ウェスタンアームズ ガバメントM1911A1





この個体は2008年の10月ごろ私の手に入りました。 
渋谷試作というシリーズの初期の作品ですが内部構造は最新の物だと思います。 
定価は23000円でした。 

ちなみに、好みで外装パーツの一部を交換しています。 



今までは『故障(ガス漏れ)しやすい』『お座敷用』『ホップがないほうが飛ぶ』 
など散々悪口を言われてきたウエスタンアームズ製の銃ですが、年々改良を続けており 
現在のモデルではガス漏れもなくなり飛距離もフラットで30m以上飛ぶようになりました。 

以前に比べトリガーフィーリングが悪化したというマイナス点もありますが 
優秀な固定ホップ、ついに搭載されたスライドストップのノッチ欠け対策など 
各部にわたって改良が施されています。 



リップ部分が別パーツとなった新型のマガジン。 
装弾数は21発と、マルイと比べると少ないです。 

ちなみにマガジンは1個5000円もするので思わず中古で買いたくなりますが 
中古でそろえる場合は初期型のいわゆる「ガス漏れマガジン」には注意しましょう。 



マガジンの裏側をみると、WAの銃の特徴の一つであるバルブロックが目につきます。 
ガスが切れるとここが上がったままになります。 



金属製のチャンバー。亜鉛製です。 

写真で見ると茶色いですが、実際に見てみるともっと黒に近い色をしています。 



アウターバレルはアルミ製です。 

塗装ではなく染めてあるようです。 
かなり使いこんでいるのでだいぶ落ちてきています。 



スライドを引くとスライドの奥にノズルが見えます。 
ここもWAの銃の特徴の一つ、フローティングバルブと呼ばれる部品です。 

チャンバーにBB弾がある場合、この部品はBB弾に押されて後退し、銃口方向にガスを流しますが 
BB弾が発射された後は前進してブローバック方向にガスを流します。 

この方式は瞬発力が出る半面、ホップアップの構造と相性が良くないことでも知られています。 
パッキンの保持力が弱い場合、フローティングバルブによって押し出されてしまうからです。 
そのせいかWAのホップは他社に比べ数段劣るものでした。 

最近になって固定ホップとなった際につまづき型からノズル保持型となりましたが 
ホップが強めにかかるようになっており、軽い球では浮かんで行ってしまいます。 
私の個体は0.25gで丁度良かったです。 



これまでは他社に比べ性能で劣るイメージの強いWA製でしたが、 
性能も他社に追いついてきたか、という感じです。 
リコイルは割と強いので、お金があるならば選択肢に入れてもいいかもしれません。 

ただ、最近はよりマニア路線になったのかさらに高額な商品ばかり出すようになり 
経済的な面でゲームで使いづらくなった感があります。 
 
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