地下室入門-1 地下室ってナンダ!



最近は、住宅の地下室が少しずつ増えてきました。工法も構造もいろいろあります。地下の良いところも、地下だから気おつけなければならない事も有ります。 一口に地下といってもいろいろです。ビルの地階も昔の洞窟や洞穴住居も地下室とも言えます。 ですから、人それぞれに、「地下室」にたいしていだいているイメージは違います。上家との関連や地下室の用途によってもずいぶんの設計の内容も違ってきます。

地下室をお建てになった方に「お宅の地下室は如何ですか?」とおたずねても 快適な思いどうりの地下室を手に入れた人は・・地下室は素晴らしいと言い、多くの方は もう少し広い地下室にしておけば良かった・・・ともおっしゃいます。 一方、考えていたような地下室が出来なかったり、漏水やカビ、結露で悩まされてる方は ・・・地下室はダメだ!やめたほうが良いよ・・・と言います。
この違いはどうして起きるのか、どこが問題なのか?それは、地下室に関して基本的な知識、 理解が頼むほうも頼まれるほうにも不足しているからです。きちんと設計して、きちんと施工すればちゃんとした地下室が必ず出来るのです。住宅のメーカーも、設計する人も、営業マンも地下室に関して正しい知識と経験を 持っているか、地下室を本当に正しく理解して、きちんと説明しているかはなはだ疑問です。
地下室ってなに?

地下室の定義:地階にあるそれぞれの用に供する部屋。
■地階とは(建築基準法施行令第一条第2号) :床が地盤面下で、その床面から地盤面までの高さがその階の天井の高さの1/3以上のものをいう。
■地階の・・(建築基準法施行令第ニ条第2号):地盤面から1メートル以下にある部分は建築面積(建蔽率)に算入しない。

建物が周囲の地盤と 接する位置の平均の高さにおける水平面を 地盤面とする。
高低差が3メートルを超える場合には3メートルごとの平均の高さをそれぞれの地盤面とする。
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