スナイパーライフルカタログ


 このコーナーではサバイバルゲームに使用されるスナイパーライフルを集めてみました。
 これからスナイパーライフルの購入を考えてる方には参考にとって参考になれば幸いです。

東京マルイ H&K・PSG−1

電動セミオート 全長1208mm 重量4300g 装弾数15発(70発、500発) 54800円
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 ドイツH&K社のスナイパーライフルで、原形になったのは同社のG3シリーズです。
 実銃は、主に市街地での対テロリスト狙撃に使われるのでしょうか。
 都市での対テロリスト狙撃の場合は、狙撃位置までの移動が容易なために、重い銃でも敬遠されることが少ないとの事です。
 エアガンでは1995年末に発売され、とある雑誌に、まるで驚異的な命中精度があるように書かれたために、購入者が多かったのかもしれませんが。実際にはそれほどでもありません。
 パワーは0.8j程度で、他の電動銃より多少高い程度です。命中精度もパワーでプラスになっている分を除けば、他の電動銃とかわりはありません。
 実銃はマズルまでバレルですが、エアガンの場合は途中からサイレンサーになっています。よって発射音が低く押さえられています。
 長すぎ、重過ぎなことが耐久性に不安を作り出しています。ある程度剛性を上げることは可能ですが、もとがこの大きさ。そしてプラスチック多用のエアガンですから、どうしても厳しいところがあります。
 ノーマルマガジンの装弾数は15発ですが、G3系のマガジンを使用することで、70連や500連にすることが可能です。見栄えは悪くなるかもしれませんが。
 APS−2などと違い、マガジンチェンジの時に弾が数発こぼれてくる(他のマルイ電動銃と同じように)ために、15連マガジンが使いづらかったりもします。
 ちなみにメカボックスが他の電動フルオート銃とは違うのですが、ロックタイム(トリガーを引いてから弾がでるまでの時間)は、あまり変わりません。ロックタイムが短いという話もありますが、それはほとんど嘘だと思ってください。
 1998年にプレイステーションのゲーム、メタルギアソリッドに登場し、人気がでたようです。

マルゼン APS−2OR

エアーコッキング 全長1200mm 重量2900g 装弾数25発 29500円
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 写真はホームズさんより寄せられたもの。木製ストックカスタム。
 搭載されたスコープには、カモフラージュ用の布が巻かれています。

 1994年の初めに発売され、人気がでた銃です。
 なにせボルトアクションは数が少なく、購入時の選択幅が限られます。
 この銃が出るまでといえば、SS−9(SUPER−9PRO)か、サンプロM−700程度しかありませんでしたし、それらに比べればかなり高性能な銃でした。
 この銃にはホップがありません。というのは、発売したマルゼンは、この銃を射撃用としているからです。
 マルゼン主催のAPSカップのライフル部門用の銃です。名前もそこから来ています。
 名前はマルゼンオリジナルのものですが、ベースになった実銃が無いわけではありません。オーストリアのステアー社のステアーSSGライフルがベースのようです。
 ホップがないために射程距離が短く、サバイバルゲームに使用するのであれば他メーカーから発売されているホップを購入する必要があるでしょう。

マルゼン APS−2SV

エアーコッキング 全長1050mm 重量2500g 装弾数25発 29800円
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APS−2ノーマル。
通常はスコープを装着して使用します。

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APS−2にSWATサイレンサーを装着し、50口径スコープを乗せた物。

 APS−2ORの全長が短くなり、固定ホップのついたものです。
 パワーは0.8jほどのようです。
 このホップはノーマル状態では、かなりかかりがきつく、0.3gほどの重さの弾でなければまっすぐ飛んでくれません。
 それより軽い弾を使用する場合は、分解してホップパッキンをヤスリなどで削る必要がありますが、その調整は微妙です。
 削り過ぎた場合、使いたい弾を使用してもホップがほとんどかからなくなったりもするでしょう。
 他メーカーから発売されている可変ホップを使用する方法もありますが、PDIのものはカスタムなどに自信のある方でなければお薦めしません。KMのSCSのほうはわかりませんが。

マルゼン APS−2スポーター

エアーコッキング 全長不明 重量不明 装弾数25発 49800円
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 APS−2スポーター
 写真はホームズさんより寄せられたもの。
 発売された時には、遂に可変ホップのついたAPS−2が出たかと喜んだものですが・・・期待はずれでした。
 その欠点はノズルの長さが足りないこと。13mm足りません。
 よってチャンバー内(バレルがチャンバーを兼ねていますが)で、発射前の弾が前後に遊びます。
 そのため水平より下に向けて撃つとホップが安定し、ホップが強めにかかり、逆に水平より上に向けて撃つとホップが安定せず、かかりも弱くなります。
 なぜマルゼンがノズルを延長しなかったのかはわかりませんが、ノーマルのままでは役に立たないでしょう。
 カスタムパーツでロングノズルが出ているようですので、必需品だと思われます。

マルコシ UX−SUPER−9PRO

エアーコッキング 全長1140mm 2000g 装弾数30発 19800円
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 1970年代だったと思いますが、SS−9000という銃が発売され、それがベースです。
 メーカーが倒産しては他メーカーが金型を買い取って再販し・・・を繰り返し、今はマルコシが発売しています。
 初期は鼓弾と呼ばれる、てるてる坊主のような形をした弾をカートを使用して撃ち出す方式でしたが、今のものはBB弾をカートを使わないで撃ち出します。
 といってもノーマルでは使い物にならない性能です。
 APS−2が発売されるまではサバイバルゲームに使われるボルトアクションライフルといえば、ほぼこれだけだったのですが、今はAPS−2シリーズに押されています。
 カスタムしなければ使い物にならないのですが、最近人気が落ちているせいで、パーツも手に入りづらくなっていますし、もしパーツが手にはいっても、パーツ選択や組み込みには腕が必要です。
 よって初心者にはお薦めができません。
 本体値段は安いのですが、パーツを購入しているうちに、たいていAPS−2シリーズより高くつきます。
 カスタムの腕に自信のある人がいじるぶんには面白い銃でしょう。

MGC ルガー10/22スポーター

ガスセミオート 全長不明 重量不明 装弾数30発 19800円
 1980年代後半に発売された、かなり古い銃です、今は店頭には無いかもしれません。
 ガスセミオートということで本体だけでは撃てません。リキッドチャージは出来ますが、安定性にかくために、やはりグリーンガスかエアータンクが必要です。
 ノーマルではエアコッキングハンドガンなみの飛距離で、使い物になりません。
 しかし、バレル、バルブなどをカスタムすることによって高い命中精度と飛距離を得ることが可能です。
 何より、ガスセミオートの特徴で、サイレンサー使用で発射音をほとんど消せることが大きな長所です。
 逆にガスセミオート(ブローバックではないタイプ)の宿命でトリガープルは非常にキレの悪いものです。

コクサイ M−16A1

ガスセミオート 全長1m程度 重量不明 装弾数18発(リザーブタンク有り) 19800円
 これもかなり古い銃で、やはり発売は1980年代後半です。ノーマルからけっこうなハイパワーで、現在のレギュレーションではノーマル状態でも気温やタンクの放出圧力などの条件でかかってしまう恐れがあります。
 ルガー10/22などとは逆にパワーを落とすカスタムをしておいたほうが良いでしょう。
 この銃の利点はルガー10/22と同じく消音性です。サイレンサーを使用することでほとんど無音に近くすることが可能です。
 ルガー10/22に無い、この銃独特の欠点では、レシーバーの合成不足が上げられます。
 レシーバーやバレル付け根がギシギシと音がして、たわむのは、少しいただけないところです。

コクサイ M16A2スナイパー(クライムバスター)

ガスセミオート 全長95cm程度 重量不明 装弾数34発 32800円
 発売は1995年だったと思います。
 同社の旧セミオートM16をスナイパーらしいスタイルにしたものです。単にスタイルだけでなく、リアルさもぜんぜんかわりました。旧M16は全くリアルさに欠けるものでしたが、こちらは違います。
 ノーマルからホップがついていますが、命中精度はいまいちかもしれません。しかも固定ホップで0.3gの弾で直進するようです。
 ホップ回りをうまくカスタムできれば、なかなかいい銃になります。
 残念なことに、分解性は旧M16に劣ります。
 無加工で、14mm正ネジに対応したサイレンサーが装着できるのは嬉しいところです。

サンプロジェクト レミントンM700

エアーコッキング 全長1100mm程度 重量不明 装弾数25発 29800円
 サンプロジェクトは1993年頃からレミントンM700を作り続けていて、マイナーチェンジを何度も繰り返しています。
 ここに書いてあるバージョンは新しいもので、ホップが付き、マガジンがAPS−2と同じ物を使用できるものです。
 カスタムパーツが手に入りにくい上に、ノーマルピストンがシリンダーの中でガタが多く、すぐにピストンが削れてしまうという欠点持ちです。よってアルミピストンは必須な銃でしょう。
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