電動ガンチューニング
電動ガンのチューニングにおいて一般に言われているようなことを、個人的見解を含めて説明します。
メカボックス内
メカボックス内は銃の作動の主要パーツが詰まっています。
後方吸気ピストンヘッド
実際どれだけ効果があるのかは別にし、ピストンへの吸気がスムーズになると言われています。
特に高速連射を行う銃において、吸気不足に陥りにくいようにする効果があると言われています。
カスタムパーツでも発売されていますが、ノーマルパーツから自作することもできます。
ピストン
ピストン自体にもいろいろなパーツがありますが、ノーマルパーツでも充分な耐久性、性能を持ちます。
ピストンの重量について、重い方が良い説、軽い方が良い説と両方あります。
スプリング
パワーを上げ下げする際、もっとも効果が分かるのは、このスプリングを変更することです。
スプリングを強くすればするほど、その銃の燃費が落ちます。
極端に言えば1バッテリーで100発も撃てなくなることや、あるいはまったく発射できなくなることもありえます。
仮に動いたとしても、強力なスプリングは銃に大きなダメージを与え、内部パーツを破損する恐れがあります。
少し強いスプリングをくむだけなら安全ということもありません、ちょっとでもパワーを上げるなら破損率が上昇したり耐久性が縮む事も覚悟の上で。
よく使われている1jレギュレーションに対して安全なカスタムスプリングはほとんどありません(もしかすると全くない)
市販品カスタムスプリングで1j以下になるように宣伝されている物でも、実際に組み込んだ場合、そのほとんどが1jをオーバーします。
弾速計を持っていない場合、ゲーム会にスプリング交換した銃を持ち込んだ時、使用禁止になるのは覚悟の上でスプリング交換を行ってください。
ノズル
カスタムパーツのノズルには、たいていエア漏れ防止のOリングがついています。
このタイプのものはほんの僅かですが初速向上が望めます。
また、ノズル吹き出し口がノーマルのような十字形ではなく、円形の物はエア吹き出しが若干スムーズになるという話ですが、実際の効果は不明。
円形吹き出し口のものを使用する時は、かならずピストンヘッドを後方吸気のものに変えなければなりません。
ギア
ギア比が違うものはより強いトルクを生み出したり、速い連射を可能にしたりします。
また、カスタムパーツのギアの殆どはノーマルより固い素材で出来ており、耐久性があります。
とはいえ、ノーマルギアでも普通に使ってる分にはギアが壊れることは稀です。
弾詰まり等でピストンクラッシュが起きた場合に壊れてしまうのはしかたないことです。
ノーマルギアの耐久性が不安な人向け。
グリス
一般に素早く動く部分には粘土の低いシリコンオイル。低速で動く部分には粘度の高いグリスと言われています。
素早く動く場所、つまりピストンレールにはシリコンオイルを使用し、ギア自体にはグリスを使うのが良いでしょう。
ギアによって使い分ける方法もあります、たとえばセクターギア(ピストンに接触しているギア)は低速で動くため高粘度グリス、逆にベベルギア(モーターのピニオンギアと接触しているギア)には低粘度のシリコンオイル。といった具合です。
メカボックス外
バレル
精密バレルにすると若干初速が向上する傾向があります。
ただし、肝心な命中精度に関してはあまり変化がありません。
チャンバー
命中精度というか弾道安定性に大きく関わります。
ノーマルで使っていますがノーマル以外でドレが良いかはわかりません。
物によっては2発給弾などのトラブルに見舞われるカスタムパーツもアリ。
電気系
電気を送るパーツ、つまりコード、ケーブル、スイッチ等での電気抵抗を減らすことで性能を向上させることができます。
具体的に言えば連射速度が上がり、バッテリー一本で撃てる弾数、すなわち燃費も向上します。
電気抵抗については中学の理科で習うはずですので説明は行いません。
コネクタ
コネクタは非常に多くの抵抗になります。
たとえばストックと本体を繋ぐ場所にあるコネクタを排除し、コード直結にするだけで電気抵抗が減ります。
コネクタは少ないほど良いわけですが、バッテリーと本体を繋ぐ箇所についてはかならず必要です。
この場所のコネクタを一般の電動ガンで使われているものをやめ、ラジコン用の平型コネクタにすることで電気抵抗が減ります。
このへんのパーツはラジコン系のショップで手に入ります。
カスタムモーター
カスタムモーターは連射速度が向上するものが多いのですが、燃費が落ちる傾向があります。
効果は実感しやすいようです。
スイッチ
長く使っているとスイッチが焼けこげることがあります。
最近、トリガーを奧まで引かないと作動しなくなった・・・と感じているのであれば、それはおそらくスイッチが痛んでいます。
接点グリスをスイッチ接触部分に薄く塗ることでダメージを減らすことができます。
スイッチの痛みは高電圧バッテリー使用時のほうがダメージが大きいです。
バッテリー
高電圧バッテリーは簡単に連射速度をあげることができます。
反面、ある程度の連射速度を超えると簡単に銃が壊れてしまうためお薦めできません。
通常の8.4Vバッテリーが一番バランスが取れていますが、9.6V程度なら許容範囲になりやすいです(銃にもよるのでいちがいには言えません。使用は自己責任です)
9.6vバッテリーを使うだけで連射速度が目に見えて上がります。ただし破損率も。
外装系
サイレンサー
発射音が多少小さくなります。
銃が長くなり、とりまわしが悪くなるため、動き回るプレイヤーならサイレンサーはない方が良いです。
じっとしていて狙撃中心に使用するならサイレンサーがあったほうが良いので、スタイルにより使い分けとなります。
アルミレシーバー
重くなる反面、耐久性と剛性が目にみえてアップします。
ただし組み込みが大変なものもあるので、初心者にはお薦めしがたいです。
スコープ・ダットサイト
索敵しやすくなったり狙いやすくなる道具。
用途によっては邪魔なだけ。
たとえば動き回るプレイヤーがスコープを付けたところで有効利用は望めません。
ダットサイトは比較的万能、しかし敵弾がレンズに当たると割れることがあるので注意。