東京(麻布)〜多摩湖〜東京(二子玉川)・75km(2000.7.9)


いい、お天気。

 梅雨はもう明けたのか?明けたのか?台風が過ぎ去って一夜、とてもいいお天気。台風一家って奴ですか?お父さんが台風で、お母さんがハリケーンで・・・みたいなギャグは全国で最低でも300位のホームページで展開されているのではないかと思う台風3号過ぎ去りし後。いちおう突っ込んでおきましょう。

 そら、台風一過やがな。

 台風一過のせいなのかなんなのか、暑いんですけど暑いんですけど、少しばかりカラッとしたお天気のように思います。前日までのじめじめした感じがない。こういう時って気温に関わらず、自転車は気持ちいいんですよ。

 というわけで。

 とりあえず出ちゃいましょう。この日は二子玉川に10時集合という某所のオフ会に出席するため、その前菜(???)としてのサイクリング。よって、距離はミニミニ。井の頭通りから多摩湖自転車道を走り、多摩湖まで行くことにしました。

 最近物忘れが激しいわたくし。

 「よっしゃー、今日もばりばりでんがな」と勇んで漕ぎ始めること数分、「あ、ヘルメットしてない」ことに気がつく。最近、どうもそういうことが多い。グローブしてくるの忘れたり、サングラス忘れてたり、ひどい時には足下見るとサンダル履きで「なにをやっとんじゃー!」と自分で自分に突っ込むことたびたび。やっぱり、妙な時間に起きて寝不足のまま準備を進めるとこんなことになってしまいます。

 そう、今回も出発は朝5時です。

 井の頭通りに入るためには、明治通りから道玄坂を上って行かなくちゃなのですが、日曜の朝5時、道玄坂。ちんたは自転車で坂を登ります。坂を下りてくるカップルがちらほら。東京以外のお住まいの方のために書き添えておけば、渋谷・道玄坂、おそらく日本一と言っていいくらいのラブホテル集積地であります。絵に描いたような朝帰り。これが、平日だったりすると、坂を上ってくるサラリーマンとすれ違いまくりでよけい恥ずかしいとかなんとか。さすがに、日曜の朝、道玄坂を上ってすれ違っていくのはへたれチャリダーしかいません。

 さて、へたれチャリダー。道玄坂を登り切るといよいよ井の頭通りです。井の頭通りは、道幅はそれほど、自転車に優しくないのですが、休日の朝に限っては、車の量も少なく、かなり自転車フレンドリーな道になります。昼間はどうなんでしょうね?昼間の井の頭通りを使ったことはありません。似たような例では、休日の朝の目黒通りもかなり自転車フレンドリーになんですけど、こちらは昼間になると最悪に近いくらい自転車で走るのは辛い道になってしまいます。井の頭通りはどうかな?

 井の頭通りを走っていても、吉祥寺のあたりまでは、そこここに、どっから見ても朝帰りだよ〜という人達が居たりします。この人達は、やっと土曜日が終わろうとしているわけですね。ちんたはすでに数時間前から日曜日が始まっています。

 多摩湖自転車道は、井の頭通りの延長線上にあります。武蔵野市から、小平市、東村山市を経て多摩湖までの自転車道。川沿いの自転車道と違って、町中に自転車道があります。自転車道の両脇は家だったり、畑だったり、いきなり駅前広場に出たり。そんな町中の自転車道です。そういうこともあってか、朝7時、まだ早朝だというのに、結構人が多いです。ジョギングする人、インラインスケートで走る人・・・そして、もちろん自転車の人も。こうしてみてみると、ウォーキングってホントに流行っているんだなぁと思います。ウェイト持って歩いてる人、多し。

 多摩湖自転車道、さすが町中にあるだけあって、交差点が多いです。そりゃそうですよね、武蔵野市から東村山市までを横断しているわけで、これで交わる道がなかったら、その方が妙。が、その分、ちと走りにくい。50〜100mおき位に他の道と交わり、そのたびに車止めをすり抜け・・・そしてまた車止めをすり抜けて自転車道に復帰、そして50m走るとまた車止めがあって・・・ということを何度も繰り返します。走りにくいと言ってしまえば走りにくいのだけど、まぁ、てれてれ走っていればいいや、と開き直って時速12km/h位でへろへろと走っていれば、まぁそれほど気になることもないか・・・ってな感じです。もちろん、速度を落とすのは大歓迎(え?もうへばってるの?)。

 さらに多摩湖自転車道。車止めが多いのは確かにいまいちと言えばいまいち。が。川沿いの自転車道に比べていいのは、両脇をずっと大きな木々に囲まれていて、緑に包まれながら走ることが出来ること。これは他のところではなかなか無いですね。夏は風がひんやりとしていてとてもいい気持ち(冬は?)。これは結構ポイント高いでございますよ。

 そうこうするうちに緑が一層色濃くなり、そこが多摩湖です。

 多摩湖畔。ここは湖の外周に沿って自転車道が整備されています。ここをゆるゆると走るわたくし。周りの森の向こうに、西武ドームの白くまぁるい屋根がひょっこりと頭を覗かせています。この自転車道を走っていくと、その西武ドームのすぐ脇も通ります。西武ドームは密閉型ではなくて、屋根とスタンドの間に隙間があるので、自転車道からだと、スコアボードくらいならのぞき見できそうな感じです。

 多摩湖の外周道路は1周回っただけで離脱。ここからは多摩川に向けてひたすら南下、南下です。武蔵村山市、立川市を縦断。正直なところ、ちんた、このあたりの土地勘まるでなし。武蔵村山市も東村山市も東大和市も全部ごっちゃ。ちょうど「鳥取と島根、どっちが右やねん」とか「群馬、栃木、茨城を東から順にいってみろ?・・・わかれへん」みたいな感覚。つーか、東京都下の地理は全部ひっくるめてどこがどこにあるのかわからない。まともにわかるのは狛江市、立川市、八王子市くらいのもんである(←全部多摩川沿い)。かなり最近まで清瀬市は埼玉県だと思っていた(^^;)

 ま、とにかく南下。走ってればいつか多摩川に出るでしょう。

 一時間弱、漕ぎ続けて多摩川に出ました。こんどは下流に向けてGOです。なんか毎週、ここ走ってるな。今回は、多摩川どぴーかん。良い天気です。まだ朝の早い時間ですが、すでに河川敷のあちこちで野球をやっていたりと活気があります。主に子供。ううむさすがガキんちょ、朝から元気がいいぜ。多摩川サイクリングロードにおける野球少年達は概してバット振り回して前を見ずに走り回っていたりするから恐ろしい。こんなところで金属バットで殴られては悲しすぎる、っていうか、自転車に乗っている側がバットで打たれてどうする(ああ、こういう時事ネタ入れちゃうと、半年もすると読むに耐えないネタになっちゃうのよね、それもつまらない。でも書いてみた(^^;))。しかし、最近はどんながきんちょもちゃんとユニフォーム着用で野球してたりする。ガキのくせに生意気だ(^^;)。結構似合っているところがさらに生意気(^^;)。

 そんなことをへだらだらと考えつつ行く行く多摩川(自転車漕ぎ中って妙なことばかり考えてませんか?)。二子玉川に着いたのは午前9時。ここから先はオフ会。・・・・それに参加する前のちょっとしたミニツーリングでありました。



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