サバゲニッポン昔話
ネコ田さん「なんかこの物語もだんだん壊れてきたにゃ〜」
クマノフ「すでに現実性のかけらもないクマ」
うさぴょん「とっても現実的ぴょん」
ネコ田さん「そうは思えないにゃ〜」
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ハンドルネーム:マジカルZ
おい!なんだそれ?反則的すぎるだろ。
ってかドナレドのキャラがいかんとおもう。
イングラム好きなのに、ドナレドじゃあネ・・・。
期待してただけにつまらなカッタ。
第二作に期待します。
もうちょっと現実的にシテクレヨ〜〜。
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ネコ田さん「この人も俺と同じ考えにゃ」
うさぴょん「おかしくないぴょん」
ネコ田さん「うさぴょんの考えはよく分からないにゃ……」
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ハンドルネーム:努羅衛門
ドナレドありえね〜よ反側だろ反側!フラッグかくしたりしたら反側負けだろ〜!
ネコ田さんもなんとかいってやってくださいよ!
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ネコ田さん「そうにゃ、反則にゃ」
うさぴょん「きっと審判もドナレドが怖くて注意できないぴょん」
エリー「なんだかありそうな話ね……」
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ハンドルネーム:ばんぱく
グリ夫復活!?
ドナレド無敵!?
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ハンドルネーム:kouhei
すっげえ! なんかいい勝負だなw
グリ男に何があったのか気になるが・・・・w
ってかグリ男なんつ〜銃使ってるか教えてくれません?w
最後1対1の勝負か〜スパスも無いし・・・・・
がんばれトラ吉!
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ネコ田さん「なんでグリ夫復活したのかにゃ……」
うさぴょん「わからないぴょん」
ネコ田さん「あの銃って何だろうにゃ」
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ハンドルネーム:ENIAC
こんばんは
ああ、やっぱグリ夫でしたか^^
サンダースかとおもったんだけどな〜
今回はなんかエイリアン(?)VS特殊部隊ってカンジでしたねぇw
おもしろかったです
最後にエリア丸ごとバーガーに変えちゃってたけど、
反則じゃあないんですか?
人(?)も変えちゃってたし危なそうなんですが・・・
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エリー「反則でしょ。どうみても」
クマノフ「しかしあの顔が一番の反則クマ」
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ハンドルネーム:レイヴン
前半はマトモな話だったのに、後半からはもうハッチャケてますね。
それより、心なしかグリ夫が強くなってる気が!!
新世紀グリ夫伝説ですね^^(ぇ?
トラ吉一人になっちゃったけど、頑張ってドナレドを倒してくださいね。
もう頼れるのはトラ吉のみ!!クマノフさんは弱体化してしまったので・・。
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クマノフ「弱体化してないクマ」
エリー「そうよ。トラ吉が強くなってるのよ!クマノフ様は以前のままよ」
クマノフ「それは私がトラ吉より成長してないみたいクマ……」
ネコ田さん「そんな気もするにゃ……」
クマノフ「クマー」
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ハンドルネーム:Zドナレド
ふと思ったのですが、最新の電動グロックやM4−S
システムなんかは話に出てくるのでしょうか?
あと、個人的にはマルイのBBローダー一個で戦う奴
を出してほしのですが
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うさぴょん「マルイのローダーだけでどうやって戦うぴょん?」
ネコ田さん「あれって弾飛ぶにゃ」
うさぴょん「そうぴょん?」
ネコ田さん「ちょっとだけ飛ぶにゃ」
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ハンドルネーム:ややや、や
ぐりおヒットすかそれにしてもぐりおのキャラメルはなぜ減らないんですか。まさか箱の中は4次元空間に?
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うさぴょん「あれは補充してるぴょん」
エリー「箱だけ一緒ってやつね」
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ハンドルネーム:92Fが好きです♪
出来上がったハンバーガーはどうするんですか?(笑)
まあ、ネコ田さんはハンバーガーにされなくともエリーさんに食べられると思いますが・・・w
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クマノフ「私とワグマンが全部食べるクマ」
ネコ田さん「貧乏コンビにゃ」
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ハンドルネーム:Vz61
ついにこの男がキタキタキターッ!グリオ再登場マンセーです!
しかしグリオの装備は・・・AKS‐74Uとか言う奴ですか?
スモーキー○の価格で6万位したような気がするんですが、まさかグリオにそれほどの金は無いし・・・まさか!?
グリオ:「ええい、金融の白い悪魔はバケモノか!?」
このセリフを繰り返す事のありませんように・・・
ドナレド、お前はもう年には勝てぬ・・・と思いま
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クマノフ「AKS74Uとは違うクマ」
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ハンドルネーム:ありたか
あのスナイパー達を見たとき映画スターリ○グラードを思い出してしまった・・・
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ネコ田さん「あのスナイパー達って誰にゃ〜?」
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ハンドルネーム:MP5
あードーラク、パン太と同じめになってしまいましたね。つーか、かにバーガーて、うまそうですよね〜
一個182円って感じですよね!!
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クマノフ「犠牲者が増殖中クマ」
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ハンドルネーム:ドコパモ
『ドーラクは体をひねって左手で撃とうとしました。』
あれ・・・?カニって体ひねれましたっけ・・?
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クマノフ「試しに私が無理矢理ひねってみるクマ」
エリー「クマノフ様、割れちゃったらどうするのよ!」
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ハンドルネーム:ありたか
このネコタさんかっこいい!
近所の野良猫と分隊つくったらどうですか?
紹介しますよw
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ネコ田さん「俺はいつでもかっこいいにゃ」
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ハンドルネーム:虎太郎
ムキー!!トラ吉兄ちゃん何やってんだよ!
難波のロッキーと呼ばれた兄ちゃんがそんなキチ*イ相手に苦戦して・・・・
もしここで負けたら、父ちゃん母ちゃんが落ち込むだろ!だから負けんなよトラ吉兄ちゃん!
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クマノフ「トラ吉の弟クマ?」
うさぴょん「グリ夫以外にも家族の登場ぴょん?」
第46話:怒りの日
フィールドに突然現れた巨大なハンバーガー。
直径100mもあるような、そんな巨大のハンバーガーの上。
ブッシュもなにも隠れる場所がないこの場所に、ドナレドとトラ吉が向かい合っていました。
「なんや……ようはあのフィールドやわいに勝てへんってことやな」
「ひゃっひゃっひゃっ……フィールドを変えるのも実力のうちだ。おまえにこの技術はないだろう?ないだろうっ!?ないだろぉぉぉぉぉぉぉっ!?」
狂ったように、いえ……もともと狂っているのですが、ドナレドが叫びました。
トラ吉がM93Rをドナレドに向けました。
「隠れる所がない以上、撃つしかないやないかい!」
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ☆
「ドナドナドナドナドナドナドナレドマジック!ドナドナドナドナドナドナドナレドマジック!ドナドナドナドナドナレドマジック!ドナドナドナドナドナドナドナレドマジック!ドナドナドナドナドナドナレドマジック!ドナドナドナドナドナドナレドマジックゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!」
異常なまでの早口言葉。
スローモーションで聞かなければ絶対に何を言っているのか理解できないほどです。
ぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼんっ☆
全ての弾がハンバーガーに変わっていきます。
「まだやっ!」
トラ吉はマガジンを落とし、マガジンポーチから最後の一本のマガジンを取りだし、素早く銃に入れ、前進しました。
ドナレドに向かって、撃ちながら。
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ☆
「ドナドナドナドナドナレドマジック!ドナドナドナドナレドマジック!ドナドナドナドナドナドナレドマジック!ドナドナドナドナドナレドマジック!ドナドナドナドナドナレドマジック!ドナドナドナドナドナドナレドマジック!ドナドナドナドナドナドナドナレドマジックゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!」
ぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼんっ☆
やはりハンバーガーに変わっていく弾。
トラ吉がさらにマガジンを落としました。
そしてマガジンポーチに伸びる左手。
しかし、そこに残っているマガジンは一本もありません。
「ふゃっひゃっひゃっひゃっ……弾が尽きたか。ふひゃーーーーーーーひゃひゃひゃっ!!」
トラ吉の右手にはスライドが下がったままのM93R。
エジェクションポートから見えるチャンバーにも、マガジンにも弾はありません。
トラ吉は駆け出しました。弾の無いM93Rを持ったまま。
ドナレドに向かって全力で。
「ふひゃーーーーーっひゃひゃひゃっ!!死ねいっ!」
自分に向かって走ってくるトラ吉に向かい、イングラムを向けるドナレド。
距離はもう5メートルもありません。
バラララララララララ☆
トラ吉は僅かに横にステップしました。
トラ吉の顔のすぐ横を白いBB弾が横切っていきました。
そのままドナレドのすぐ横を全力で駆け抜けます。
「ふひゃっ!?」
ドナレドが首を左側にまわし、駆け抜けていったトラ吉を見ました。
トラ吉はそこにいました。
ドナレドの斜め後方に。
その場で止まっていました。
その時……
ぽとっ☆
ドナレドの脇腹から落ちた一発の白い弾。
「ふひゃーーーーーーーーーーーーーーぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
「ヒットだよっ!ヒットだよっ!どうしてヒットなんだよっ!ふひゃーーーーーーーーーはっはっはっはっはっ!」
ドナレドは地面に膝をつき、天を仰ぐように叫びました。
まるでキチ●イのように、空に向かって笑い出したのです。
「ふひゃーーーーーーーーーーーひゃひゃひゃっ!撃たれたよっ!撃たれたよっ!撃たれたよおおおぉっ!ふひゃーーーーーーーーーーーーーーひゃひゃひゃっ!!!」
ドナレドは怒りも悔しさも通り越してしまったのでしょうか。
まるでアホのように笑い続けています。
トラ吉が振り向きました。
もう人生どうでもいいようになったドナレドに視線をやります。
そのトラ吉の右手には、スライドストップがかかったままのM93R。
左手にはコルト.25ポケット。
トラ吉はドナレドの側面を駆け抜ける瞬間に、左手のコルト.25ポケットで一発をたたき込んだのです。
「ひゃっひゃひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっ!」
ドナレドは笑いながら、立ち上がって歩き出しました。
「ひゃーーーーひゃーーーーーーーーーっひゃーーっひゃひゃひゃっ」
ドナレドは歩き続けます。
「ひゃっひゃっひゃーーーーーーーーっ」
ハンバーガーの上ですから、外側に行けばいくほど傾斜がきつくなります。
「ふひゃっひゃっひゃっひゃっ」
ステン☆
ドナレドの足が滑りました。
そしてそのまま滑り落ちるかと思う時。
がしっ☆
その腕を掴む手がありました。
トラ吉の手です。
「ふひゃぁぁぁぁぁぁ!?何をするっ!?」
「何しとるんやっ!死ぬ気かいな!?」
トラ吉は必死にドナレドの手を掴んでいます。
もしトラ吉が手を離せば、ドナレドはこのまま滑り落ちていくでしょう。
そして、この巨大なハンバーガーから落ちればどうなるか。それは簡単に予想できます。
ズズズズ☆
トラ吉の足も滑っていきます。
「ふひゃーーーーーーひゃひゃひゃっ!おまえこそ何をしているっ!おまえも死ぬぞぉぉぉぉ!ふゃーーーーーーっひゃひゃひゃっ!」
ドナレドの言うとおり、トラ吉の足はズルズルと滑っています。
ズルズル……
ズズズズズ……
二人共、斜面を滑り落ちていきます。
「……あかんっ……滑ってまう!」
必死にトラ吉は片足を上げ、地面にたたき込みました。
ずぼっ☆
今度は反対側の足を上げ、地面にたたき込みます。
ずぼっ☆
柔らかい地面、ハンバーガーのパンに両足を埋め込みました。
「これで滑らへんで!」
「何をしているのだぁぁぁぁ!?おまえはなぜ私を助けるっ!?助けるのだぁぁぁぁぁぁ!」
「そんなん知るかいっ!」
「私を助けても得はない!無いのだよっ!なのになぜっ!」
「おまえはどうしようもない悪人や!せやけど、わいが助けられるんやったら助けとく!それだけのことやっ!」
「な、なぜだっ!なぜなんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
ドナレドの目には涙が浮かんでいました。
「そんなの知らんがな!おまえこそなんなんや!死にたいんかいっ!」
「ふひゃーーーーーーひゃひゃひゃっ!そうさ!その通りさっ!死にたいのさっ!私は死にたいっ!死にたいのさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
「な、なんでやっ!なんでそんなことするんや!?」
「ひゃひゃひゃっ。それが契約だ。契約なのさっ!ふひゃーーーーーーひゃひゃひゃっ!」
「け、契約やって!?」
「ひゃひゃひゃっ……私は、私は悪魔と契約したのさっ!」
「悪魔との契約っ!?なんやそりゃ!?」
「……ひゃひゃひゃっ……教えてやろうっ……こっそりと……教えてやろうじゃないかっ!」
今から10年以上昔のことです。
この頃、マクドナレドは世界展開し、何千というお店が世界各地にありました。
しかし、ここ数ヶ月、なぜかお客さんは減り続けていました。
理由は分かりません。しかしお客さんが減りつつあるという現実だけがあるのです。
ドナレドにはその原因が想像もつかなかったのです。
しかしあの日、その理由が分かる日がやってきたのでした……
ドナレドは日本国内のある店舗のカウンターに立っていました。
お店にパンダの親子、母親と子供がやってきました。
「いらっしゃいませー」
いつものように、とびきりの笑顔で挨拶するドナレド。
「ほら、パン太は何にするの?」
パンダの母親が小さな子供に向かって問いかけました。
するとその子供は……
「僕いらないよ〜」
「あら、どうしたの?ハンバーガー好きだったでしょ?」
「だって〜……だって〜」
「だってどうしたの?」
「ミミズバーガーなんて食べたくないよ〜」
ずしゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーん☆
稲妻に打たれたような衝撃がドナレドを襲いました。
ドナレドの驚愕の表情。そして背景には黒い背景に一筋に稲妻。
「え?ミミズバーガー?」
「そうだよ〜、学校でみんな言ってたよ〜。ここのハンバーガーは牛肉じゃなくて食用ミミズの肉を使っているんだよ〜」
「あら、そうなの?困ったわねぇ。じゃあ他のお店に行きましょう。そうね……道の向かい側にある、白いおじいさんのお店に行きましょうね」
「うん〜、それがいいよ〜」
お店を出ていく二人。
その二人の背中を、ドナレドは呆然と眺めることしか出来ませんでした。
二人が出ていった後……
ドナレドはがっくしとカウンターに倒れ込みました。
この噂が、ここ数ヶ月でお客さんが減っている原因だったのです。
『マクドナレドのハンバーガーは食用ミミズの肉を使っている』
そんな噂でした。
ドナレドの目から涙があふれ出ました。
止めようとしても止まらない涙。
言葉では表現できないほどの悔しさ。
今まで自分は、みんなにおいしいハンバーガーを食べて貰い、その笑顔が最大の喜びだったのに……
今まで自分がしてきたことは何だったのか……
何のために自分はここまでやってきたのか……
今までの皆の笑顔は偽りだったのか……
自分の存在意義は何なのか……
ドナレドはカウンターから顔を上げました。
その顔はさきほどまでのドナレドの顔とは別人のようになっていました。
怒り、狂気、そして復讐心に満ちていたのです……
「私はあの日!あの日誓った!もうマジメにハンバーガーを作ることなどしないと!そ、そう誓ったのだ!」
「……そ、そないなことがあったんか……」
「だから私は悪魔と契約をした!悪魔との契約で、このドナレドマジックを手にいれた!しかしその代償として一つ約束をしたのさ!」
「ど、どんな約束やっ!」
「サバゲに負けたら命はないのだっ!ふひゃーーーーーーーひゃひゃひゃっ!助けても無駄だ!無駄なのさっ!」
ドナレドの目からは涙から散っていました。
その表情は先ほどまでとのドナレドとは違う顔。
とても優しげなピエロの顔でした。
きっと昔のドナレドも、こんな優しいピエロだったのでしょう。
「最後に私からも一つ聞きたい、聞きたい!」
「な、なんやっ!?」
「ポースを知ってるか!?アメリカからやってきたトラだ」
「なんでおまえがポース師匠を知ってるんや!?」
「……や、やはりそうか……そうなのか!!ポースは、私とサンダースの友達だ!友達だった。私たち3人は、よく一緒にサバイバルゲームをしたものだった」
昔を思い出し、ドナレドは続けました。
「お前の動きを見れば分かる。お前の動きはポースそのもの……いや、それ以上だ」
ドナレドは涙を溢れさせながら言いました。
「師匠の友達だとは思わんかったわ……」
「おまえは私を助けようとしたくれた。その礼をしよう……私が今までハンバーガーにしたもの全てを元にもどそう……」
ドナレドは空に向かい片手を伸ばし、指先を動かしました。
大空に向かって「m」の字を書くように。
「ドナレドォォォォォォッ!マジックゥゥゥゥゥッ!」
指先から小さな星がたくさん現れました。
その無数の星々は、空に向かって飛んでいきます。
やがて、空高く上がったところで、それぞれの方向へと散っていきました。
今までドナレドがハンバーガーに変えた物に向かって行ったのでしょう。
トラ吉がその飛んでいった星々を見上げたその時。
ドナレドがトラ吉の手を払いました。
ドナレドの腕とトラ吉の手が離れます。
「アホ!何しとるんやっ!」
「さらばだ……さらばだトラ吉……」
ドナレドの体がハンバーガーの斜面の滑り落ちていきます。
みるみるうちに小さくなり、そして最後にトラ吉の視界から消え、落ちていきました。
「な……なんや、結局助けられなかったやんか……それも師匠の友達をや……」
悔しそうにトラ吉はハンバーガーの地面を叩きました。
腕がハンバーガーにめり込みます。
トラ吉が乗っている巨大ハンバーガーも、ゆっくりと元の姿に戻っていきます。
数分後、巨大なハンバーガーは跡形もなくなっていました。
完全に元の森に戻ったのです。
フィールドから出てくるトラ吉。
チンドン、バンパク、ドーラク、グリ夫。
仲間の4人が嬉しそうにトラ吉に駆け寄ります。
「勝ったで」
「本当カニー!?すごいカニー」
一度はハンバーガーに変えられたドーラクも、元の姿に戻っていました。
ドナレドの最後の魔法のおかげです。
「バンパクゥゥゥ!」
バンパクも涙を流して喜んでいます。
「さすがトラ吉だ。あのドナレドを倒すなんて」
この試合、勝利したのです。
しかし一つの疑問が残りました。
「ほんでな、なんでグリ夫がここにおんねん?」
「入院してたはずカニー」
−−−もしかするとさらに続くかもしれない−−−
あまりにあきれたのでメッセージを送ってみる。