パソコンを立ち上げよう


え〜、このたび職場で5台のパソコンを組み立てることとなりました。経費節減のため
できるだけ安くあげることが第一義でした。実はまだ立ち上がっていないのもあるので
すがとりあえず「うおいちば」の操業を一時的に止めてしまった作業の数々を記録して
おきます。パソコン自作に詳しい方々には「なにを薄々なことをいまさら」かもしれませ
んが、まぁ笑って読み流してください。

登場するパソコン

1号機
職場のパソコン
2号機
職場のパソコン
3号機
職場のパソコン
結構マシンパワーが
必要な作業に使用
CPU:Celeron366Mhz
M/B:Acer P2BXA
Memory:128MBSD-RAM
HDD:8.4GB U-ATA
Video:SPARKLE i40ChipAGP
Audio:AOpenAW724
Monitor:Iiyama14.1in-TFT
CPU:Celeron366Mhz
M/B:Acer P2BXA
Memory:128MBSD-RAM
HDD:8.4GB U-ATA
Video:SPARKLE i740ChipAGP
Audio:AOpenAW724
Monitor:NEC 15in-TFT
CPU:Intel Celeron400Mhz
M/B:AOpen AX6BC/R
Memory:128MBSD-RAM
HDD:10.1GB U-ATA
Video:MonsterFusion16MBAGP
Audio:AOpenAW724
Monitor:Iiyama14.1in-TFT
4号機
職場のパソコン
マシンパワーがあまり
必要でない作業用
5号機
職場のパソコン
以前からあるのを
作り替えたパソコン
番外機
立ち上げ支援用に
自宅から持ってきた
パソコン
CPU:AMD K6-2/400Mhz
M/B:Elite P5VP-A+
Memory:96MBSD-RAM
HDD:8.4GB U-ATA
Video:SPARKLE Intel740ChipAGP
Audio:AOpenAW724
Monitor:Iiyama14.1in-TFT
CPU:Intel Celeron400Mhz
M/B:AOpen AX6BC/R
Memory:128MBSD-RAM
HDD:10.1GB U-ATA
Video:SPARKLE Intel740ChipAGP
Audio:−
Monitor:Acer17in
CPU:Intel PentiumII333Mhz
M/B:Eliteのなんか
Memory:128MBSD-RAM
HDD:4.3GB U-ATA
Video:Leadtek nVIDIA Riva128ZX
Audio:−
Monitor:NEC15in


楽勝の1号機
 このマシンはショップのオリジナルマシンをほぼそのまま購入しました。オプションはLANカードを加えたくらいでしょうか。
 作業的にはOSをインストールして、各種ドライバを入れること。こう書いてしまうとあっさりいったように見えるのですが、なにぶん初心者。ドライバーのインストールに手間取ってかなり時間をとられてしまいました。
 ただし、インストールは終わったモノの、下記の2号機の事情から、オフィスでの設置はずっと後。1号機はしばらく眠りにつくことになってしまいました。

納期の2号機
 基本的に1号機と同じ仕様、ショップも同じところに発注しています。というかそもそも、発注の段階で2個口で発注しています。
 が、なぜか届いたのは1号機のみ。なんでかなーと思いながらも他号機の立ち上げに追われ、待ち続けるだけにしました。
 だがしかし。1週間経っても2号機は届きません。2号機が届かないと何がつらいかというと、1号機とスペックを合わせてあることからもうかがえるように、2人居る上司のそれぞれのパソコンなわけです。ので、1号機が立ち上がったからといって、片方のデスクだけに設置するわけにもいきません。こういうところは合わせないといけないのです(^^;)。
 しびれをきらしてショップに電話。結論はあっさりとショップ側のミスでまだ発送もしていないという。む〜、ちんたの社内的な立場も考えてくれよ〜>ショップ。
 1号機に遅れること10日、さすがに1号機とスペック同じだけあって、届いてしまえばさくっとOSインストールが終わりました。ちょっと苦労したのは、唯一1号機と異なるスペックとなっているTFTモニタ。このモニタは使用者の強い希望で縦横を90度回して使えるモニタなのですが、その90度回すためのドライバーの日本語マニュアルが見つからず、さっぱりわかりませんでした。実は日本語版はマニュアルではなく、添付CD-ROMの中のテキストファイルに存在したのですが、それを発見してやっとモニタ画面を回せるようになりました。しかし、この機能なかなかおもしろいです。その分、高くついていますが。

ビデオカードの3号機
 この3号機から徐々にケースを開けることになります。
 この3号機も元はショップマシンなので、すべては組みあがった状態で発送されてきました。ので、あとはOSインストールとドライバの立ち上げさえやってしまえば出来上がりのマシンです。1号機の記憶からは楽勝マークが点滅している一品です。
 ところが、OSはさくっとインストールされたモノの、ドライバーのインストールでこけてしまいます。ビデオカードMonsterFusionのドライバーがどうやっても入らないのです。コンパネをいじくり倒して、VGAのドライバを削除し、電源切って立ち上げなおしてもプラグアンドプレイで読み込まれるドライバはなぜか標準のVGAドライバ。コンパネから画面のプロパティをいじってドライバを入れ直すと添付CD-ROMのドライバではデバイスマネージャにはマークが表示され、次回起動時には丁寧にもWindowsが標準のVGAアダプタに入れ戻してくれると言う親切さです(;_;)。
 とりあえず、ギブアップ。ショップのサポートに電話して聞いてみます。すると「そもそもAOpen AX6BC/RとMonsterFusionは相性が悪い」とのこと。おいおい、標準の組み合わせとして売っていたセットではないのか?「コツが要るので、私の言うとおりにやってみてください」というサポート氏の言うとおりにやってみるが、すべてはすでに試したやり方ばかり。結局、サポート氏もお手上げ。結局、Bansheeチップ搭載のMonsterFusionとほぼ同等のViper V550(RIVATNT)を代替品として送ってもらうことにしてもらった。
 届くまでは3日ほどあるのだけれども、その間、なんにもしないのもなんなので、試しにもう一度HDDをフォーマットしてWIN98のインストールから始めて、ドライバを入れる段になって、他のドライバを入れる前に最初にMonsterFusionのドライバを入れてみる・・・・とあっさりとインストールされてしまった。うそお?デバイスマネージャを見てもなんの異常も無し。なんで?これから届くV550の立場は?(^^;)ま、悪いことではないので他のアプリケーションもさくさくとインストール。うーん、CPUもHDDも速いとアプリの立ち上げも速いぞお。ただ、アプリを立ち上げてからわかったことだけど、MonsterFusionは(Bansheeは、かな?)、ジャストシステムのソフトと異様に相性が悪い。スクロールする度に画面にゴミが残る。あああ、こりゃだめだわ。結局、ある程度の立ち上げはMonsterFusionを付けたまま行い、V550が届いた時点で即ケースを開けてMonsterFusionを取り外す。代わりにV550を付けてカバーを閉じ、電源を入れたらピーポピーポとビープ音「カードが正しく刺さってませんよぉ」の警告音を鳴らしてしまうというお約束を一回かまして、もう一度、ケースオープン。ビデオカードをぱっちんとはめて再起動。今度はさすが代替品として送られてきただけあって、ドライバもあっさりとインストール、画面表示もOKOK。
 さて、このマシン、ここまでは立ち上がったモノの、長いのは実はこれから。各アプリの設定を一からやり直し。これはまだ、ぜんぜん終わっていなかったりします

OSの4号機
 涙、涙の一品であります。実はまだ立ち上がっていません。ちんたもふてくされているところです。
 さて、今回の導入機材のうちで、唯一のAMDのCPUを乗せたマシン。これもまたショップマシンですので届いたときには組みあがっている状態です。
 さぁ、他のマシン同様にOSを立ち上げましょう。
 ところが、このOSのインストールができないわけだ。FdiskしてFormat するところまではうまくいく。んでもって、win98のセットアップを開始してスキャンディスクまではうまくいく(何回かやってると何回かは異常が発見されて修正なんかされちゃっているけれども)。だがしかし。ここから先が進まない。どうもインストールに必要なファイルをコピーしている最中にエラーメッセージが出てインストールがこけてしまう。ある時は「.CABファイルが読み込めません」ある時は「USER.EXE内の**番地で異常が起こりました」とか。こける場所やメッセージはいつも微妙に違ったりするのだけど、とりあえず、最初のファイルをコピーするところでこける。プロダクトIDの入力まで進めないのだ。
 なんでだなんでだ?
 どうも読み書きができないのか?うーむー、そういえばCD-ROMの動作音が奇妙でおかしい(←当てずっぽう)。おお、CD-ROMのせいかな?というわけでケースを開けて、本体からCD-ROMを取り外し、これまでずっと働いていた5号機のCD-ROMを移植してみた。結果、なんにも変わらず。同じようにこける。
 Niftyの自作フォーラムで似たようなトラブルを検索してみる。すると「メモリがやばいのでは?」というコメントが見つかる。ふむふむメモリ。再び4号機に手を入れ、メモリを外し、5号機のメモリ(128MB)を移植する。やっぱりだめ。メモリスロットによっても変わるらしいので、3本あるメモリスロットのそれぞれに付け直してインストールを実行してみるもすべてだめ。
 さらに自作フォーラムを読むと、「BIOSいじってメモリの動作速度を下げてみたらどうでせう」というコメントが。おお、やってみようということでBIOSをいじったがこれもだめ。
 さらに、自作フォーラムに頼る。「OSの中身を全部HDDにコピーして、HDDからインストールしてみてはいかがでしょう」ふーむふむ、プリインストールマシンと同じような原理やね。理屈的には単純でうまくいきそうだ。うんうん。というわけで、CD-ROM上のファイルをHDDにコピーコマンドで移していく。良かったMS-DOS時代に少しパソコンいじってて(^^;)。コピーがうまくいってるってことは、そもそもCD-ROM、HDDに異常は無いってことなんだろうか?
 しかし、頼みの綱の「HDDからインストール」もアウト。結局同じところで止まってしまう。どうしてなんだーどうしてなんだー。ちんたの叫びはこだまする。

つぎはぎの5号機
 5号機は以前から使っていたマシンのリフレッシュである。CPU、M/B、HDD、CD−RWを新調。メモリとケース(電源)、ビデオカード、LANカード、SCSIアダプタ、MOを流用する計画である。
 とりあえず、ケースを開け、M/BとHDD、CD-ROMの取り外しにかかる。このCD-ROMはそのままお役御免になるところを番外機を経由して4号機に移植されていったのは記述の通り。なんか、この3つを取り外してしまうと、一から自作するのとさして変わらない(^^;)。とりあえずおにゅーのM/B、AX6BCにCPUを差し(その前にセレロンを変換カードに取り付けている)、メモリを移植する。そしてM/Bをケースに装着。次にHDDを3.5インチベイに装着。さらにCD−RWも装着。各ケーブルを各場所に取り付けると今度はOSのインストールとなる。
 電源オン。ここでもお約束の「ビデオカードついてまへんでえ」の警告音を鳴らしてしまう。もう一度手を入れて差し直す。AGPも大変だ。で、電源オン。こんどはちゃんと画面に文字が映る・・・が、映る前になんだこの爆音は?んごーという強烈な爆音。そういえば昔修学旅行でこんな音のいびきに悩まされた記憶がある。とにかく正常なパソコンが発する音ではない。すぐにスイッチを切る。もう一度、各ケーブルの接続を確認して電源を入れ直す。んごー。音変わらず。もう一度。んごー。
 結局、ここでもギブアップ。ショップに電話すると、「そりゃ初期不良ですね」ということで、これもまた新品と交換、送ってもらえることになった。HDDが届くまではメモリを4号機に明け渡す。
 HDDが届いたのは3日後。早速、「んごー」のHDDを抜き取り、新品を入れる。そして電源オン。うおー、動いたし、音も静かだ。感動の嵐。さぁ、今度こそOSのインストールだ。起動ディスクをFDDに入れてと・・・・。おりょ?FDDのアクセスランプが点きっぱななしではないか。そして、起動ディスクを読みとりもしてくれない。なんでだ?今まで使ってきたFDDなのに?この期に及んで壊れたか?・・・・ということで早速、移植。モノがたくさんあるというのはいいことだ。4号機からFDDを外し、5号機へ移植。電源オン。ありょ?まだアクセスランプが消えない?なんでじゃろ?ここで登場、Niftyの自作フォーラム。同様のトラブルを検索すると「FDDのケーブルが逆差しになっていませんか」・・・・うそ?とりあえず、ケーブルを裏返して取り付けてみる。電源を入れると・・・・動いちゃったよ。なんてお約束のミスをかましているんだ、ちんた(^^;)。
 FDDが正常に戻った後は良い子の5号機。OSもドライバもさくっと入りましたとさ。

バックアップの番外機
 これはちんたのマシンである・・・・が故あってビデオカードが刺さっていない。とりあえず、ショップに発注するも発送に一週間かかるんだそうな。
 さて、それはいいとして、この番外機の役割はバックアップ・・・というか1号機〜5号機がちゃんと立ち上がり、LANその他の接続がうまくいくまで日常の業務が滞りなく進められるように用意した1台である。ので、実はこの番外機に関する作業が一番最初に進められたのである。まずは、5号機から取り外したM/BとHDDを移植する。この時にはCPUはちんたの持ち物、メモリはいずれ4号機に戻っていく会社の持ち物・・・と所有関係もにぎやかなM/Bになっている。そして、CD-ROM(元々5号機に付いていたお古)を組み、ビデオカード・LANカード(5号機から持ってきた)FDD(4号機から持ってきた)を取り付けて完成。とりあえずの日常的な業務の遂行には支障が無い状態に番外機を組み上げる。
 ただし、日常の業務と平行して他のマシンの組立もやっているため、すぐにCD-ROMは4号機へ移植され、4号機から来たFDDは5号機へと渡って行った。結果、番外機にはCD-ROMもFDDも付いていないというのっぺりとしたマシンになってしまった。機能的にはサブノートマシンと同じようなモノか。さらに、この発注した番外機用のビデオカードが届くまではビデオカードは5号機と使い回しである。よって、5号機立ち上げの時には5号機へ、お仕事の時には番外機へとビデオカードは何度となく両機の間を往復することとなる。  そうこうしているうちに、ビデオカードが届く。これはちんたの持ち物になるビデオカード。これを番外機に取り付け、ドライバを入れる。うーむ、さすが一時代前のカードはドライバもすんなり入るぜ。とりあえず、この数日間のお仕事の内容を4号機のHDDにコピー、そして、LANカード、メモリ、をとりはずし、番外機はおうちへと帰っていったのでした。

あとがき
 ハードの立ち上げだけでもこんなことやっていたわけです。実はまだソフト面の立ち上げは全然終わっていなくて、これから、スキャナの接続、ルータの接続、各種アプリの設定とやることがてんこもりになっていたりします。うむー、ちんたが平常営業に戻れるのはいつのことになるのでしょうか?


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