■■■ つづみ弾の時代 ■■■ |
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■■■ BB弾登場の時代 ■■■ |
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■■■ エアタンク時代 ■■■ |
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1985年 |
ガスガンが出現すると、それによってサバイバルゲームの戦い方を一変させるほどの変化が起こった。 バトルマスターをきっかけに、スターリング(バトルマスターU)などのBV式ガスガンが現れはじめる。 それから1990年代初めまでの数年間、これと同じような機構を持つ銃が色々なメーカーから発売されていくことになる。 これが、ガスガン時代の始まりである。 この時期より、JACやアサヒファイアーアームズが優位に立ち、マルゼンはシェアを失うことになる。 また、コクサイがそれまでの火薬ブローバック(スーパーウェポン)をやめ、名作のガスセミオートに転換したのもこの時期である。 ハンドガンではプッシュコッキング式が登場する。 スライドが後退状態から始まり、コッキング(前に押す)しトリガーを引くとスライドが後退してBB弾が出るというシステムである。 実は、カートを排出するためにはこのシステムが必要だったのである。 さらに、当時のモデルガンメーカーのMGCがここでM93Rを発売する。 ストック、サイレンサーの他、当時の低価格ダットサイト(MGC、エースポイント)を装備したMGCのM93R。 これも、名作だったといわれており、現在でも下請けをやっていたKSCが改良を重ね続けながらM93Rを出している。 この時期にLSやウエスタンアームズなどのメーカーが続々と参入し、新発売の商品の数も、以前の2倍か3倍にまで膨れ上がる。 |
1986年 |
1986年、東京マルイがエアーコッキングのルガーP08を発売、命中精度の高さが話題を呼んだ。 この時期になるとエアーコッキング式は既に時代遅れとなっていたが、ガスフルオートの精度の低さから狙撃銃として現代まで生き残る事になった。 それぞれのメーカーが次々にガスフルオートを発売し、時代はガスフルオートが主流となる。 もはや、SS9くらいしかコッキングでガス系に対抗できるものはなかった。 また、この年にはウエスタンアームズが初の電動ガスガンが発売され、外部ソースにせずとも比較的優秀だったことから、話題を呼んだ。 |
1987年 |
1987年、勢いに乗るJACはUZI発売、大ヒットとなる。__さらに、AR18などの人気商品を展開していく。 さらに初のガスブローバック銃が、東京マルイから発売される。 また、この時期になってくるとエアータンクの普及によりハイパワー化がより進展した。 当時のガスフルオートは、リキッドチャージで遊ぶにはあまりにも効率が悪かった事もその理由の一つである。 さらに、トイテックが強力な装弾数を誇るキャリコを発売する。 その強力な弾幕でスイカを真っ二つにした画像が広告に利用され、読者の度肝を抜いた。 |
1988年 |
1988年にはアサヒ、JACは最盛期を迎え、M16やFNC、FALといった名作が発売される。 特にFNCは鉄パーツを大量に使用し、米軍にも訓練用として納入された実績を誇るほど、当時としては優れた合成を持っていた。 また、MGCがルガー10/22を発売、コクサイのM16と並んでガスの狙撃銃として双璧を成すに至った。 ルガー10/22(ブラックパンサー)と、コクサイM16の双璧は、ガスセミの世界ではもはや伝説ともされるほどの高いスペックを持つ。 また、MGCがガスフルオートのM16を発売。 当時のガスフルオートにしては珍しく空撃ちができる(ドライファイアシステム)モデルではあったが当時はハイパワーが主流の環境。 MGCのガスフルオートは総じてローパワーであり、役に立たなかった。 マルゼンからステアーAUGが発売される。これは初めてトリガーの引く位置によってセミ、フルを切り替えることが出来た。 安価で中々の性能であったことから、資金の少ない学生の方に人気が出た。__ 余談ですが、初期型のマルゼンBVイングラムやUZIピストルは、高圧をかけるとマガジンが破裂する。 マルイがライブカート式のSMGを出しますが、時既に遅く。 1988年当時、マルイの銃を使用している者はバカにされていたといわれている。 |
1989年 |
MMCがPV式のM16A2を発売する。この時期はLSやコクサイ、JACなどがこぞってM16を出しており、M16の競争が盛んになっていた。 トイガンメーカーもかなりの数になり、トイガン業界はピークとも言える時期を迎える。 PV式はパワーが出ず、人気がなかった。 |
1990年 |
更にガスフルオートの時代が過熱化していく。JACは名作UZIを改良し、ν(ニュー)UZIとして発売するものの、重いモデルであったため以前のモデルほどヒットするには至らなかった。 同時にアサヒがブッシュマスターを改良した「ウルトラカスタム」を発売する。このモデルは箱出しで1jを超えるどころか3,5気圧掛けて動かす事ができなかったらしく、初速もかなりのものだったようだ。まさにハイパワー戦真っ盛りであったといえる。 ちなみに、マルイはルガーから始まったコッキングシリーズを年々増やして行き、この時期ではかなりの数になっていた。 さらに、マルコシがUX-SUPER-9の後継機であるスーパー9PROを発売、ボルトアクションの狙撃銃としての名声を得る。当然、これも相当なパワーアップをするチューンが流行っていた。 トイテックがP90を発売、JACなどに比べ燃費も良く多弾数であった事、かつ高い初速を持っていたこと、さらにその独特のスタイルから人気を得る。 しかし、これはハイパワー化しづらいシステムでもあった。 エアタンクも「カール君」「シャーマン」等の、ユーザーの資金に応じて様々なタンクがあった。 資金が乏しいユーザーは重い鉄のタンクを背負う必要があった。(そうでなくても皆がエアタンクを背負う時代だったが。) また、カール君はタンクとポンプが一体化したものであった。 |
■■■ 電動ガン時代 ■■■ |
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