ピストンの上下移動2


 前回のピストン上下移動からの続きです。

 前回の部分ではピストンが上下に震えながら前進しているのではないかという仮説を立てました。





 なぜこの現象がAPS2だけで問題になるのかというと、APS独特の長いピストン、それから弱いスプリングにあります。

 APS2のピストンは他の銃のピストンと比べて前後に長く、少しの傾きでもピストン後端の上下左右位置が大きく変化してしまいます。
 また、APS2のピストン後部の突起(シアとかみ合う部分です)はキズがつきやすく、それがまたピストン前進を妨げる要因となってしまいます。

 そこで一つの案ですが、ピストン後部には軽くだけオイルを吹きかけた方が良いかもしれません。
 もちろん大量に塗ってはピストンカップより前方までオイルが吹き出してしまうので悪い結果となってしまいますが、ピストン後部にだけ薄く塗るのは初速、弾道を安定させるために有効かもしれません。

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