「陸上防衛隊まおちゃん」の被害


0系の新幹線 第10話でヒツジ型エイリアンに奪われる
新幹線は、国鉄鉄道技術研究所にいた旧陸海軍出身の技術者たちが中心となって、 東京−大阪間を3時間で走れる超特急を作ったプロジェクトです。 戦闘機の理論を鉄道に持ち込んで、流線型の車体、振動を吸収する新型の台車、自動列車制御装置など、次々と新しい技術を開発し、 1963年に世界最高の時速256kmで走る列車を完成させました。 これは、世界に日本の技術水準の高さをアピールすると同時に、欧米の鉄道界にも影響を与えました。 0系は、1964年10月1日の新幹線開業時から使用されていた車両です。 当初、名前はありませんでしたが、1982年の東北新幹線開業に200系が登場したので、 区別するために「0系」と呼ばれるようになりました。 新幹線は時速200kmの運転のために車体の老朽化が早く、初期で10〜15年、最近では15〜20年で寿命を迎えるために、 開業時から使われていた0系車両は、1975〜1980年頃には既に廃車になっています。 現在活躍している車両は、主に1980〜1985年に製造された比較的新しいものです。 1986年以降、100系が製造されるようになったため、0系は製造されなくなりました。 2008年11月30日に引退しました。
金閣寺 第12話でヒツジ型エイリアンに奪われる
金閣寺は、1397年に足利義満が、京都の西園寺公経の別荘北山山荘跡に建てた北山殿を寺としたもので、 義満の死後、遺言通り、夢窓国師を開山とし、義満の法号「鹿苑院殿」から二文字を取って「鹿苑寺」と名付けられ、臨済宗相国寺派の別格本山となりました。 「金閣寺」と呼ばれるのは、釈迦の骨を奉った三層の舎利殿(金閣)が有名なためです。
舎利殿は、楼閣建築の一つで、鏡湖池に望む方形造りです。 二層と三層は、漆の上から純金の箔が張ってあり、 屋根はサワラの木を約3mmの薄板にして重ねた「こけらぶき」で、中国でおめでたい鳥と言われている鳳凰が輝いています。 内部の一層は寝殿造で法水院、二層は武家造で潮音洞、三層は中国風の禅宗仏殿造で究竟頂と呼ばれていて、 三つの様式を見事に調和させた室町時代の代表的な建物です。 1950年に一度焼失し、1955年に再建。 1987年には漆の塗り替えや金箔の張り替えが行われました。 1994年に世界文化遺産に登録されました。
日本武道館 第12話でヒツジ型エイリアンに奪われる
1964年9月、東京都千代田区北の丸公園に、 国庫補助金・公営競技関係補助金・財界や地方公共団体や国民一般からの寄付金の約20億円をかけて、 工事期間わずか12ヵ月で完成しました。 設計者は山田守氏で、屋根の流動美は富士山をイメージしています。 同年10月3日、天皇皇后両陛下を迎えて「演武初めの儀」を行い、開館式を挙行しました。 そして、同月20日から4日間に渡って、東京オリンピックの柔道競技が行われました。 以来、日本武道館は、様々な武道振興普及事業を行っています。 また、公益的な使命をもつ諸行事にも広く活用されています。 1966年に、ビートルズがここで最初のコンサートを行って以来、コンサートのメッカにもなりました。
東照宮の神厩舎 第12話でヒツジ型エイリアンに奪われる
東照宮は、徳川家康を祭る神社で、1617年に静岡県の久能山から栃木県の日光山に、家康を改葬したことに始まります。 当初は質素な造りで「東照社」と呼ばれていましたが、 三代将軍家光が1634年に行った寛永の大造替のときに、ほぼ現在の社殿構成が完成しました。
神厩舎もその際に建造されました。 間口9m、奥行5.5m、高さ8mで、東照宮の建物の中で漆を塗っていない唯一の素木造りです。 昔から猿は馬を病気から守るとされていたので、長押の上には八態の猿の彫刻が掲げられています。 その中の一態が有名な「三猿(見猿、言わ猿、聞か猿)」です。 八態は、左から右への順番に人間の一生の風刺になっています。
 第一態: 母子の猿。子は親に対する信頼感を寄せ、親は子の幸せな将来を願え。
 第二態: 目・口・耳をふさぐ子猿。子供は悪い事を見たり言ったり聞いたりするな。
 第三態: 座っている猿。独り立ちするときはよく考えてから立ち上がれ。
 第四態: 上を見上げる猿。上には上があるので望みはほどほどにしろ。
 第五態: 下を見下ろす猿。下には下があるので多少の失敗は互いに助け合え。
 第六態: 物思いにふける猿。将来のために良き配偶者を探せ。
 第七態: 結婚した猿。夫婦の力を合わせて世間の荒波を乗り越えて行け。
 第八態: 妊娠した猿。子は母となって親の恩を知れ。
重要文化財で世界文化遺産の一部です。 なお、毎日10時から14時まで、白馬の御神馬がつながれています。
東京ドーム 第15話で奪われる(エイリアンは不明)
1988年3月17日に、東京都文京区後楽にオープンした日本最初の巨大ドーム球場で、「ビッグエッグ」と呼ばれています。 野球をはじめとする各種スポーツやコンサート、コンベンションなど様々なイベントに使用されています。 東京ドームは、空気の圧力差で屋根膜を支えるエアー・サポーテッド・ドームです。 加圧送風ファンによって絶えずドーム内に空気を送り込み、ドーム内の気圧を外よりも0.3%高くして屋根膜を支えています。 この気圧差は、人体にはほとんど感じられませんが、ビルの1階と9階ぐらいに相当します。 また、ドーム内の空気をできるだけ逃がさないように、出入口には回転ドアが用いられています。 屋根膜には、テフロンコーティングのガラス繊維膜材が使用されています。 28本のケーブルによって支えられていて、総重量は400トンにもなります。 膜は2重構造になっており、厚さが内膜が0.35 mm 、外膜が0.8 mm と薄いため、太陽光の約5%を透過するため、 晴れた日の昼間であれば、照明なしでもゲームが行えます。
東京ビッグサイト 第15話で奪われる(エイリアンは不明)
東京都江東区有明の23万平方メートルにおよぶ敷地に建つ、 展示ホールと会議施設を持つ総合コンベンション施設です。 会議棟(地上8階 地下1階)、西展示棟(地上5階)、東展示棟(地上3階 地下1階)の3つの建物で構成されています。
日本最大の同人誌展示即売会「コミックマーケット」は、毎年8月と12月にここで行われています。
瀬戸大橋 第15話で奪われる(エイリアンは不明)
1988年4月10日に開通。 岡山県倉敷市児島と香川県坂出市を結ぶ本州・四国間を直結する最初のルート。 本州四国連絡橋公団が1978年10月の着工以来、 建設費約1兆1300億円、9年半の歳月をかけて、架橋技術の粋を結集して完成した大プロジェクトです。 道路部の距離は37.3kmで、鉄道・道路併用橋としては世界最長の規模を誇っています。 5つの島を結ぶ6つの長大橋からなっていて、 その中には、世界で5番目の長大吊橋「南備讃瀬戸大橋」を含んでいます。
鹿おどし 第22話でカンガルー型エイリアンに奪われる
支点で支えた竹筒に水を引き入れ、溜まった水の重みで竹筒が頭を下げて水を吐き出すと、 元に戻る力で空の竹筒が勢いよく下の石を大きな音を立てて打つ仕掛け。 味わい深い音を聞くものとして、日本庭園などに設置されることが多いが、 元々は、その石を打つ音で田畑を荒らす鹿や猪などを脅かして追い払う農具でした。 発案者は、農民に農耕や灌漑排水などを教えた平安時代の興福寺の名僧・玄賓僧都と言われています。 そのため、鹿おどしは「僧都(そうづ)」とも呼ばれています。 「添水(そうづ)」とも書きますが、これは江戸時代に、仕組みを含めて漢字表記が変化したためです。


「陸上防衛隊まおちゃん研究所」にもどる

copyright(C) 赤松健作品総合研究所