東京マルイ Fexed-slide SOCOM MK-23

written 2002/11/3
modified 2003/9/3

東京マルイ
15800円
ガスセミオート、固定スライド
装弾数28発

全長245mm(サイレンサー装着時427mm)
重量783g(フル装備1000g) バレル長133mm

 一年ぐらい発売が遅れてるのではないでしょうか。マルイのガス固定スライドのSOCOMが、やっと発売されました。

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 外見は、コッキングSOCOMと似ていて、あまり良い物とは言えません。
 少し安っぽさが目立ちます。

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 この銃には専用のケースとサイレンサー、ライトモジュールが付属しています。
 ケースには予備マガジンも一本入れることが出来ます。

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 なぜかインナーバレルはアルミ。
 マルイのガスブローバックは真鍮インナーバレルなのですが、なぜでしょう。

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 ライトモジュールには単四乾電池を3本使います。
 ライトの明るさですが、ナイトゲームやインドアの策敵用として使うには力不足でしょう。一般的な懐中電灯程度の明るさです。

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 マガジン正面。
 フォロアーのレールの下部が広くなっており、そこから弾を流し込むことができます。

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 マガジン上部はガスルートパッキンを持ち、ガスブローバックのようです。

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 銃左側面。
 デコッキングレバー(スライドストップの後ろ、セフティの前にあるレバー)はフレーム一体型で動作しません。
 固定スライドガスガンなのでしかたないところですが、せめて別パーツであれば、もっとリアルだったのですが。

 セフティレバーはハンマーがあがっている時のみかけることができます。
 また、普通のセフティレバーとは別に、スライドストップもセフティレバーの役割を果たし、こちらはハンマーダウンの時でも使うことができます。
 つまりこの銃には二つのセフティがあるというわけです。

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 右側面。

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 サイレンサーの中身に入っているスポンジ。このスポンジが4つ入っています。
 スライド固定式のガスガンですから、サイレンサーの効果が実感できます。

サイレンサー無し発射音

サイレンサー有り発射音

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 サイレンサーの出口。
 出口径は12mmといったところでしょうか。
 これを小さくすれば小さくするほど消音効果は上がりますが、弾が接触しやすくなり、もし弾が接触すると弾道が大きく乱れてしまい、危険でもあります。
 リスク承知で、6mm以上、12mm以下の丸い穴を開けたプラ板を両面テープで張り付ければ、もっと静かになるはずです。

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 スライドストップを抜いて簡易分解が出来ます。
 普通のガスブローバックと違い、スライドが前方にそのまま抜けるわけではなく、まず少しスライドを前方にずらしたあと、上に持ち上げます。

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 ホップ調整はチャンバー下部のダイヤルで行います。
 つまり調整するためにはスライドをはずす必要があります。

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 分かりづらいですが、スライドをひっくり返して裏側から見たところ。
 ガスブローバックのようなシリンダーを持っています。
 一見、固定スライドにこのような構造を持たせるのは無駄にも思えますが、命中精度、性能をもとめた場合、非常に優れた構造です。

 今回もノズルの下側が斜めにカットされています。

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 ハンマーダウン時。
 別コンテンツのイベントレポートで「ハンマーはプラ」と書きましたが、ハンマーは亜鉛ダイキャストでした。

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 ハンマーをあげた状態。
 トリガーバーに連動したパーツがスライド内のシリンダーとノズルを前方に移動させます。

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 バレルとチャンバー。
 チャンバーはノズルの位置をしっかりとホールドするデザイン。
 ノズル位置の固定は命中精度の向上に重要です。

 アウターバレル前部は亜鉛ダイキャストで、サイレンサー着脱でネジ穴が馬鹿になることも少ないと思われます(ただしサイレンサーの締めすぎには注意)

 チャンバーの構造は、弾がバレル内でホップパッキンによりホールドされるタイプ。
 よって遠距離でも高い弾道安定性があります。

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 4mグルーピング。
 10発撃った結果。
 ほとんどが10円玉に当たる感じです。
 シングルアクションで試しましたが、それでもガスブローバックに比べるとトリガーが重く、少し撃ちづらい感じです。

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 15mグルーピング。
 ダブルアクションでトイテック0.25g弾を24発。
 ハンドガンとしては非常によくまとまっています。

 0.2g弾での初速は79m/sでした(ガスガンなので気温により変化します)

総評

 性能は全てのハンドガンで一番と言えるのではないでしょうか。
 安定した弾道に確実な作動を兼ねています。
 また、標準装備のサイレンサーが効果があり、サイレントハンドガンとして使うには、とくに良い銃と言えます。

 マイナス要素をあげるとすれば。
・大きいのでサイドアームには邪魔。ホルスターも選ぶ。
・グリップが大きく片手で撃ちづらい。
・ライトモジュールが、ほとんど意味がない。ライトモジュールをつけると、使えるホルスターがほとんどない。
・サイレンサーを付けたままホルスターに携帯するのは難しい。
・リアサイト、フロントサイトともにスライド一体型なので調整できない。命中精度が高いだけに残念。
2006/5/27 追加

チューニング

トリガープルの改善、トリガーバー破損対策

この銃の欠点の一つがトリガープルの重さと、それによるトリガーバーの破損です。
トリガーバーが破損すると、ノズルを前進させるためのアームが動かなくなり、ノズルとチャンバーでの間の気密が正常に保たれなくなったり、給弾が完全にされなくなったりします。
解決方法は、ノズルを前進させるアームにかかる負担を少なくすることが上げられ、これを行うとトリガーが若干軽くなります。
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スライドをハズし、裏側を見た画像です。
赤色で囲まれたスプリングが、ノズルを後ろから押し込むスプリングです。
このスプリングを何巻きかカットする事で、トリガーをプルが多少軽くなります。
もっと詳しく書けば、トリガーを引ききる直前の段階、トリガープルが一段階重くなった段階での重さが軽減されます。
このスプリングをあまり弱くしすぎると、ノズルとチャンバーの間での気密が甘くなり、パワーがダウンしてしまいます。
ためしに何巻きかカットしてみましたが、その後、何千発撃ってもトリガーバーの破損は起きなくなりました。
スプリング後方は複雑な形状をしているため、スプリング前方をカットしたほうが簡単です。
また、青い円で示した位置に若干シリコンオイルを塗っておくことをオススメします。

2007/3/11追加

ハンマー・トリガーバーの磨き

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 ハンマー、トリガーバーのかみ合う部分を目の細かい紙やすりで磨くと多少トリガープルが改善される場合があります。

トリガーバースムーズ下降処理

 トリガーバーはハンマーを開放する瞬間、やや下降します。
 この下降がスムーズにいかない場合、トリガーを引ききる瞬間に非常に重くなる事があるようです。
 対処法としてはトリガーバーを押し下げる部分をスムーズになるように削る、また、トリガーバーが押し下げられる部分に多めにグリスを塗っておくことがあげられます。
 この処理でトリガープルがだいぶ変化します。
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左=ハンマーをあげた状態。右=トリガーまで限界まで引ききった状態。
白く見えるのはグリス

ハンマーが上がっている時に、マガジンを差し込めない場合

 ハンマーが上がっている時、弾の入っているマガジンを装填しようとしても、マガジンを押し込む最後で引っかかりが生じる場合があります。
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正常な状態。

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弾が若干前に出ている状態。

この現状は、二枚目の写真のように、マガジン一番上の弾が若干前に出ている状態の時で、なおかつハンマーを上げた銃にマガジンを差し込むと発生します。
無理してマガジンを叩き込むのは、あまりよくありません。
マガジンリップの一部を削ることで解決できます。
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マガジンリップのこの位置を若干斜めに削ります。
すると、弾が多少前に出ている状態で銃本体にマガジンを装填しても、弾がすくなり斜め後ろ下に降りるので安全です。

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