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ブッシュマスターウルトラカスタム -

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ブッシュマスター・ウルトラカスタムは[[アサヒ・ファイアーアームズ]]のオリジナル銃である。__


,分類,[[BV式]][[ガスガン]]__
,製造者,[[アサヒ・ファイアーアームズ]]__
,発売,1990年__
,生産数,3000丁(左効き用、ショーティー、ブラックモデル含む)__
,生産状況,絶版__

*発売前の宣伝__
1989年の8月、アサヒファイアーアームズは新たな銃の発売予告をした。その銃こそブッシュマスター・ウルトラカスタムである。__
既存の部品の流用ではなく、全て全く新しい設計で10年以上使えることを前提に設計したと宣伝した。__

バレル移動量やサブチャンバースプリングとインナーバレルテンションの相対関係などの設計にはコンピューターが使われた。
まだPCがあまり普及していない時代において、この宣伝効果は高かったと思われる。__

*外観と名前__
名前に[[ブッシュマスター]]を冠しているが、実銃には存在しないモデルで外観も独自の形状を呈している。__
(どちらかといえば[[SA80]]に近い。)__

*性能__
ユニットがかなり後部に位置した結果、バレルの長さと重量を稼ぐことに成功している。__
また、インナーバレルにはストレートライフリングが入っており、命中精度の向上が図られている。__
(当時の自主規制にあわせたパワーダウンをするのが目的だった、という意見もある。)__

同時にこの銃はこの時代においては珍しくユニットとインナーバレルが一直線上に並んでおり、__
それをアルミプレスの外装が覆いかぶさる構造となっているため剛性が高く、__
かつ無駄が少ないことからBV式としてはかなり高い性能を誇っていたとされる。__

マガジンは同社製品の[[ブッシュマスター]]や[[FN FNC]]などの物が使用できた。__
マガジンは同社製品の[[ブッシュマスター]]や[[FN-FNC]]などの物が使用できた。__

また生産数は少なかったものの、左利き用の物や樹脂パーツが黒の物、ショーティモデルなども存在していた。__

*生産中止
1990年2月頃、[[ASGK]]はアサヒ・ファイアーアームズに対し、金属パーツが多すぎると指摘。__
その結果、このモデルは生産中止となり、残り1000丁のみの限定生産となった。__

*電動ガンの時代__
それから年が流れ、[[電動ガン]]が本格的にサバイバルゲームの中心となってくると、同社製のFNCやM249と異なり[[メカボックス]]を入れることができないこの銃は中古でもあまり見向きもされなくなってしまった。__

規制が可決され、このようなパワーを出しやすいタイプの[[BV式]]の銃を持つことが難しくなってしまった現在では、もはや稼動品を手に入れることは難しいと思われる。__