東京〜成田〜銚子・160km('99.8.1)

向かい風でぶひー
成田〜銚子
 さて、成田駅に集合である。ここからはNiftyserveの自転車フォーラムの皆様とオフである。アホなことだけはしませんように・・・と襟を正すちんたである。謙虚なちんた、礼儀正しい(?)ちんた。

 さてさて、駅前のミスタードーナツでゆっくりしすぎたのか、駅前にはもう時間前なのに、遠目に見てもそれとわかる集団がいらっしゃる。自転車の人々に合流するのは見分けがつきやすくていい(^^;)。「どーもー、こんにちわー」と合流。謙虚なちんた、礼儀正しいちんたである(^^;)。

 いろんな人の自転車を見ながら、おーすげーなー、などと思っているうちに出発。ここから銚子に向けてGOなのである。まずは第一の休憩地点、10数km先の滑川観音に向けて走る。さすが、どのメンツも明らかにちんたよりベテラン、集団走行の上手いこと上手いこと。手信号なんかも確実でとても走りやすい(おそらくちんたの後ろの人はとても走りにくい(^^;))。地元の人に先頭を引いてもらっているだけあって、成田駅からそう離れていないのに、なんとも心和む緑豊かな田園地帯の中を走る。こういうのは人に手を引いてもらうときのメリットですよね〜。ソロツーリングだと、ついつい、行き先のはっきりわかるメジャー国道を走ってトラックにあおられ半泣き・・・ということになりがちだったりして。

 ちょうど休憩地点まであと一本道・・・というところになって幹事さんが「フリーラン」を宣言。すると、先頭数名は待ってましたというかなんというかロケットパンチのように飛び出し、あっという間に視界から消えていってしまった(^^;)。ありゃまぁ。ま、フリーってのはフリーなんだからてれてれ走ってもいいよね、とゆっくり組に加わって走るちんた。そんなちんたに大魔王が降臨なされた。・・・・また、パンクである。先週新品にしてまだ200km程度しか走っていないチューブがぺしゃんこになって「もう空気ありまへんねん」ということを視覚から、振動から訴えている。あちゃぁ。とりあえず、同行の人を待たせるよりは先に行ってもらって休憩地点で待っていてもらおう、あと数km(の予定)だしね。ということで皆には先に行ってもらう。とりあえず、ちんた、ストップ、下車。

 見たところ、なにかをステイクしたというよりはちょっとずつ空気が抜けていくスローパンクチャーのようなモノらしい。ここはタイヤ交換は休憩地点まで待って、今は空気を入れながらだましだまし行こう、とりあえず空気を入れる。空気を入れ終わるとすでに皆は背中も見えないほどに前の方に行っている。ちんたロケットダッシュである。速いぞ速いぞ42km/h、がんばれがんばれちんた、頑張っているうちに最後尾の背中が見えてくる。が「も、もうちょっと・・・」と思うころには、またもやタイヤが自己主張を始める。空気を入れる、ロケットダッシュ、タイヤがぺしゃんこ、空気を入れる、ダッシュ・・・そんなことを何回も繰り返しながら、やっと休憩地点の滑川観音に到着する。はひ〜、なんかこの時点まででめちゃめちゃに疲れたよぉ・・・ってあたりまえだよね、インターバルトレーニングやりながらここまで来たようなものだもの(^^;)。

 早速、観音様の境内でチューブを交換するワタクシ。「交換するの早いですね」などと声をかけられたり。ええ、そりゃもう、この10日間で3回目ですからね、慣れてますよ・・・と悲しいギャグを飛ばしながら交換。今やタイヤ交換をやらせればマクラーレンかちんたかというところである。で、タイヤ交換&空気注入でちんたさらに体力消耗(^^;)。

 もうパンクしませんように・・・・

 観音様にそうお願いして、さぁ、またみんなでスタートである。

 佐原へ向かう道は、下総フレンドリーパーク(←たまに自転車の市民レースなんかが行われるところ)なんかにも寄り道しつつ、利根川沿いの道を行く。サイクリングロードではないんだけど、幅広でフラット、段差の無い歩道を行く。快適なんだけど、ちんたすでにインターバル&筋トレ(タイヤ交換)でなんだか全身が終わっちゃっている。とりあえずなんともないふりして後ろに付いてよ(^^;)。

 へろへろ走った(ちんたはね)後に佐原の牛丼屋に入る。10数人でわらわらと入る牛丼屋である。自転車でツーリングする人にはわかってもらえるかもしれないが、けっこう牛丼というのはヒットというか割と漕いだ後になんとなく欲しくなっている食物・・・って感じしないだろうか?ちんたは結構好きである。

 再スタート。再び利根川畔に戻る。が牛丼食っているうちに大きく天候が変わってしまった、猛烈な向かい風である。うひょおお。で、ここでもフリーランなのだけど、この向かい風の中、やっぱり先頭はぴゅーと行ってしまう。あの人ら身体にスピンネーカー(ヨットの向かい風用の帆)でも付いてるんとちゃうやろか?それにしてもこの風、そしてこの暑さである。たいへんだこりゃ(^^;)。途中の休憩地点でも疲弊しまくった顔、顔、顔。「ここに駅があったら迷わず自転車畳みますよね」「だね、輪行だね」そんな会話が半分マジ(^^;)。

 利根川は広いので結構マリンスポーツが盛んなようであっちゃこっちゃでぶわんぶわんゆわしている。あああぁあれこそがホントの夏の遊び方だよなぁ、こんな自転車なんか濃いでちゃだめだおお(^^;)。

 やっとの思いで、向かい風の利根川からはずれ、鹿嶋臨海工業地帯の一角を横断し、波崎トライアスロンコースに出る。もう利根川に比べれば天国とも言える、というか、あの時の利根川に比べればどこでも天国だよ・・・状態。

 ここまで来ると、残るモチベーションは寿司だけ。寿司のために漕ぐのである。

 銚子の少し手前、波崎おさかなセンターで休憩。かき氷なんぞを食べながら、店のおやじと歓談。同行者の一人がちんたを指さしておやじに話しかける、
 「この人ねー、東京から来たんですよ」
 「バカだねーーー、あんた」
 い、いや、まぁ、それは否定しないんだけど、そうまではっきり言いきったのはあんたが初めてだよ、おっさん(^^;)。

 そこから銚子大橋を渡るといよいよ銚子だ。漁港を回って犬吠埼へ。相変わらず犬吠埼へ至る道は景色がとても綺麗。

 東京をでること11時間後、しまたけ着。再びのしまたけである。時間が時間のせいか今回は行列は無し。席は2つのグループに分かれたモノの、11人全員がめでたく着席。うーん、今だから言ってしまう、ちんた、この日一番おいしかったのは生ビールでした(^^;)。しかし、相変わらず島武水産、ネタがでかい(^^;)。ここまででかくする必要があるのか?と思うほどでかい(^^;)。たこなんか足がそのまんまシャリの上にのっかっている感じだ。時季のせいか、前回堪能したサンマ寿司は流れて来ず。回転寿司の流れの下流にいたせいか、流れてくるのは、まぐろ、たこ、かつお、たこ、ガリ、たこ、たこ・・・とひたすらタコである(^^;)。しょうがないのでお好みのネタ注文攻撃に出てなんとか帳尻を合わせる。

 うう〜やっぱりツーリングを島武水産でしめるというのは良いのお。今回も堪能いたしました(^^;)。


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