KTW・SPAS−jr
韓国製スパス(ドンサンモデル)についてのプレビュ−
(機種名)
spasjr(FIEストック・リトラクトストックの両方のモデルあり)
(メ−カ−)
ドンサンモデル(韓国)
*輸入元はKTW
(背景)
この製品はKTWで製作・販売されていたSPAS12(以下Kモデルと略す)を韓国で生産するにあたってリプロダクトされた物と聞いている。
Kモデルは値段が当時にしてはかなり高価であった。(今でも高級品の部類に入る値段ではある)
それも当然で、素材はアサヒ製のガスガンに使われていたものと同じ硬質樹脂を多用しているうえに機関部も真鍮等の金属部品を多用している。
韓国でのライセンス生産(だとおもったが・・)に当たりKモデルを見なおした上でリプロダクトされたモノが当該製品(以下Dモデルと略す)であるようだ。
そのため、発射機構(給弾周り及び部品構成)はKモデルとほぼ同じであるがDモデルの方が各パ−ツブロックごとに分解しやすく見直されている。
ただ、DモデルはKモデルよりも一回り小さいうえにマガジンへの給弾の問題等は改善され、扱い易くはなっているが、機関部(シリンダ−・ピストン・・)はKモデルと同じサイズのため、フレ−ムの肉厚が薄くなっている。
そのため、Dも出るは強度が低いのは言うまでもない。
(外観)
Kモデルは実銃とほぼお同じサイズなのに対して(実物のFIEストックがつけられると思ったが・・)コノレポ−トの対象であるDモデルは1回り小さい。
言いかえれば東京マルイのM4と電動ガンボ−イズM4くらいの比率であったと思われる。
KモデルもDモデルも主な素材は硬質樹脂で変わりは無いもののDモデルの方がやはり玩具という感じがはっきりと出ている。
(実射性能)
性能比較はDモデルの元となったKモデルとの比較で行う事とする。
上記の比較を行う前にKモデルの実射性能について書いておく。
比較対象はマルイのSPAS(以下Mモデルと略す)と比較する。
まず、KモデルであるがMモデルと比較した場合、重量はKモデルの方が重いもののコッキングのし易さはKモデルのほうが軽い。
初速の方はKモデルの状態や仕様にもよるのだが最低lvでもMモデルと同等であった、と記憶している。
カスタム等の発展性に関してはMモデルの方が若干上であろうものの,Kモデルの方も数多くのバリエ−ションがあったことからこの点については同等である、と判断させていただく。
しかし、耐久性に関してはKモデルは50、000発に1回オ−バ−ホ−ルが必要なのに対してMモデルは物によっては100、00発でもまだ機関部に問題無く発射可能のものもある、と聞くのでMモデルの方がやや上である、と思われる。
次にKモデルとDモデルの比較であるが重量はDモデルの方がはるかに軽い。
初速の方は明らかにKモデルの方が上であるが、DモデルはKモデルの機関部の移植が可能なのでその辺は初速の調整が可能であろう。
カスタム等の発展性についてはDモデルの方が実ははるかに高いのである。
理由は機関部の交換が可能であると同時に銃身やパッキン等の弾の発射に必要な要素の交換が他メ−カ−のパ−ツ(含むカスタムパ−ツ)との互換性があるようなのである。
その辺はここのhpの規約に抵触する部分があるようなので割愛させて頂きたい。
耐久性に関してはKモデルの方がはるかに高い。
理由は上記に述べてあるので参照していただきたい。
(総合評価)
比較した3モデルを総合的に判断した時にこれが1番良い、ということは一概には言いきれない。
よって下記のような結論となるので参考になれば幸いである。
お金もかけたくなく長くつかいたい、というのであればマルイのSPAS
初速もある程度欲しいし、弄くりがいのある物が欲しいのであればKTWの純正SPAS
自分の技量向上とワンオフのSPASを作りたいというのであれば韓国製のSPAS