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エジプト、というかあのあたりを旅していると、初対面の人にいきなり「エンティ・ミトガウィザ?(結婚してんの?)」と聞かれる。あまりにも皆に聞かれるのでそのうち、な〜ん〜で〜、今さっき乗ったばかりのタクシーの運ちゃんに、そんな事言わなきゃならないの?プンプン!と腹が立って来るのだが、仕方がない。こりゃもう、日本人の天気の話と同じで、挨拶なのだと考えよう。
中東にはキリスト教徒もけっこういるのだが、まあ大体の人はイスラム教徒。彼らにとって結婚は、人間として生まれてきたからには果たさなければならない義務の1つ。「ラージム(you must)!」、なのだ。
なれない異国で一般の人に混じって大型バスやビジョー(乗合いタクシー)に乗る時は、誰だって不安になるものだ。ましてや中東、言葉も通じない、文字も読めない。そんな時は、とにかく大きな声で運転手や車掌、同乗する人に行き先を尋ねまくるといい。目的地に辿り着いたら、話を聞いていなかった人まで教えてくれて、放り出すように降ろしてくれる。なんて親切なんだろ・・・。
ただし・・・。
自分の存在をアッピールしてしまったら最後、移動中のプライベートはどこにもない。遠慮なく上から下までジロジロ見られ、スキあらば根掘り葉掘り聞いて来るあんちゃんたち。話に加わりたい人ばかりで、止めてくれる人は誰もいない。疲れていようが、眠かろうが、言葉がわからなかろうが、ここはしんぼー、お付き合いをしなくてはならない。皆見慣れぬ外国人に興味津々なのよね。はあ〜。
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