レギュレーションとは


 サバイバルゲームをするにあたり、レギュレーションという言葉を聞くかと思います。
 これはルールの一つで、パワーや弾数に対する規制を定めた物です。
 たとえば銃のパワーはどこまで、使える弾の重さはどこまで、1ゲームに使える弾数はいくつまで、という物があります。
 このレギュレーションは、チーム、ゲームによってまちまちで、全国共通ルールといったものはありません。

なぜレギュレーションが必要か?

 レギュレーションが必要な理由は、対等なゲームと安全面にあります。

 たとえば銃のパワー(弾の威力です)に対するレギュレーションが無ければ、弾が当たればケガをするようなパワーのエアガンを、そのゲームで使えることになります。
 もし、そのようなハイパワーの銃を使うプレイヤーがいれば、危険なことはもちろん、ノーマルの銃で相手をするにはあまりにも不利になり、対等ではないゲームとなってしまいます。

パワーレギュレーション

 レギュレーションで、もっとも一般的で重視されるのが、このパワーレギュレーションではないでしょうか。
 銃の弾の威力を規制するものです。
 一般的には弾速計を使い、弾の撃ちだしスピードである初速を測定します。
 そこからパワーを割り出し、規定のパワーを越えた銃は使用を不可とします。

 もし、弾のスピードが同じであっても、弾の重さが変わればパワーも変わります。
 初速が一緒であれば、重い弾のほうがハイパワーなため、重いパワーでは低い初速でも使用不可とするか、初速測定時は特定の重さの弾を使うことが多いようです。

 弾の威力は、以下の式で求めることができます。

 パワー(ジュール値)=初速(秒速メートル)*初速(秒速メートル)*弾重量(グラム)/2000

 この弾のパワーは、弾の持つ運動量で、単位はジュール(J)で表されます。

 一般的には0.2gの弾で初速が100m/sまでといった「1ジュールゲーム」が多いようです。

 パワーレギュレーションは安全面に大きく関わってきますが、これは何もサバイバルゲームプレイヤーだけに対してではありません。
 パワーが大きい銃では飛距離もましますから、フィールド近くを通りかかる通行人に弾が当たる可能性もあがります。
 もちろん、そのような場所ではゲームをしないのが一番なのですが、誰もが全ての撃ちだした弾を、地面に到達するまで目で追ってるわけではありません。
 遠くで視界から消えた弾が、通行人や車に当たっている可能性が100%無いとは言い切れないのです。
 そして、その可能性は銃のパワーがあがればあがるほど高くなるわけです。

弾重量レギュレーション

 弾の重量を定めたレギュレーションです。
 弾が重ければ空気抵抗や風にうちかちやすく、命中精度が高くなりやすいのですが、銃のパワーも必要なことが多くなります。
 よって、かりに使える弾の重さが無制限であっても、重い弾を使うことが有利ではありません。
 一般に1J程度のレギュレーションであれば、0.3g以下の弾のほうが良いようです。

 この一般的なレギュレーションは0.2g以下か、0.25g以下。
 ボルトアクションライフルなどのスナイパーライフルにかぎり、0.3gの使用を認めているところがある程度です。

弾数制限

 1ゲームで使える弾数を定めた物です。
 これがないと多弾数マガジンを大量に持ち、多くの弾を撃てるほうが有利になりがちです(撃ちまくることは必ずしも有利になるわけでなく、敵に居場所を教えるなど不利になることもありますが)
 多くの多弾数マガジンを揃えること、大量の弾を消費することは、金銭力が戦力に関係してきます。
 さらに、大量に弾を消費するということは、BB弾というゴミを大量にまき散らすことから、環境にも優しくありません。

 さらにはフルオートでトリガーを引き続け、相手のヒットコールを聞きとれず大量の弾を撃ち込む「オーバーキル」の確率も上がります。
 フルオートでトリガーを引き続ければ、相手のヒットコールが聞き取りづらくなるのは当然です。「電動銃は発射音がうるさいのでヒットコールが聞き取りづらい」は言い訳にすぎません。
 他に、大量の弾を消費するゲームは、狙いさだめないバラ撒きが多く、ゾンビ(弾が当たってもヒットコールをしないプレイヤー)を生み出しやすい。
 撃ちだされる弾が多いだけに、ゲームとは関係ない所まで飛んでいく弾も増える。というマイナス面が存在します。

 弾一発一発に伴い、0パーセントに限りなく近い危険率が生じます。
 一発も撃たないのが一番安全なのでしょうが、それではサバイバルゲームが成り立たたないため、サバイバルゲームで不自由を感じることのない程度の弾数制限をもうけるのが良いでしょう。

 一般的な弾数規制は300発程度だと思われます。

レギュレーションが無いと

 レギュレーションが無い場合、一番の問題となってくるのはパワーです。
 一人が少しのパワーアップスプリングを使うと、その一人だけが若干有利となります。
 そうすると、他のプレイヤーが、それと同等のスプリングを組み込み、チーム全体の銃のパワーが少しずつあがっていきます。
 さらに、一人が周囲より、また少しパワーアップを行い、他のプレイヤーが、それをマネて同程度のスプリングを組み込み、また一段階あがります。
 これを繰り返すうちに、チーム全体の銃のパワーがあがってしまい、危険性が増します。
 じょじょにパワーがあがるということは、本人たちにとっては危険なゲームをしているという実感がわきづらく、それが普通となってしまいます。

 また、パワーアップした銃では遠くまで弾が届くため、周囲に対する危険性が高く、より広いフィールドを必要とする上、銃への負担もまし、銃の破損も増えます。
 その破損に耐えるために強化パーツを組み込むため、金銭面でも負担が増え、そこまでついていけないプレイヤーは、やがてチームから離れていってしまうでしょう。

 弾の重量や弾数規制についても、無ければ無いなりの問題が出てきます。

もしこれからレギュレーションを決めるのであれば

 もし、これを見ている方で、これからレギュレーションを決めたいが、どう決めればよいのか分からない……と悩んでいる方に向けて、すこし書きます。

 まず、サバイバルゲームのレギュレーションに全国統一のものはありません。
 だいたい多いようなルールは、1ジュール、弾は0.2gか0.25gでしょうか。
 弾数は制限が無いところもありますし、あるところもあります。

 私が薦める初心者向けの単純な物は、以下のようになります。

パワー

 パワー規制は必ず必要です。無ければチーム内でのパワーアップ競争が起きてしまいます。
 無難なのは1ジュール以内、ただし「パワーアップは禁止」とします。
 弾速を厳密に測るとすれば、弾速計が必需品です。
 ただし、あらかじめパワーアップを禁止としてしまえば、特に電動にいたっては、どんな銃でだいたい対等です。
 ただ、このレギュも完璧ではなく、たとえば電動で、スプリングを変更しなくても、スプリングガイドやノズル、バレルを変えることで多少のパワーアップが可能です。
 基本的には、そのへんもノーマルのみとするのが良いかと思いますが。

弾重量

 弾の重量は0.2か0.25が普通でしょうか。
 固定ホップの銃では0.2gではまっすぐ飛んでくれない物も多いので0.25gまでとしてもいいかもしれません。
 中には0.25gでもまっすぐ飛ばない物も存在しますが(APS−2SVなど)、これはかなり少数です。
 あるいは「フルオートは0.2g、それ以外0.25gまで」と、フルオートのみに厳しくすることで大量の弾を消費しやすいフルオートの弾代を減らし、また、銃の種類により、多少の飛距離の差を持たせ、戦術に幅を持たせるのが良いと思います。

弾数制限

 弾数無制限は、環境問題、オーバーキル問題、ゾンビ問題へと繋がる部分がありますので、多くても300発以内に押さえたほうが良いのではないでしょうか。

i_back1.gif