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1〜10巻

「パタリロ危うし!」(1巻)
◇112ページ
「これが何だかわかりますか?」
「人さし指」
「いや指の先にあるものです」
「爪だろう」

「二人旅」([1]) や「七度狐」([2])に同じようなやりとりが出てきます.

「パタリロ大混戦」(2巻)
◇88ページ
「おちけつ おけけつ おけけっつのぱー」

‐落語によく出てくる意味のない言葉「てけれっつのぱあ」(「死神」([3])の呪文や「黄金餅」([4])のお経など)をもじったものでしょう.

「猫間天狗 其ノ四」(7巻)
◇158ページ
そば屋の屋号が「あたり…」

「時そば」([3] [5]) に出てくるそば屋の屋号「あたりや」が元ネタでしょう.

◇72ページ
「ちょっと文章がわかりにくいな
 とくにはじめの方がわからない」
「中ほどはどうだ」
「中ほどは難解だ」
「おわりは」
「おわりはさっぱり」
「ぜんぜんわかっとらんのじゃないか!」

「牛ほめ」で家の褒め方を教わった与太郎と父親とのやりとりや, 「金明竹」([3])で来客の伝言をおかみさんが松公から聞こうとする場面に同じようなセリフが出てきます.

「FLY ME TO THE MOON」(10巻)
◇138ページ
「目でおせんべいをかめというならかみもします」
「そんな誰にでもできるようなことはたのまん」

「唐茄子屋政談」で, 勘当されて行くところがなくなった若旦那が叔父さんに, 置いてやるから何でもするんだぞと言われて「できることは何でも致します. できないことはいけません. 目でおせんべいを噛めなんて……」と言っています.


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パタリロ調査報告(落語編) 2001-09-06 21:41:07 GMT+9:00