おすすめの本 


[1]





「カラーリスト −色彩心理ハンドブック−」

小林重順著 日本カラーデザイン研究所編/講談社 ISBN4-06-208343-4

仕事や勉強、趣味でカラーを扱う時、無意識のうちに同じ色ばかり使用していたり、いつも似たようなイメージの配色になってしまうことがありませんか。どうも自分のカラーセンスに偏りがあるのでは..でも確かめる方法がない、なんていうあなた、本書の第1章へGO!好きな「色」や「ことば」、「配色」を選ぶカラーワークを通して、自分自身の色彩嗜好を、はっきり知ることができます。

世界各都市のエリアカラーから都市の個性を探る、樹木や自然風景の定点観測を行い、四季の色の変化を確かめる、といったフォトリサーチは、時間と手間をかけた貴重な資料。詳しい調査方法も書いてあるので、カメラやスケッチブックを片手にカラーウォッチングを楽しんでみてはいかが?結構楽しいですヨ!

カラー写真や配色例、オリジナルのカラー&イメージシステム「イメージスケール」を中心に構成されており、とってもカラフル。「色相配色」「トーン配色」「まとまりときわだち」などの基本的な配色法や、「カジュアル」「モダン」「エレガント」などのイメージ別配色テクニックが一目でわかります。

最終章では、さらにカラーマーケティング調査、ターゲットのライフスタイルやシーンとの関わり、カラープランニングにまで発展。現場のことも決して忘れていません。(株)日本カラーデザイン研究所(NCD)の創立30周年記念出版にふさわしい、密度の濃い配色手引き。ハンドブックとして扱いやすく手頃なサイズです。著者は同所所長。

なお、講談社インターナショナルより、英語版「COLORIST」が発売されています。国内で絶賛発売中。


色のライブラリー