAFTテキストをしっかり勉強される方がよいでしょう。

系統色名の詳細、それぞれの修飾語については、AFTのテキストでご確認下さいね。



[49] Re:はじめまして (ターコイズ) 10/28 8:58

れふとさんこんにちわ。

私も今回初めて AFT2、3級を受験します。独学なので自分がどの程度理解できているのか?不安なところです。さて質問の件ですが、

>JISの色名表示で「彩度明度に関する修飾語」の種類なんですけどある参考書には11種類と書かれていますが、AFTのテキストを見ると基本となる「つよい」も含めて13種類あります。

11種類というのはおかしいですね。確かに13種類ですよ。PCCSの種類プラス1ですよね。プラス1....というのは低彩度の修飾語がCCSより一つ多いでしょう。それです。

>どちらが正しいのでしょう?AFTのテキストが正しいと思っていいのでしょうか?

それは なんていう参考書なんでしょうねぇ?もちろんAFTが正しいですよ。

>それと、PCCSの「トーンを表す修飾語」はトーンの名前をそのまま使うんですよね?

それはそうですが、ペール、ライト、ブライトあたり明清色が私の場合は混同するこがあります。他は名前どうりですよね。



[48] はじめまして (れふと) 10/27 22:05

はじめまして。

今度AFTの色彩検定を受けようと思っているのですが、分からない所があるので、どなたか教えてくださいませんか?

JISの色名表示で「彩度明度に関する修飾語」の種類なんですけどある参考書には11種類と書かれていますが、AFTのテキストを見ると基本となる「つよい」も含めて13種類あります。

どちらが正しいのでしょう?AFTのテキストが正しいと思っていいのでしょうか?

それと、PCCSの「トーンを表す修飾語」はトーンの名前をそのまま使うんですよね?

あと、試験に関して、何かアドバイスを頂ければ嬉しいです。



[47] 2次対策通信講座ご案内 (nicky) 10/27 15:51

皆さん、こんにちは。

今回は私の通信講座のPRです。興味ない方、ごめんなさい。m(_ _)m

私の主宰している教室「ルチア色彩アカデミー」では色彩検定1級2次対策の通信講座を開いています。2次対策なのですが、XYZ表色系とNCSについても解説や 問題を入れています。(XYZ表色系とNCSについての難度の高い問題が2000年度 2次試験に出題されたため)

現在1次試験のために勉強されている方にもお役に立つことと思います。 万一1次試験不合格の場合は提出期限を来年に延長することもできます。

もしご興味ある方は下記のアドレスまで直メールでお問 い合わせくださいね。(後略)



[46] ML過去記事アップしました (細谷 ) 10/25 20:12

こんにちは。『検定ML』管理人の細谷です。

大変お待たせしました!「色彩ガイド」ML過去記事をすべてアップしました。

■メーリングリスト インデックス(過去の記事一覧)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~color/all/ml_index.htm

また、FreeMLでユーザー登録後(無料)My Pageにログインすれば、ML退会、メールアドレス変更、過去記事閲覧ができます。

■FreeML
http://www.freeml.com/

何かございましたら、管理人までご連絡ください。では宜しくお願いします。



[45] 色彩検定の試験問題集をコピーさせてください (さばとら) 10/5 20:20

はじめまして。色彩検定の試験問題集をお持ちの方、1冊500円くらいで2〜3日お借りできませんか?コピーをしたら必ずお返しします。もちろん送料もこちらで負担します。自費ですと大変お金がかかり困っております。ご親切にお貸しいただける方返信おねがいします。
(後略)



[44] 色の本が出揃いました (nao) 10/1 2:16

こんばんわ。以前、色の本屋さんを紹介させて頂きました!あれから、 更新に更新を重ね、140册!の色の本を集めてみました。
http://www.esbooks.co.jp/myshop/colorsbooks

まだまだ紹介したいものもあるのですが、140册が掲載できる限度で残念です・・・

でも、ちょくちょく、本の入れ替えをやりますので時々、のぞいてみて下さい!
(後略)



[43] 色の本 (nao) 9/17 23:27

こんばんわ。

カラーMLも購読の方には重複しますが・・・

色の書籍を集めてみました。
http://www.esbooks.co.jp/myshop/colorsbooks

まだまだこれから増やしていこうと思ってます。良かったら見てください。

こんな色の本もおススメです!というのがあれば上記アドレスから 店長あてにメールでお知らせください。

といっても、本当の本屋さんではありませんが(笑 (私に儲けはないですよ!念のため・・・)



[42] Re:色彩心理について (マハリク) 9/4 14:08

検定からは外れる話題かも知れませんが、

韓国を訪ねた時にビックリした事の一つに、お肉やさんの、お肉のウィンドウの中の照明の色がありました。

日本なら、殆ど色が無いか、やや黄色味がかっている印象があるのですが、 なんと韓国では、どのお肉やさんもピンクのネオンなんですよ。もう、ビックリ。特に夜はスゴイです。血が滴るようで、ちょっと恐かった。

効果という面では、赤が協調されていたな、と思います。(補色の効果は、面積や配置などにもすごく影響されるのではないかと思います。)

プリンさんの投稿、多分、理屈としては合ってるようにも思いますが、 しかし、ベージュってのが、題材としてはビミョーですよね。



[41] Re:色彩心理について (shoji) 9/4 11:29

おはようございます! はじめまして!

私も今、勉強中のところなんですぅ〜どんな覚え方がいいのかは、わかりませんが、AFTの参考書の色とトーンマップの色を組み合わせて、だいたいこの辺の色とゆー感じに覚えるようにしてます。微妙な差がある色はトーンマップの色を基準に、鮮やかかどうか見るようにしてます。(ただ、トーンマップにその色があるとは限らないですが)色の名前も面白いですよね。

由来も覚えてますか?



[40] Re:色彩心理について (nao) 9/4 1:56

こんばんわ。

>色彩心理の本を読んでいて、疑問に思ったことなんですが、、、。あるお肉屋さんがお店を改装した時、壁の色をベージュにしたそうです。そうすると、お客さんは入るのだけれど、お肉を買わずに素通りしていくようになったそうです。それはベージュの補色の薄い緑色がお客さんの目に残像となって、緑色のめがねをかけて赤いお肉をみることになり、結果、お肉が腐ってみえるから、、、ということなんです。これって本当ですか?

私はあまり信ぴょう性はないように思います。というのも、まず、お客さんがベージュの壁をあまり凝視することはないのではないか?ベージュの残像は非常に薄いものであるので、肉の色に大きな影響を与えることは少 ないのでなないか?というのが理由です。

あくまで、残像現象を理解してもらいやすくするための例え話しくらいに 思っても良いのではないでしょうか?この例に限っては...かの有名な、イギリスはロンドンにあるブラックフライヤーズブリッジも (黒い橋を緑色に塗り替えたら自殺者が減ったという有名な橋)行ってみれば、石づくりの橋で、これじゃあ塗り替えもできないよなと思ったという経験があります。

昔は、石づくりじゃなかったのかもしれませんが・・・(笑



[39] 色彩心理について (プリン) 9/3 22:51

色彩心理の本を読んでいて、疑問に思ったことなんですが、、、。あるお肉屋さんがお店を改装した時、壁の色をベージュにしたそうです。そうすると、お客さんは入るのだけれど、お肉を買わずに素通りしていくように なったそうです。それはベージュの補色の薄い緑色がお客さんの目に残像となって、緑色のめがねをかけて赤いお肉をみることになり、結果、お肉が腐ってみえるから、、、ということなんです。これって本当ですか?すこしオーバーに書いてるのですか?私は以前腰の高さあたりまで赤い煉瓦模様のクロスを張ったお肉屋さんに入った覚えがありますが、上記のような気分にはならなかったのです。私が鈍感だったからなのかもしれませんが、机上で勉強した知識が実際にどこまで本当なのか、まだ実体験が少ないので教えて頂きたいのです。

それからもう一つアドバイスをお願いしたいのですが、検定の勉強の中で色名の覚え方がいまいちです。自分の覚えが悪いのは分かっているのですが、検定合格された方はどんなふうにして色名を覚えられたのでしょうか? お願いごとばかりですみません。



[38] :Re:どういたしまして (りんだ) 9/2 23:59

プリンさん

検定の方ですが、考えの整理がついたようでよかったです。質問の方もああいう勘違いってだれでもありますよね。何度も読んでるとわかってるはずのものも だんだんわからなくなってきたりして。

>それからリンダさんのHP覗かせてもらいました。ステキですね。ホントにカフェでくつろげる雰囲気のHP。ステキです。

ありがとうございます♪まだまだって感じなんですが、これからもいいサイトにしていけるように頑張ろうと思っています。頻繁に更新もしているのでよかったら また遊びにきてくださいね。(近々全面リニュをしようと思っています)

>私は子供がいて家事をしないといけないので、ネイルのほうまで気がいかないのですが、つい先日気分転換にラメ入りのマニキュアを買いました。マニキュアを塗るだけで指先を気にしてマッサージしたり少しおしゃれな気分にもなります。

そうですよね。ほんとちょっとした事でもおしゃれな気分になったり幸せな気分になったりしますよね。女性に生まれてよかったと思う瞬間♪お子さんがいらっしゃるのに、そうやってずっとオシャレ心を忘れない女性って素敵ですよね。カラーセラピストさんになれるように頑張って下さいね。色々な事に興味を持つ事によって、今後色々な事にきっと役に立つと思います。お互い頑張りましょうね♪これからもよろしくお願いします。


[37] りんださんRESありがとうございます (プリン) 9/2 22:53

リンダさん質問のRES早々にありがとうございました。3級の勉強は一通り終わったので、2級の弱点を勉強しつつ 3級の復習にも力をいれて、両方受験してみます。

それからもう一つの質問のほう。恥ずかしいです。何度も問題を読んだはずなのに、考えるときに勘違いしてるんですね。ナチュラル配色とコンプレックス配色を選んでしまってるんです。ホントにそそっかしいです。不適切なのを選びなさい、、、という問題で適切なのを探してたり、その反対もあったり、もうちょっと集中力が必要です。

それからリンダさんのHP覗かせてもらいました。ステキですね。ホントにカフェでくつろげる雰囲気のHP。ステキです。私は子供がいて家事をしないといけないので、ネイルのほうまで気がいかないのですが、つい先日気分転換にラメ入りのマニキュアを買いました。マニキュアを塗るだけで指先を気にしてマッサージしたり少しおしゃれな気分にもなります。私はカラーセラピストを目指していますが、今まで関心がなかったものにも カラーを通して触れていきたいと思うようになりました。 これからもいろんなアドバイスお願いします。



[36] Re:質問のお答えです (りんだ) 9/2 16:27

こんにちは、プリンさん。

>そこで私も2・3を受けようと勉強してきたのですが、そこで質問です。仮に、2級合格し3級が不合格、、、なんてことは起こるのでしょうか?必ずしもないとはいえないのでしょうか?

実際の所はよくわかりませんが、私個人的には検定はあくまでも目安だと考えています。一般的には2級の内容に3級が含まれるので両方一緒に勉強した方がいいとされています。どこまでできると一口にいっても人それぞれの基準があると思いますので個人個人のばらばらな物差しを統一するその目安だと。

なので、プリンさんのように例え2級のみを受けようという事になったとしても3級も勉強しないといけないと思うのです。(なにかの本にそんな事が書いてあったような・・・)

私も大分前に2、3級をうけた事があるのですがその時プリンさんの様な事を考えたうちの一人です。きっと他にもそういう方がいらっしゃると思います。 私の場合、運良く両方合格したのですが2、3級両方うけてよかったと思っています。でも、費用節約のため2級からでもかまわないと思います。ただ、先程も申しあげたように2級からでも3級からの勉強は必須だと思います。

要は検定よりも最終的には色の資格を取って自分は何をしたいか?という事の方が大切な気がするので目的にあわせて受験すればいいと思います。(ちょっとこれだと答えになってませんか?すみません)

>質問ついでに、、、ある問題集の中にこんな問題がありました
(中略)

上記の問題ですが、答えはやはり2のみだと思いますなぜならプリンさんがお答えしていた4は ビビットトーンの10(黄緑)とブライトトーンの8(黄色)ですよね。トーン分類を見ていただければわかると思うのですが ブライトトーンよりビビットトーンの方が明度が低いです。コンプレックス配色は黄みよりの色相より青紫に近い色相の方を明るくする配色なので、4が答えなら青紫に近い色相のv10(黄緑)の方を明るくしなければならないのです。(例えばvではなくpやltなど)

以上長くなってしまいましたが、ご参考になれば うれしいです。試験頑張って下さいね。影ながら応援しています。ではでは。(^ー^)ノ ̄ ̄see you!



[35] 質問です (プリン) 9/2 14:46

初めて投稿させて頂きます。わたくしただ今色彩検定2・3級の受験勉強中です。一般的にみなさん、2・3級、2・1級・・・というふうに2つまとめて受けるケースが多いようですね。そこで 私も2・3を受けようと勉強してきたのですが、そこで質問です。仮に、2級合格して3級が不合格、、、なんてことは起こるのでしょうか?・・・というのは2級を勉強し始めると、3級のある部分が抜け落ち、忘れてしまっているということも私の場合生じてきて、もし2級合格に3級合格が含まれるのであれば、2級の勉強に集中できてその方がいいのではないか、、、と思いはじめたのです。「3級不合格で2級合格」なんてことはあり得ない、、、というお声も聞こえてきそうなのですが、受験費用もバカにならないので質問させて頂いた次第です。

質問ついでに、、、ある問題集の中にこんな問題がありました。

1 〜4の中で コンプレックスの組み合わせは何番か?

1.v12とdp14
2.p2とb4
3.dp16とdk18
4.v10とb8

答えは2なのですが、私は4も該当すると思うのです。 どうでしょうか? お答え頂ければ嬉しいです。



[34] Re:AFT1級2次対策講座 (nicky) 6/20 12:46

つちたにさん、皆さん、こんにちは。 nickyこと萩森くにこです。

つちたにさん、昨年はせっかく1次に合格されたのに 残念でしたね。 今年はぜひがんばって合格してくださいね。

(以下PRです)
ご質問の「AFTの1級2次対策だけやってる 学校」ではないのですが、私は今年も1級2次対策通信講座を 開く予定で現在準備中です。
(後略)



[33] AFT1級2次対策だけ講座とか… (つちたに) 6/20 11:09

どうも。みなさまお久しぶりです。(ほぼ、はじめましてに近いくらい、長らくメールしてなかったのですが)大阪のつちたにと申します。

奥山さんに引き続き、質問というかご相談です。私は昨年AFT1級の一次に合格し、残念ながら2次でおちました。で、今年は一次免除で、2次からの実技のみの試験となるのですが、そこでご相談。

みなさん、大阪で、AFTの1級2次対策だけやってる学校とかってご存じないですか?1次とセットになっているのはいくつか、知ってるんですが、10万以上するのがほとんどで。。。ちょっともったいないかなーと。お心当たりあればぜひ、教えてください。直メールでも結構です。よろしくどうぞ。



[32] 色彩検定1級講座 (奥山) 6/20 8:26

はじめまして。去年、今年と色彩士検定3級、2級取得しまして1級 も取得したいと思っているのですが、講座を開かれているところをどなたかご存知ないでしょうか?私のできる範囲内で調べたのですが、専門学校生対象だったり、3級しか開かれていないだったりでした。1人で勉強するには困難で困っています。大阪在住ですのでできたら関西圏で探しております。お心当たりのある方教えてください。お願いいたします。



[31] Re:影法師 (nicky) 2/3 15:53

みなさん、こんにちは。nickyです。 神風さん、興味深い影法師のお話をありがとうございました。

神風さん
>太陽を背にし、自分の影をジッと見つめ、天空に視線を移すとそこには大きな影法師。

これを読んで何故か陽性残像(見つめていたものと同じ色の残像)を思い浮かべてしまったのですが、『色彩の心理学』(金子隆芳著、岩波新書)p22〜を読み直してみると、白い陰性残像だったんですね。本で読んだだけでは忘れてしまうので、実際に自分の目で確かめてみることが大切ですね。

夕闇の色とフィルムのお話もありがとうございました。視感反射率とベツォルト-ブリュッケ現象については異論がありますが、それはまたの機会に。



[30] あやまり (神風) 1/30 23:21

済みません、訂正です。明所視感度曲線のピークは555nmです。恥ずかしい誤りです…。(^^; プルキンエ・シフトして暗所視感度曲線に移行した時の最終の波長が510nmで、最終 的にそれも真っ暗やみになると消える・・・、ということです。(^^;

皆さん、大変失礼致しました。



[29] 影法師 (神風) 1/30 23:03

こんばんは。

最近は暖房の効いた部屋から一転して、外仕事が多く、冷たい風に晒され、ぶるぶると震えながらも、自然と向き合っています。nickyさんの「空を飛ぶトキ」の件で、飛んでくるカラスやスズメ、鳩など手当たり次第「鳥」の羽ばたいている「見え」の様子を時間が空いている限り観察?しています。う〜ん・・・、飛んでくる鳥 はどれもこれも黒っぽい羽根だし、羽ばたきも速いから、「あッ・・・」と言う間に飛び去って、「・・・?」結局、分かりません。矢張り、優雅にゆったりと羽根を広げて羽ばたいている「鴇」を、いつか自分の眼でしっかりと確かめてみなければいけませんね。

お天気続きの日が多いのですが、風が強く、雲もちぎれんばかりに飛んでいきます。少しでも太陽が遮られようものなら、冷たい風が更に追い討ちをかけ容赦無く襲いかかってきます。 さて、今日は「影法師」を小さい頃の気分で試してみました。おッ!出ました!太陽を背にし、自分の影をジッと見つめ、天空に視線を移すとそこには大きな影法師。向こうに見える山よりも大きな残像として見えます。近くではそれほど大きく感じる事は無い残像ですが、距離が離れると大きく感じる「エンメルトルの法則」です。真夏の強い陽射しの方が地面と影のコントラストが強く効果的ですが、この季節でも乾いたコンクリートの白っぽいところに移した自分の影を見つめても結構、残像が残りましたよ。皆さんもお昼休みとかに試されたら如何ですか?

nickyさん
>夕闇を撮った写真は青のドミナントカラーになっているように思うのですが。

写真は、多分ネガカラー・フィルムからのプリントと思いますが、ネガはカラー・色調がある程度コントロールしやすいのです。他にリバーサル・フィルム(一般にはスライドフィルムと言った方が分かりやすいでしょう)からのダイレクト・プリントがありますがこちらは露出のラチチュード(再現領域とでもいいましょうか)は狭く、ありのままに写し取ります。(勿論、露出が正確でないといけませんが・・・)フィルムの特性、印画紙の感光剤等によっても写真の色調はいくらでも変えられます。ちなみに、デジ・カメで夕闇を写したところ・・・、「青のドミナントカラー」にはなりませんでした。これとて、ネガやリバーサルフィルムとデジ・カメとでは全く混色原理が異なるのだから、どちらが正しいとか言いきれません。ミッドナイド・ブルーという名があるように、無彩色の「闇」よりも色付きの「闇」の方が、雰囲気があるだろうし、絵画の表現方法がキアロスクロの技法からインプレッショニスム(印象主義)に移った時、影がただの黒から、ナチュラル・ハーモニーにうたわれる「黄みよ りを明るく、青紫みを暗く」が自然光から受ける物体の色の変化の方が自然な見えの感じであり、夕闇の多少の月明かりも加味すれば雰囲気は矢張り「青のドミナントカラー」の方がイイ雰囲気を醸し出しているって言えるのかもしれません。

>明所視感度とか、暗所視感度とかいうのは、単色光について実験して出したものですよね。でも、ご存知のとおり物体表面の反射光は複合光で、可視範囲のすべての波長が多い少>ないの違いはあっても全部含まれています。単色光で視感度の変化がそのまま、同じ数字の主波長を持つ物体色の変化とはならないような気もするのですが。ベツォルト-ブリュッケ現象にしても、単色光と複合光とでは事情が違ってきますよね…。

端折った書き方をしてしまいました。nickyさんが言われる様に明所視感度・暗所視感度は単色光について実験したものですが、視感反射率(人が目で見て感じる明るさ)について説明する加えるものでした。鴇色の分光反射率のグラフに明所視感度曲線を重ねると、その重なった面積が視感反射率となります。明所視感度曲線即ち、XYZ-Y等色関数(標準観測者)のグラフは、スペクトルを感じていますが、段段と暗くなると、視感度が弱い(グラフ上の占有面積が少ない)赤色が見えなくなります。順じグラフの山の麓から消えていき、ピークの510nm付近が最終的に残り、最後には消えてしまいます。単色光のみの判断だけでなく全体の複合光(スペクトル)からの解釈です。ベゾルト‐ブリュッケ現象についても実験的解明においては単色光によるものでありましたが、「見え」という点からすれば大雑把な言い方になりますが、光 が強さが増せば、黄み或いは青みに生理的に知覚される、光が弱まれば赤み或いは緑みに知覚されるという複合光からの解釈と考えて下さい。



[28] Re:空を飛ぶトキ (nicky) 1/27 22:34

みなさん、こんにちは。神風さん、たくさんの面白いお話ありがとうございました。

前回投稿をした後で、訂正を加えたほうがいいところがいくつかあるのに気づいたのですが、なかなかできないでいました。まあ、そのおかげで神風さんの力作が読めたのだから、怪我の功名と考えることにしましょう。

まず、[21] に書いた「昼日中」と「暗め」です。

>鳥の群れが空を飛ぶのは昼日中ではなくて、朝とか夕暮れとか太陽光が少し暗めの時が多いですよね。

「昼日中」は11時〜14時ぐらいのつもりでした。「真昼間」と書いたほうがよかったですね。「昼日中」は新明解には「太陽の位置の高い昼間」と載っていますが、人によって思い描く時間帯がまちまちかもしれませんね。

「暗め」というのは、「暗い」よりも暗さの度合いが小さいという意味だったのですが、「あまりまぶしくない」と書いたほうがよかったですね。

晴れた日の真昼間、人間だってあまり外を歩き回ろうという気がしない人が多いと思います。(私の住んでいるところは陽射しがきついので、シミの 原因となってしまう…。)鳥は余計に太陽に近いので、そんな時間帯にあまり飛びまわりたくないのでは、という想像です。だから、鳥の群れが飛びやすい時間帯は夜明け〜10時頃、16時頃〜日暮れなのでは、というつもりでした。

ところが、[26] のプルキンエ現象のところで勘違いしてしまったのです。確かに、人の顔が見えづらくなったら、もう鳥は飛びませんよね。コウモリは飛びまわっていますが。

nicky
>それと、朝方、夕方というのは、どこまでが明所視で、 nicky> どこまでが薄明視なのか、

神風さん
>私が尊敬する金子隆芳先生によれば「黄昏(たそがれ)視は10ルクス〜0.01ルクス(大体、街路灯下の明るさから月明かりのあかるさ)の範囲」を大まかに指しております。

『色彩の心理学』(岩波新書 1990)p8のところですね。2、3回読んだはずですが、すっかり忘れていました…。(^^;

JIS Z 8105「色に関する用語」にも
3033 明所視、 3034 暗所視、 3035 薄明視
の定義が載っていました。

>薄明視の時はプルキンエ現象で短波長に対する眼の感度が少し高めになるので、オレンジがかったピンクが、少し紫がかったピンクに寄って見えるかもしれませんね。

神風さん
>プルキンエ現象において、色相の見えが変化することは無いと思うのですが。

神風さんのおっしゃるとおりです。皆さん、ごめんなさい。錐体の感度と杆体の感度(錐体よりずっと高い)を合わせると、短波長に対する感度が昼間より高くなるかな、と思ったのですが、杆体で色を感じるわけではないので、両方の感度を合わせてみてもあまり意味はありませんよね。(^^;

神風さん
>錐体の明所視感度曲線、杆体の暗所視感度曲線のグラフからすれば、オレンジみがかったピンクはただ暗くなっていくのではないでしょうか?

う〜ん、これはどうでしょうかね…。夕闇を撮った写真は青のドミナントカラーになっているように思うのですが。色順応はするでしょうが、全く昼間と同じ色相に見えるのかどうかは…。

明所視感度とか、暗所視感度とかいうのは、単色光について実験して出したものですよね。でも、ご存知のとおり物体表面の反射光は複合光で、 可視範囲のすべての波長が多い少ないの違いはあっても全部含まれています。単色光で視感度の変化がそのまま、同じ数字の主波長を持つ 物体色の変化とはならないような気もするのですが。

ベツォルト-ブリュッケ現象にしても、単色光と複合光とでは事情が違ってきますよね…。

狩猟での体験談やタータンのお話、とても面白かったです。また聞かせてくださいね。



[27] Re:空を飛ぶトキ (神風) 1/26 23:04

こんばんは。

神風
>鳥が群れで飛ぶ時は、太陽光が暗めの時が多いそうですが

nickyさん
>これはきちんと調べたわけではなくて、私の経験からです。皆さん、そのつもりで読んでくださいね。ご存知の方、教えていただければうれしいです。

夜、目が利かない或いは利き難い状態を「鳥目」と言いますが、鳥は夜、羽を休めて目を閉じてじっと休んでいますよね。(夜行性のふくろう、等は例外ですが)また、「はぐれ鳥」なんて言葉もあるように通常は群れを成しているものだと思います。ですから、ある程度の明るさ(空が白んできた頃あたりから黄昏時まで)があれば、みんな仲良く群れて飛ぶのでしょう。

nickyさん
>それと、朝方、夕方というのは、どこまでが明所視で、どこまでが薄明視なのか、ちょっとわかりにくいですよね。「かわたれ(彼は誰)」とか「たそがれ(誰そ彼)」という言葉がありますが、人の顔が判別しにくい頃の見え方が薄明視なんでしょうかね…。

「かわたれ(彼は誰)」とか「たそがれ(誰そ彼)」…、う〜ん、文学的表現が美しいですね。知りませんでした。とても参考になります。私が尊敬する金子隆芳先生によれば「黄昏(たそがれ)視は10ルクス〜0.01ルクス(大体、街路灯下の明るさから月明かりのあかるさ)の範囲」を大まかに指しており ます。

>薄明視の時はプルキンエ現象で短波長に対する眼の感度が少し高めになるので、オレンジがかったピンクが、少し紫がかったピンクに寄って見えるかもしれませんね。

プルキンエ現象において、色相の見えが変化することは無いと思うのですが。錐体の明所視感度曲線、杆体の暗所視感度曲線のグラフからすれば、オレンジみがかったピンクはただ暗くなっていくのではないでしょうか?

●体験談から
1.鳥の「群れ」
小さい頃の話ですが、この寒い季節になると父は私をよく狩猟に連れて行きました。午前四時頃からがさがさと山に入り、道無き道を白黒茶のポインター犬とアイリッ シュ・セッター犬が案内役で狩猟ポイントとなる池まで辿り着きます。まだ薄暗く、まわりはよく分からないのですが、空がすこしづつ白んでくるとまわりの木々や草の輪郭もハッキリしてきます。その空が白みはじめる頃、犬が池の周りで吠え始め、水面に休んでいる鴨を追い出します。鴨は一斉に池の水面から羽ばたき、そこを狙うのですが(残酷〜ッ、と思われるかもしれませんが)銃声が轟いても、あちらこちらに方向を変えることも無く、群れて飛んでいます。弾が当たって何羽かが池や地面に落ちても、尚且つ、群れて飛び去る光景が瞼に残っています。従って、ある程度の明るさ(空が白んできた頃あたりから黄昏時まで)があれば、みんな仲良く群れて飛ぶと思われます。ただ、肝心な「鴇」については知り得ません。

2.プルキンエ現象
同じく子供の頃の話ですから、かなり昔ですよ。狩猟の衣装(大袈裟ですが)というと、決まってタータン・プレイド(タータン・チェック)で正確にはまわりの景色に溶け込む様に褐色や暗い色で色彩が目立たないように配置されている柄(ハンティン グ・タータンと呼びます)の厚手のウールシャツでした。ユニクロで売っているような優しいウールの風合いではなく、荒くてちくちくしたゴツイ感じのウールシャツで した(風合いはここでは関係無いのですが)。私は間違って撃たれないように、赤いウールのチェックのシャツ(赤系のタータンチェック/女性が着用することが多いそうでフィメール・タータンといいます)を着せられていました。(あッ!何かファッションの説明みたくなってしまいましたね)赤い色をしたシャツだからといって薄暗い中では決して鮮やかで明るくはなく、矢張 り暗く感じました。段段と明るくなって、はじめて鮮やかさを確認した記憶があります。矢張り「赤」は、薄暗い状態では暗く感じる事でしょう。

●視感度に思う事
「原始生活では明るさの変化は昼と夜の長いサイクルで、夜は次第に明け、日没と共に夜の帳が次第に降りるという訳で、眼も明順応と暗順応を繰り返した」と金子先生が書かれておりますが、現代の生活では夜明けと日没の両方を見る事が出来る人もそう多くはないと思います。眼の自然な明るさに対する順応の為に、静かに昇る太陽を眺め、一日の終わりを告げる落日の太陽をゆっくりと見たい、そんな気分のこの頃で す。



[26] Re:空を飛ぶトキ (nicky) 1/24 13:21

みなさん、こんにちは。

神風さん、仁科さん、ご意見ご感想ありがとうございました。

神風さん
>鳥が群れで飛ぶ時は、太陽光が暗めの時が多いそうですが

これはきちんと調べたわけではなくて、私の経験からです。皆さん、そのつもりで読んでくださいね。ご存知の方、教えていただければうれしいです。

>ルードの「ナチュラル・ハーモニー」の元になったベゾルト・ブリュッケ現象を考えると、昼日中に飛んでいるのを見たならば、朝・夕暮れ時よりも更に鴇の風切羽は紫みに見えるのでしょう。

確かにベツォルト-ブリュッケ現象は明所視のものですよね。ただ、昼間の明るいときは地表からの反射光が強いので、風切羽はそれほど暗くは見えないような気もしますが…。

それと、朝方、夕方というのは、どこまでが明所視で、どこまでが薄明視なのか、ちょっとわかりにくいですよね。「かわたれ(彼は誰)」とか「たそがれ(誰そ彼)」という言葉がありますが、人の顔が判別しにくい頃の見え方が薄明視なんでしょうかね…。

薄明視の時はプルキンエ現象で短波長に対する眼の感度が少し高めになるので、オレンジがかったピンクが、少し紫がかったピンクに寄って見えるかもしれませんね。



[25] Re:空を飛ぶトキ (仁科) 1/24 1:07

こんばんは、神風さん、nickyさん。

>仁科さん、合格おめでとうございます。どんな検定試験もそうですが、「1級」と名の付くものは簡単には合格出来ません。本当に良かったですね。

ありがとうございます。だめだと思ってたので、本人もほっとするやら、びっくりするやらです。でも、やっとスタートラインに立ったところだと思い、 これからもがんばっていきたいです。神風さんをはじめ、諸先輩方々これからもよろしくお願いします。

nickyさん、空を飛ぶトキの考察とても興味深く読ませていただきました。 いちいちそうなんだと、頷きました。あらためて、色の奥深さを感じたしだいです。

また神風さんのそれに対するコメントもとても参考になりました。

>少し化粧品メーカーより仕事を頂いておりますが、売れ筋の傾向としてはお客様 のパーソナル・カラーyellowish、bluishに関わらずbluish(ブルー・ベース)の方が売れる…、オレンジがかったピンクよりも紫みがかったピンクを好ましい と感じる人が多いという事、頷けますね。

実生活でもそうなんですね。私もそういえば、パーソナルカラーの診断を受けたことはありませんが、実際好むのは、紫みのピンクですね!いろいろと勉強になりました。 ありがとうございました。



[24] Re:色名 (Jerry) 1/23 13:00

こんにちは。[20]のnickyさんのご意見で…系統色名って変わるんですね。オーキッドは、lt22+が近いけど、lt24+やsf22もありうるんですねー。「やわらかい紫」だったらそうですよね。テキストに全ての色相の、トーン表って言っていいのか、それが載っていないせいか、私にはいまひとつマンセル値から色が想像できにくいんですよね。nickyさん、コメントをどうもありがとうございました!がんばります☆



[23] Re:空を飛ぶトキ (神風) 1/23 1:37

再び、神風です。

>何故オレンジがかったピンクのトキの風切羽が紫みのピンクとして記憶されたか、考えてみました。
その1
鳥の群れが空を飛ぶのは昼日中ではなくて、朝とか夕暮れとか太陽光が少し暗めの時が多いですよね。飛んでいるトキを見上げると、風切羽は陰になっていて明るいところで見るより紫みに見えるのでは?(AFT3級テキストp50参照)

ナチュラル・ハーモニーですね。私も、その様に思います。鳥が群れで飛ぶ時は、太陽光が暗めの時が多いそうですがルードの「ナチュラル・ハーモニー」の元になったベゾルト・ブリュッケ現象を考えると、昼日中に飛んでいるのを見たならば、朝・夕暮れ時よりも更に鴇の風切羽は紫みに見えるのでしょう。

>その2
遠くを飛んでいるトキの風切羽は近くで見るより紫みに見えるのでは?(AFT1級テキストp50参照)

そのように思います。絵画技法で言えば、「5倍遠ざかったなら、5倍青く描け」のダ ・ヴィンチ「空気遠近法」ですね。

>その3
オレンジがかったピンクより紫がかったピンクのほうが好ましいと感じる人が多いの