なぜ「当たらない?」一口に「当たらない」と言っても、その理由はいくつかに別れます。
まず簡単な「弾が斜めに飛ぶ」というのから説明しましょう。 サイトがあっていないサイトがあっていないのであれば「あわせてください」としか言えません。もしサイトを限界まで調整してもサイトの中心に弾が飛ばないのであれば、銃身が曲がっていることが考えられます。銃身が曲がって(正確には根本から傾いてついている)いないかどうか確認し、もし曲がっていたら、修理してください。 射手の撃ち方が悪い対処するためには他の人に撃ってもらうことです。他の人が撃ってうまく当たれば射手に原因があったとなります。なお、銃の命中精度を知りたいのであれば、スタンディング(立って撃つ)はさけることです。銃がぶれてしまいますので。 せめてニーリング(しゃがみ撃ち)、シッティング(座り撃ち) できればプローン(伏せて撃つ)、レストシューティング(何かに銃を乗せて撃つ)などが望ましいです。 こんどは「弾がまっすぐ飛ばない」です。 風があるエアガンの弾は風に非常に流されやすいです。ためしに台風が来たときに撃って見てください。斜め45度のターゲットにあたるのでは?思うほど流されます(銃のパワーと弾にもよる) ちなみに、実弾でも風には流されるようです。 ノーマルエアガンで0.2gの弾を撃ち出すような場合、微風程度でも曲がります。覚悟してください。 サバイバルゲームでは風がやんだ時に狙撃すると良いのですが、それでも自分では感じられない程度の風でも弾は曲がってしまいます。このへんを克服するには経験からくるカンですね。 風に対する対処法は、パワーを上げることと重い弾を使用することです。この二つである程度対処できます。 ただし、一般的にパワーを上げて重い弾を使用した場合、遠距離から射撃することが多くなるため、風から受ける影響も多くなります。 しかし、「パワーに対し、やや重めの弾を使用する」のが良いかと思います。 つまりノーマルパワーで0.25gの弾を使用するなど・・・ですね。 弾が一定方向に向かって毎回まがる時は射撃方向を180度変えて撃って見ましょう。逆の方向に流されれば風のせいという可能性が大です。 結論として「エアガンの弾は微風でも大きく曲がる」と覚えておいてください。 弾が軽い、または弾の精度不足これは意外と初心者の方にとっては盲点ではないでしょうか?ちなみに私は昔0.12gをエアーコッキングライフルに使用していて「なぜハンドガンよりまっすぐとばないのだろう?」と疑問でした。 弾には「重さ」と「精度」の二つの要素があります。まずは「重さ」から説明することにします。 弾の重さ重さについては、まず簡単にいうと「銃のパワーにあった重さを使用しなければいけない」です。ハイパワーの銃に軽い弾を使用してもまっすぐは飛んでくれないと思って良いのです。 人間が野球ボールを投げればまっすぐ飛ばせれるかもしれませんが、ティッシュペーパーを丸めて投げてもまっすぐ飛んでまれません。それと同じです(この場合、真球度もまったく違いますが) ノーマルパワー(1J以内)でも、命中精度を求めるなら0.25gか0.3gの弾を使用するのが良いのではないでしょうか? ただ、これも銃によって相性があり、重い弾を使用したとたん、明らかにパワーダウンする銃などもあります。 0.12g、0.2g、0.25g、0.3gの弾など、重さの違う弾を用意し、全て撃ち比べてみればわかります。たいていは重い弾のほうがまっすぐ飛ぶようになります。 ちなみに0.12gの弾は軽すぎるので、ミニ電動銃のようなローパワー銃以外では、どこに飛ぶかわからないほど曲がると思って間違いありません。 重い弾を使用すればまっすぐ飛ぶと書きましたが、それでは皆が重い弾を使用してしまいます。 エアガンは玩具であり、サバイバルゲームはゲームですので、皆で重い弾を使用し、怪我をしてばかりでは面白さも半減してしまうでしょう。 そのためにチームによってレギュレーションで弾の最大重量が決められているのが一般的です。 スナイパーを目指すなら「レギュレーションで許される限り重い弾を使用する」と思ってください。 「許される中とはいえ重い弾を使用しては撃たれる相手に悪いのでは?」と思うのでしたら「フルオートほど多くの弾を撃ち込むわけではないし、相手の顔面などは狙撃しないように常に心がける」という考えを持つと良いでしょう。 ただし、一番重い弾が必ずしも一番高い命中精度になるわけではありません。弾の精度にもよりますし、重さだけに限定しても銃との相性があるのです。 弾の精度こんどは弾の精度です。まず弾を表面からよく見ていきます。弾をつくるときに溶けたプラスチックを流し込んだ注入口が見えるものはだめです。 それから弾を左右から合わせた位置が良く見えるもの、それがずれたものもだめです。 ぱっと見て良くても、実は微妙に楕円だった・・・などということもあるようですので実際使ってみないと分からないかもしれません。 結論をいうと、「弾は真球の近いほうが良い」と言えます。 こんどは弾を割ります。中に気泡という空洞が空いているものがほとんです。 気泡がないのは、マルゼンのAPS弾(0.2g)、グランドマスター弾(0.29g)、マルイのスーパーグレイド弾(0.25g)などです。 気泡がある弾は、弾の中心に重心がこないために曲がりやすくなります。 実は弾について、0.25gと0.3g(正確には0.29g)では結論がでています。 0.25g以下ではマルイのスーパーグレイド弾。 0.3g以下ではマルゼンのグランドマスター弾。 この二つが最も高精度だと思います。もっとも値段は高いのですが。 スナイパーはフルオートと違いほとんど弾を使用しません(全員がそうとは言えません)、それゆえに、弾は高くても、もっとも命中精度の高いものを選ぶと良いでしょう。 ちなみに0.2g以下での最高精度の弾ですが、今の所ないようです。マルゼンのAPS弾は意外と散りました。 銃が悪いこれについては、答えを出せません。銃のどこが悪いかが分からないと答えがでないからです。 とりあえず同じ銃がもう一つあれば、それと比べることにより、悪いかどうかわかりますね。 しかしながら、この場合で一番多い原因は、単純にバレルが汚れているだけだったりします。掃除をしてみてください。 |
弾の重さと危険度先の文の中で、「重い弾を使用すると怪我が増える」と書きましたが、この部分をやや詳しく解説します。たいていの銃では、重い弾のほうが微妙にパワーが上がります。初速は下がってしまいますが、重いほうがパワーとしてはあります。 銃によっても異なりますが、その差は微々たるものです。その上、重過ぎるとパワーダウンすることから、撃ち出された直後の弾は、どの重さでも、ほとんど同じパワーを持っているということです。 しかし、弾は距離とともに減速します。この減速のしかたが、軽い弾と重い弾では違います。 軽い弾の場合、急激に減速します。反面、重い弾の場合は、なかなか減速しません。 もし、あなたが道を歩いていて、正面から時速50kmでトラックが突っ込んできたとしましょう。 おそらくあなたがそのトラックを素手でとめることは不可能です。下敷きになってしまい、ヒラメのようになってしまうことでしょう。 ですが、同じ時速50kmでも、軽自動車ならどうでしょう。とめれないこともない気がしませんか?(そんなわけは無い) 分かりやすく例えるとこういうことです。重い弾は空気抵抗に負けづらいので、遠くまでスピードが持続します。つまりパワーも持続するわけです。 つまり、軽い弾は「近距離ではかなり危険だが、遠距離では危険度が低い」であり、重い弾は「近距離ではかなり危険だが、遠距離でもそこそこ危険」となります。 怪我をしやすいのは近距離ですから、これでは危険度はどちらも大差ありません。 【弾の重さの違いによるパワーダウンの違い】 近距離では、弾に重さによるパワーの違いは、ほとんど無い なおかつ、銃との相性では、近距離では軽い弾のほうが高いパワーをだすこともあります。こうなると軽い弾は「近距離ではかなり危険、遠距離では危険ではない」に対して、重い弾は「近距離では危険、遠距離でもそこそこ危険」となるわけです。 なおかつ軽い弾の場合、命中精度が低いわけですから、それだけ接近して撃ち合います、結果、被弾した時に痛いと感じる場合が増えます。 それでも軽い弾の危険度が低いといわれるのは、重い弾を使えば、自然とパワーを上げたくなってしまうからです。 スプリングを強化した弾で、0.2gなど軽い弾を使えば、途中から曲がる弾が多くなり、まっすぐは飛んでくれません。 しかし、0.3gや、それ以上の重い弾を使用した場合は、ある程度高いパワーでもまっすぐ飛ばすことが可能になります。 もう一つ、低い初速で重い弾を撃ち出した場合、弾速が非常に遅くなりますから、満足しがたくなりパワーを上げる方が多くなります。 |