松本しんやは高校2年生。
一人暮らしで恋人もいない彼は、夏休みを控えて、その過ごし方を考えていた。
そんな彼の目の前で交通事故が起こり、被害にあった母子を病院まで運ぶことになる。
3歳の子供・大祐は無事だったが、母親・礼子は3週間の絶対安静の状態だった。
ところが、病院に駆け付けた肉親は礼子の妹たった一人だけで、
しかもそれは、しんやの憧れのクラスメートの桐島友紀だった。
彼女は大祐を抱えて困惑していた。
事情があって、大祐を連れて帰る場所がないのだという。
仕方なく、礼子の入院中、しんやが大祐を預かることになり、二人の世話をするために友紀が毎日しんやの下宿に通うという
夏休みの奇妙な家族生活が始まった。
第50回新人漫画賞入選受賞作 審査員特別賞受賞作品
(週刊少年マガジン1993年9月10日増刊号「マガジンFRESH '93年一押傑作特集号」に掲載)
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